光と闇の「真ん中をゆく」

ここ1か月くらいのテーマとして、「光と闇」「統合」というのがずっと心に残っていて、「すべてのものごとには光と闇があるけれども、それ自体はニュートラルな存在である」というわかるようなわからないような、相反するような同じことを言っているような、そんな言葉やエネルギーがぐるぐるしています。私という存在の光と闇もあれば、公務員や大企業の光と闇、生い立ちを記した進学校はコンプレックスの温床でしたの記事にも書いたような進学校の光と闇、宗教の光の闇、もうね、何にでもあるわけです。他に似たようなことを書いたサカナクションと「統合」「バランス」という記事を書いたのが4月10日なので、やっぱり1か月くらいはこのテーマを引きずっています。

このことを今日も思い浮かべていたら、またもや大好きな星野源の楽曲、歌詞を思い出したので少し引用します。「夢の外へ」という代表曲です。

「自分だけ見えるものと 大勢で見る世界の どちらが嘘か選べばいい 君はどちらをゆく 僕は真ん中をゆく」

なぜこの歌詞が浮かんだのかはわからないのですが、ふと思い出しました。彼はどこで勉強したかはわかりませんが、世の中の真理や本質を突いた歌詞を書く人なので、ここにも何かヒントがあるはずです。

感覚的に、エネルギー的に解釈すると、主観と客観、常識と非常識、自分と他人、光と闇など、この世の二元性のことを言っていて、普通の人はどちらかに決めようとしたり、どちらかを毛嫌いするもしくは盲信したりするものですが、「真ん中をゆく」というところから、「統合」「バランス」が大事であり、それ自体には意味がない、すべてはニュートラルなものであること、光と闇どちらもあることを認めて踏まえた上で行動しよう(それが「真ん中をゆく」ということである)と言いたいのかなと思いました。

複数の師を持つことの大切さの記事にも書いていますが、私は一人の先生の言っていることを盲信するとか、この食事法だけが唯一の万能健康法であるみたいな考えが苦手です。私は物事にはすべて光と闇があり、絶対に良いものも絶対に悪いものもない、絶対的光も絶対的闇もないという考えを持っています。ですから、光と闇を両方しっかりと見たうえで、どう判断するか、どう行動するかが重要だと思っているわけです。

私の興味のある自然療法にしても、確かに西洋医学のような即効性はないですし、長期で取り組むことが前提の根気がいる治療法もあると思います。しかしながら、身体への負担が少なかったり、少しお金はかかってもおいしく予防できる方が良いな、と思うからこそ採用するし、おすすめもしようと思うわけですね。西洋医学は即効性もあり局所的、食事などに気を遣おうとしなければ安いファストフードやコンビニ弁当を食べればいいし労力もかからない。結局物事には光と闇があるけれども、それをどう見てどう判断するかは人それぞれ。この世の仕組みが分かったうえで、西洋医学、自然療法それぞれの光と闇を知って、それでも添加物の食事と西洋医学を採用するのであればそれはもうそれで良いと思うのです。

今はわかりやすいように西洋医学と自然療法の二項対立的に書きましたが、それこそ「統合医療」という考え方も徐々に広まりつつあり、簡単に言えばどちらもメリットデメリット(光と闇)はあるので、良いとこどりしようよ、という医療のことなんですね。歌詞でいうところの「真ん中をゆく」的な発想だなと思います。私もともすれば「自然療法が絶対」みたいに思いがちな性格なので、今は解剖生理とか薬理学とか西洋医学的な基礎知識もないとな、と思って勉強中です。やはりどちらも知らないと本質は見えてこないし、真っ当な判断はできないと思っています。

昨日の「知識偏重型」って本当に問題なの?の記事にも関係しますが、西洋医学の光と闇、自然療法の光と闇をきちんと知って学んだうえで、医療全体の枠組みの中での西洋医学と自然療法が見えてくるというか、偏った視点からではなく、「真ん中をゆく」視点で見ていけるようになると思うんですよね。私が「バランスと調和」をテーマとするてんびん座の性質が強いからかもしれませんが(最近占星術も好きでして)、偏ったりバランスを失っている状態ってすごく居心地が悪いんです。繰り返しになりますが、バランスを整えるためにも知識武装は私にとっては必須だなぁと思っています。

何かを盲信したり、傾倒したりするとバランスを崩します。私はそういう生き方を好まないので、割とクールに見られるかもしれません。何も知らなければバランスの良い判断ができないと思うからこそ、知識をつけることをおすすめするのです。光と闇を把握したうえで「真ん中をゆく」人でありたいと、私は強く思っています。

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