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長時間フライトを快適に過ごすコツ

成田国際空港からウィーン国際空港への直行便に乗っている。フライト時間は14時間だ。
「長い…想像以上に長すぎる…!」
エコノミークラスの小さな席で、わたしはうんうん唸っていた。
時差ボケにならず、元気に観光するには機内で快適に過ごすことがいかに重要か思い知った。

今回は成功談や失敗談も含めて、次回にいかせるよう振り返ってみた。
かなりニッチな内容だけれど、あなどってはいけない。快適な機内移動を制するものは旅行を制するのだ…!


1) 乾燥対策をする

飛行機は上空約1万mを飛行する。外は-50℃の極寒だ。富士山よりも遥か上の空を飛ぶ。そんなことも忘れて意気揚々と飛行機に乗り込んだわたしは、乾燥と戦うことになった。
目が乾くし、手や唇、喉も乾燥してくる。手は真冬に経験するカサカサレベルに達した。新品の目薬を持参したが、日本へ帰ってくるころには中身がほとんどなくなっていた。
ハンドクリーム、リップ、目薬、マスクは必須だ。
帰りのフライトでは反省点をいかし、ワセリンを常備したら大正解だった。こまめに手に塗り込み、食後は唇に塗ってマスクをした。ついに乾燥とおさらばできた。

2) 寒さ対策もする

先ほども書いた通り、外は極寒だ。特に窓側の席だと冷気が入ってくるのが感じられるほどだ。
ひとり1枚ずつ膝掛けが用意されていたが、寒すぎてもう1枚借りた。それでも足りず、冷え性のわたしは足がキンキンに冷えてしまい一睡もできなかった。
帰りのフライトではヒートテックタイツを履いて挑んだ。もちろん長袖のパーカーも羽織っている。身体が芯から温まり、おかげでぐっすりと眠れた。

3) お化粧はしない

普段はコンタクトをしているけれど、眠ることを考えてメガネで行った。これが的中で、眠るどころか乾燥するのでコンタクトはオススメしない。
それに飛行時間が長すぎて、お化粧をしてもぐちゃぐちゃになるだろう。
その代わり、日焼け止めは必須だ。雲よりも上を飛ぶので、日の光が強すぎるのだ。窓側の席に座っていればブラインドを下げられるが、そうでない場合は、CAさんがブラインドを下げにくるまで耐えるしかない。
眩しさはアイマスクで対策できる。けれども肌へのダメージはどうにもできない。あらかじめ日焼け止めを塗っておくのがオススメだ。

4) 大切なものは手元へ

日本人は他の方の所有物を丁寧に扱う。だから、バス運転手さんやタクシー運転手さんへ荷物を預けても安心感がある。
でも、海外はそうとは限らない。
機内の荷物棚にリュックを乗せたら、あとから来た外国の方がその上に重たいキャリーケースを乗せてしまった。リュックがぺっしゃんこになった。なかなかワイルドだ。
箱のお土産など繊細なモノは、足元へ置いておくのが安全だと思った。

5)通路側の席を確保する

長時間の飛行となると心配なのがお手洗いだ。ふたり以上で旅行に行くのなら、なるべく通路側2席を確保するといい。気軽にお手洗いへ行けるし、足が疲れてきたら後方に移動して屈伸などの運動ができる。
斜め前の席を見ていたら、3列シートにおひとりさまが一人ずつ乗っていた。真ん中の方が何度も席を立つものだから、通路側の方がその度に立って通していた。見ていて大変そうだった。
また狭い機内では、トイレの前で体操して足を休ませている人がいる。トイレ待ちなのか分からない。「Are you ready to toilet?(トイレに行きますか?)」の英語を覚えておくと便利だと思った。

まとめ

初めて長時間フライトに挑んだ。旅行の計画は、つい到着してからのことを考えてしまうが、飛行機に乗ったときにはすでに始まっているのだ。
4時間乗ったあたりから腰が痛くなるし、足がむくんでくる。機内でいかに快適に過ごすかが、その後の観光にまで影響を与えると思った。
そして、本当に行きたい国へ行くには体力が必要だと身に染みて感じた。移動だけでヘトヘトになってしまう。「いつか行ってみたい」ではなく、「◯◯年に行く」と具体的に決めないと年齢を重ねて体力がなくなってしまう。老後にお金ばかり余ってしまっても仕方がない。

行きたいところがあるのならば、いつかではなく、すぐにでも行ったほうがいい。
もちろん機内対策を忘れずに。

長時間のフライトは、機内食やドリンクが充実しているし、窓から韓国の街並みやモンゴルの砂漠が見えた。
そんな旅のスタートを一度だけでも楽しんでみてはいかがだろうか?

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