実力は「根拠のない自信」ありき

最近、仲の良い友人と音楽の話をしていてよく話題になるのが「実力ってなんだろうね?実力があれば売れるのかね?」という話。運も実力のうち、とはよく言うけれど、私たちが普通に使っている「実力」というのが、実際何を指しているのかと聞かれるとしどろもどろになってしまいます(笑)。ミュージシャンだったら演奏の技術とか曲そのものの良さ?俳優さんだったら演技がうまいかどうか?なのでしょうか。

いくら演奏技術が巧くても、演技が巧くても、売れる人もいれば売れない人もいます。まずは本人が何を望むかというところなのでしょうが、私が最近思うのは「根拠のない自信がある人は売れる」ということ。スピ系宇宙の法則系でも、ありのままの自分に、ダメで惨めな自分にもOKを出して認めていきましょうというメッセージがよくあります。条件付けでOKを出すのではなく、無条件でOKを出す。それこそ私がよく言っている「無条件の愛」なのですが、それを地でいっている人は本当に実現していけるんですよね。この世は完全なる思い込みの世界で、外に映る世界は自分の意識がそのまま投影されているということ。起こる現象一つ一つは私の意識が起こしているのであるから、言い訳はできません。逆に言えば、自分に都合の良い思い込みを持っていれば、その通りの現実を体験できるということになります。

何の根拠もなく、コネも人脈もなく、それでも自分は素晴らしいし売れるのだと誰よりも強く信じ続けていれば、いつかは芽が出るのだなぁということを、日々いろんな人から学んでいます。多くの人は、「○○できないし、コネもないし、△△するなんて私には無理だろう」というパターンを抱えています。これは過去に形成された単なる思考パターンなのですが、常に習慣化しているのでそれが真実だと強く思い込んでしまうんですね。私にもこういう思い込みは無数にあって、それを一つ一つ手放す作業を日々行っているわけですが(そしてnoteに書いている)、本気で一点の曇りもない「根拠のない自信」を持てた時、思考が現実化するスピードは格段に上がるのでしょうね。

本気で何かをしたい、成し遂げたいと思った時に、人は逃げ道を作りがちで、そうできなかった時のための理由を用意しておきたくなるものです。お金がない、時間がない、人脈がない、家族が…云々。もし本当の本気でその夢や目標にコミットメントできていて「根拠のない自信」を持っていれば、身体が自然とその夢や目標を達成するために必要な行動をとると思うんですね。何年かかるかわかりませんが、根気強く信じて行動するということを継続していった先に、夢見たゴールが待っているわけです。途中で夢や目標が変わったとしても、「根拠のない自信」がある限りは、必ず達成できていくものです。夢の内容云々よりも、「在り方」が何より大切なのですから。

「実力」と言われるものも、「根拠のない自信」ありきで蓄えられていくものなのではないかなと感じます。自信がなければ、実力を積み上げる地味な作業を続けることができないし、「やっぱ無理かも」と思って諦めがちになります。毎日練習や勉強が楽しくてやりまくってたら気づいたらプロになっていた(さかなクンとか)、という人もいれば、目標に向かって自分を奮い立たせながら根気強くやり続けて大記録を達成する(イチローとか)、という人もいますので人それぞれですが、私のnoteを読んでくださっている方はおそらく後者の方が多そうです。さかなクンタイプの人は、多くが天才と言われて既に世に出ているでしょう。

「自信」の中には、何かができるとか、何かを持っているとか、そういう条件付けの世界で得られるものもありますが、その条件がなくなった瞬間にもろくも崩れ去ってしまうものです。「根拠のない自信」は、演奏ができるからとか、勉強が得意だからとか、そういう条件に依存しない根本的な「自信」です。「根拠のない自信」も今夜寝て明日には完璧に満たされる、という類のものではないので、日々少しずつ自分を癒しながら、増していくものだと思います。最近私は目標を書いた紙を部屋に貼ることにして、いつも見るようにし始めました。少しずつ自分の思い込みを変えていっている最中です。まずは意識、思考パターンの変化、それから現実が変わっていくという大原則があります。「実力」も大事ですが、まず「根拠のない自信」を高められるよう、自分を見つめ直していきたいと思います。

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