Vol.14 路上生活者のご飯事情③～頂き物に感謝の嵐編～|路上生活マガジン

いよいよ夏まっしぐら☀️
なので日雇い仕事のお休みシーズンな入ってしまいました。

困ったものですね💧トホホ。

というわけで、本日も路上よりお届けします。

皆さんこんにちわ。

都心で路上生活をしてます村瀬テロスタンと言います。

路上生活者、いわゆるホームレスという事になります。

さぁ、今週も路上生活マガジンのお時間がやって参りました！
皆さんのフォローやスキなどのサポートが創作活動、また生きる原動力になりますので、気が向きましたらどうぞ宜しく😃✌️

さて、前回は炊き出しにまつわる話をしました↓↓

屋根がない所でやるのが多いので、雨天時中止か内容が変わることが多いんですよね・・・

まぁ致し方ない💦

そんな #路上生活マガジン 今週はこちら！

《意外とどうにかしてる？路上生活者のご飯事情について、パート3》

をお送りします！

正直なところ、炊き出しや食料配布だと自分がその時食べたいものを選べないというのはあります。

全くもって、生意気な話ですが。

あとはなけなしの金を切り崩してちょっとしたものを食べるか。

なんて考えているときに運がいいのか、道行く人から"差し入れを貰うこと"が多いです。

結構この頂き物、実を言うと助かっております😀

では、多種多様の頂き物をご紹介しましょう。

①ボランティアからの差し入れ

ボランティアの方々が炊き出しの余り物などの詰め合わせを持ってくる事があります。
頻度で言えば週に一回から二回程度でしょうか。

まれにですが、手作りの物だけでは足りないと思われたのか、パンなどと詰め合わせでやって来る事もあります。

今は夏場なんで一晩寝かせるなんて事は出来ませんが、冬場は少しずつ切り詰めて一食で半分ずつなんて事をやってましたね。

何より当時は今より動いてない日が多かったので、体力的なものを考えると食欲がそんなになかったのでしょうね。

だからこそ出来た芸当なのかと。

他にも果物丸々もセットいうのもありまして、栄養面で言えばこれでなんとか助けられましたし感謝しかないですね。

②弁当類の差し入れ

次に差し入れといえばお弁当でしょうか。

こちらも道行く人から貰ったりなんて少なくないですね。

あっ、もちろん期限切れとかではないですよ😂

スーツケースを片手に引いた旅行者が近くでわざわざ買ってきてくれた事が一度ありまして、あのとき彼から貰った牛丼弁当の味は今でも忘れられないです。

ただ、こちらはボランティアなどの炊き出しとかではないので頻繁にではないですが。

ホント、ごくまれに😀

・弁当屋の廃棄前の弁当

今私の寝泊まりしてる場所は他にも路上生活者がいるものでして、まぁ集落とまで言わないですが人もそこそこいて。

とある弁当屋さんが『廃棄するのがもったいないから』と言って差し入れに月に2、3回程度大量に持ってきてくれるんですよ。

恐らくは捨てる金額考えたら我々に配った方がまだ安上がりかと思ってのことでしょう。

こちらも不定期なんですが、あればあるだけ助かりますね。

持ってくる種類も豊富なので結構選べますし、量も多いので好評です。

ただ、冬なら一晩寝かせる事はできますが今の季節はどうにも保存がきかない💦

だからくる頻度も減ったんでないかと私は考えてます。

・ドラマ撮影などで余ったロケ弁

これは季節に数回もないでしょうね。

やはり同じ弁当でも有名店のものがあったりしますので、これはこれでありがたいし嬉しいですね。

ただ近くで撮影してるのなんてそうそうないし、ずっと寝床の近くにいるかと言われたらそうじゃないのでそこら辺は引きの強さなんでしょうね。

とはいえ、タレントさんを一目見たあとに弁当貰えるなんてそうそうない事ですからあまり気にしない事にしてますが。

なんであれ、スタッフさんその節はありがとうございました✨

③Uberの余り物

これは配達途中にキャンセルされて、余ってしまったからという理由で頂きました。

配達頼んでから嫌がらせで途中キャンセルする人も多いみたいだし、配達員が余ったものを食べてる事も見聞きしました。

ただそれがこちらに巡ってくるとは思ってませんでしたがね😀

無欲の勝利か、はたまた果報も寝てということなのか・・・・

こちらもたまにいいもの食べれると同様にテンション上がりますね。

もったいないことするなと言いたいけど、キャンセルした人に一言いうなら『ありがとうございます』の言葉しか正直出てこないですよ。

なんと単純な脳ミソだこと💦

④最後に

今回は頂き物ものがメインの話になりましたが、食べられないものじゃない限り助かりますわね。

パンや果物など日持ちするものが来ると個人的にはテンション上がりますね。

ただ中にはイタズラで期限切れの食べ物や食いかけのものを"ゴミを捨てるかのように"置いていく人もいます。

彼らからしたら遠回しに、私たちの寝床はゴミ箱同然と言いたいのでしょうね。

そんな奴らを燃えるゴミの日に処分出来ないものでしょうかね？

まぁ食べきれなくて捨てる事を考えたら、未開封のまま私たちに配るのも手といえば手です。
が、その選択肢が出てくるのってその場にいないとですからね。

無駄になったから捨てるという事、昨今の食品ロスに関して繋がることでもありますし少し考えさせられますね。

というわけで、今日はここまで！

次回はこちら！

『取材の件』

来週からは『取材』をテーマにお話致します！

それではまた！

Have a nice day！ by 路上より。

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