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京都・ピアノサロンオーナーのちょっと気になるミニコラム

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2021年6月の記事一覧

助言を受け入れる器

助言を受け入れる器

人間とは厄介な存在で、第三者からの助言に対して、虚心坦懐に受け入れることができる場面というものは意外に少ないと感じます。かく申す私自身もそうです。

習い事のように、上手くなりたくて教えを乞う場合でも、上手くなりたいにもかかわらず、指摘されることに対して心理的に抵抗感が生じる場合があります。

もちろん、助言を行う者と助言を受ける者との相性ということもあると思いますが、最近思うのは、助言を「受け入

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【あ~あ 残念なピアノ弾き ―  agitato の罠】

【あ~あ 残念なピアノ弾き ―  agitato の罠】

「アジ演説」という言葉、今どきはあまり使わないのか、それは何とも分かりかねますが、この「アジ」は煽動すること・興奮させることを意味する agitation から来ているのは、周知の事実です。これと語源を同じくするのが、イタリア語の agitato 、知ってますよ、それぐらい! ― という声が聞こえてきそうです。

音楽事典の類には、「興奮して」とか「激して」とか書かれているわけですが、要するに動き

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ピアノコンクールでは何が問われているのか ― 岡目八目コンクール論

ピアノコンクールでは何が問われているのか ― 岡目八目コンクール論

ご承知の通り、最近の私どもの活動の一つが、各種審査用動画・音源の収録です。今週も、コンクール用の動画撮影の予定が幾つかあります。

そうなるとつい考えてしまうことがあります。コンクールってどういうもの?

特に、私どものところでは、これから音楽の世界で生きて行こうという方々が受けられるコンクールの収録依頼が多いのです。こういう方々は、コンクールにこれからの音楽人生を賭けるということになるのだろうと

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「大人になってからのピアノは上達が望めないものである」という言説 ― 本当にそうでしょうか???

「大人になってからのピアノは上達が望めないものである」という言説 ― 本当にそうでしょうか???

「大人になってからのピアノは上達が望めないものである」という言説も根強く存在しているようです。ですが、どうでしょう?

実は、私はその言説とは違う立場をとっています。もちろん、いくつかの制限事項はあります。

・絶対音感等臨界期までに獲得しないと獲得が難しい(ただし不可能とは限らない)領域はある
・加齢による運動機能の低下 ― 運動速度 および巧緻性の低下

ピアノも、運動機能の部分が少なからずあ

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有料か無料か

有料か無料か

以下は、とあるところに書いた文章ですが、こちらでも少し紹介しておこうと思っています。

音楽の現場でもよく問題になる「有料か無料か」ということをめぐって、私自身の感じるところを綴ったものです。

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有料か無料かという話は、サービスを提供する側もサービスを受け取る側も、ときにいろいろな思いが交錯するように思います。

演奏ということについては、昔はなかったですが、今は YouTu

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【あ~あ 残念なピアノ弾き ちゃんと使ってる?】

【あ~あ 残念なピアノ弾き ちゃんと使ってる?】

「あ~あ 残念な演奏だな~」 ― その残念ポイントを探すシリーズ、本日は約一年前に公開した私どもの動画コラムをまずはご紹介したいと思います。

タイトルは「残念な演奏から抜け出すために和解した方がいいもの」です。

え? 和解?

そうですよ。多くの方が毛嫌いしているアレ、アレちゃんと使っていますか? 

もしかして喧嘩していませんか? もしそうなら、そのアレとの和解をしませんか、という話です。

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【あ~あ 残念なピアノ弾き 雰囲気で何となく…になっていませんか?】

【あ~あ 残念なピアノ弾き 雰囲気で何となく…になっていませんか?】

「あ~あ 残念だな~と思えるピアノ弾き」にありがちな「残念ポイント」について、自戒をこめて綴るシリーズ、前回に引き続き、本日もブラームスの3つの間奏曲 Op.117 をとりあげます。

ちなみにこの作品、若い頃からから折にふれて弾いてきた曲です。先般昔の録音が出てきて、おそるおそる確認しようとしましたが、もう聞くに堪えないもので、数秒再生したところで止めてしまいました。そんな残念きわまりなかった思

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【あ~あ 残念なピアノ弾き 続・そのご意見にドキッ!!】

【あ~あ 残念なピアノ弾き 続・そのご意見にドキッ!!】

「あ~あ その演奏残念だなぁ~」という状態からの脱出を模索するシリーズ、前回は嫌味婆K子さんによる毒舌炸裂でしたが、今回少し違うケースです。

知識が増えることによって豊かさが増すのはピアノに限ったことではないと思いますが、知識が増えるとそれだけ先入観にまみれることにもなります。場合によっては、先入観による色眼鏡で、問題点に気づかないまま放置してしまうこともあります。

なので、ときに先入観なきご

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【あ~あ 残念なピアノ弾き そのご意見にドキッ!!】

【あ~あ 残念なピアノ弾き そのご意見にドキッ!!】

「あ~あ その演奏残念だなぁ~」という状態からの脱出を模索するシリーズ、今日は自分の演奏に対する他人様からどう受け止められるかというお話。ドキッとしますよ。

演奏という行為、無人島で自分のためだけに演奏するという方も中にはいらっしゃるかもしれませんが、大抵の場合は演奏を自分以外のどなたに聞いていただくことを前提とするものです。ですから、自分がどう弾きたいかということもさることながら、この演奏を聞

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【あ~あ 残念なピアノ弾き 語源は一緒でも ― アニメ違い!】

【あ~あ 残念なピアノ弾き 語源は一緒でも ― アニメ違い!】

「あ~あ 残念なピアノ弾き」シリーズ、止まりません、全く。なぜなら、あまりにもネタがありすぎますので。長年ピアノを弾いてきたこともあり、「残念なピアノ弾き」の失敗談だけは事欠きません。

今日もその中の一つをご紹介しましょう。この年になってくると、こういう恥ずかしい失敗談も、ネタに出来るようなりますね。これ、実話。もちろん、お粗末な私の経験談です。ご笑覧下さいませ。

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とある曲の

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【あ~あ 残念なピアノ弾き モーツァルトのお約束は?】

【あ~あ 残念なピアノ弾き モーツァルトのお約束は?】

日頃「あ~あ その演奏残念だな~」という状態から抜け出すにはどうすればよいのか、いろいろと思いを巡らしております。

久しぶりに、大学生の頃に弾いたモーツァルトのとある協奏曲の譜面を見ながら、私は開いた口が塞がらなくなりました。当時の私は、何も分かっていなかったのです。

さしずめ、嫌味婆K子さん(一刀両断に「あ~あ 残念なピアノ弾き」を斬るオソロシイ方)に、矢継ぎ早にこう言われてしまうでしょうね

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【あ~あ 残念なピアノ弾き 止まりなさい~~】

【あ~あ 残念なピアノ弾き 止まりなさい~~】

本日も、「あ~あ 残念な演奏だな~」からの脱却をめざして、ちょっと呟いてみますよ。

音楽を習うと、すぐにお勉強する「フェルマータ」記号。丸に・がついたあの記号です。

このフェルマータ記号、本家イタリアでは「コロナ」(←円冠なので)と言われているのですよね。その起源には諸説あるようです。日没だの皆既日食だのがイメージされているという説も。いずれにしても、時の流れや活動が止まることがイメージされて

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【あ~あ 残念なピアノ弾き 付点は隠せない~】

【あ~あ 残念なピアノ弾き 付点は隠せない~】

あ~あ、残念だな~、と思える演奏、その残念ポイントをちょっと考えてみようという企画の2回目。

私自身は、「残念なピアノ弾きから脱却するぞ党」の党首(←それなに?偉いの?)就任をめざして、日夜活動中なのですが、そんな私の前に立ちはだかる嫌な女が一人。私は、ひそかに嫌味婆K子というあだ名をつけて、敬して遠ざけようとしております。その嫌味婆K子ときたら、傷口に塩をぬるような発言ばかり、本当にイヤなヤツ

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【あ~あ 残念なピアノ弾き 残念なお休み】

【あ~あ 残念なピアノ弾き 残念なお休み】

あ~あ、残念だな~、と思える演奏、その残念ポイントをちょっと考えてみたいな、とふと思いました。

「残念なピアノ弾きから脱却するぞ党」(いかにもアヤシイ団体ですな~)の党首に就任しようと目論んでいる私、残念なピアノ弾きにありがちなあれこれを少しずつ考えたいと思っています。

残念ポイントには、いろいろあるのですが ― 例えばペダルやテンポ等 ― 今日思うのは休符の扱いです。

残念な演奏をしている

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