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観劇感想2024

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2024年の観劇感想をまとめます、
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2024年2月の記事一覧

中村屋初役の籠釣瓶花街酔醒

中村屋初役の籠釣瓶花街酔醒

今月の歌舞伎座公演はあと2日です。

夜の部は全体を観ましたが、昼の部は「籠釣瓶花街酔醒(かごつるべさとのえいざめ)」を一幕見席で初旬に楽しみました。

勘九郎さん七之助さん兄弟がともに初役で臨むとあり、ワクワクしていました。気持ちが晴れる話ではないからあまり好きではないのですけど。

江戸時代に起きた「吉原百人斬り」という事件をもとに三世河竹新七が書いた作品です。妖刀、村正の「籠釣瓶」は「ひとた

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「連獅子」勘九郎さん長三郎くん

「連獅子」勘九郎さん長三郎くん

今月の歌舞伎座は、十八世中村勘三郎十三回忌追善公演「猿若祭二月大歌舞伎」です。

初旬に夜の部を観てきました。

その日は勘太郎くんが体調不良で休演。父の勘九郎さんが猿若を演じることになりました。勘太郎くんを観ること叶わなかったのは残念ですが、父の奮闘はすごいものがあり楽しかった。

また、親子で連獅子も見ごたえありました。長三郎くんがもう10才だなんて。。時が経つのは本当にあっという間です。

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春風亭いっ休「二つ目昇進記念落語会」

春風亭いっ休「二つ目昇進記念落語会」

19日に行われた春風亭いっ休くんの「二つ目昇進記念落語会」に行ってきました。

いっ休くんとは、師匠の春風亭一之輔さんの一門になる前に知り合いました。いつか高座に上がるようになったら聞きに行くね、と言っていたのが、気が付いたら昇進してしまった。

師匠である一之輔さんの、毒舌なのだけど愛溢れる言葉や眼差し(ご本人が聞いたら’気持ち悪い’と言われそうだけど)が印象的であたたかい会でした。

いっ休く

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和歌山へ「紀の国ぶらくり劇場」

和歌山へ「紀の国ぶらくり劇場」

先週の大阪に続いて和歌山に行ってきました。

恋川純弥さんを観たくて日帰り遠征です。
猿之助さんが舞台にいなくなったら遠征することは無くなると思っていました。やっと芝居熱が戻ってきた。自分でも嬉しいし、観たいと思うパワーは新しい扉を開いてくれました。

今回の劇団は「新川劇団」です。純弥さんの母方の伯父に当たる新川博之さん創立、現在リーダーを務めています。息子さんの博也さん笑也さんが座長です。とい

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大阪観劇旅 2日目

大阪観劇旅 2日目

大阪旅の2日目のお話です。

本当は松竹座で歌舞伎を観ようかと思ったのですが休演日でした。1日目に行った浪速クラブの近くにもう一つ劇場があるのを発見。

なんと目と鼻の先で二つの大衆演劇の公演をしていました。歌舞伎で言うと歌舞伎座と新橋演舞場。初めてなら間違えそうな距離です。

「朝日劇場」では「たつみ演劇BOX」さんが公演中でした。お芝居にも力を入れていて歌舞伎と同じ演目を上演することも多いと聞

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大阪観劇旅1日目 後編

大阪観劇旅1日目 後編

先週の大阪旅のお話です。
1日目は、新世界の通天閣近くにある浪速クラブで「TEAM劇龍」の旗揚げ一周年記念友情会を昼夜にわたり観劇しました。

なんと昼の終演が16時!大幅に時間が超えるのは大衆演劇あるある。それにこの日は冒頭に口上がプラスされていたため想定内ではありましたが長かった(笑)

昼の後に友人と待ち合わせをしていました。純弥さんを観たいと歌舞伎友達が来てくれました。待たせてしまい店内に

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大阪観劇旅 1日目 前編

大阪観劇旅 1日目 前編

松竹座以外の目的で大阪を訪れるのは初めてでした。
恋川純弥さんがゲスト出演する浪速クラブを観たくて行ってきました。

浪速クラブの今月の劇団は「TEAM劇龍」です。座長の龍美麗さんは、スーパー歌舞伎Ⅱに出演した方です。猿之助さんのファンクラブイベントや年末リサイタルもいらしていました。

私にとって馴染ある二人の共演。しかもお芝居が「俵星玄蕃」でした。12月に観たので記憶にあります。松緑さんの玄蕃

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2月の観劇

2月の観劇

2月がスタートしました。

今月も好きな舞台を観に行く予定です。

今日は歌舞伎座、大阪松竹座が初日でした。
おめでとうございます。

歌舞伎座は十八世勘三郎さんの追善興行です。もう13回忌とは。。ただただ時の速さを思います。そして会いたいです。

中村屋の皆様が奮闘する昼夜の公演。私は夜の部を予定しています。時間があったら昼も行きたいと考えています。

実は松竹座の愛之助さん右近さん壱太郎さん方

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