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ディアトロフ峠の怪現象(怪奇雑学)

ご覧いただきありがとうございます。
今回の情報知識は、書籍で読んで興味を感じたので、詳しく調べたものです。

ディアトロフ峠事件とは、1959年にロシアのウラル山脈で雪山登山をしていた9人の若者が不可解な死を遂げた事件です。
この事件は、当時のソ連当局が「抗いがたい自然の力」によるものとして捜査を打ち切り、現場周辺を3年間封鎖したことで、様々な陰謀論や都市伝説を生み出しました。しかし、最近の研究によって、事件の真相に迫る可能性が出てきました。

事件の概要は次のとおりです。
1959年1月23日、ウラル工科大学の学生や卒業生からなる10人のグループが、スキーと登山を目的にウラル山脈北部に向かいました。途中で1人が病気で引き返したため、残りの9人(男性7人、女性2人)がオトルテン山へと進みました。
2月1日、彼らはホラート・シャフイル山(地元の言葉で「死の山」)の斜面にテントを張りました。しかし、その夜に何かが起こり、彼らはテントを内側から切り裂いて極寒の中に飛び出しました。
その後、彼らは森林地帯や渓谷で次々と死亡しました。数カ月後に発見された遺体は、頭蓋骨や肋骨の骨折、眼球や舌の欠損、放射性物質の付着など、奇妙な損傷や状況にあったとされます。

事件の原因については、雪崩説や吹雪説、軍事実験説やイエティ説など、様々な推測がありましたが、決定的な証拠は見つかりませんでした。
しかし、2021年に発表されたスイスの研究者らによる論文では、小規模で遅発性の雪崩が事件の主な原因だった可能性が示されました。彼らは自動車事故の実験や映画『アナと雪の女王』で使われたアニメーション技術を応用して、当時の現場を再現しました。
その結果、テントを張った場所は雪崩が発生しやすい条件にあり、雪崩が起こった際にテント内部にかかる圧力は十分に高く、登山者らがパニックに陥って外に飛び出したことが考えられました。また、遺体に見られた重度の損傷も、雪崩で運ばれた岩や氷などの衝撃によるものだった可能性がありました。


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