介護のため起業しました【現況・番外】

昨日noteで少し触れた融資の件、

支店長から決済が下りたと担当君から連絡があった。随分と頑張ってくれたらしく、条件としては悪くはない。だがなんともスッキリとはしない。

つなぎ融資ではなく、事業資金として長期で借り入れすることとした。これからの季節、また規模の大きい仕事の受注が入りそうなのだ。

昨年から取り掛かり四月初めに引渡しの件案に、短期融資を今ごろ申し込むのは筋が違う、着工前に融資の相談をするものなのだよ。

こう夫に説明すると「それもそうだな」と返事。いつでも走り出してから、走りながら考え判断しようとする。動き出してからでは遅いこともあると、説明していたのに。

スッキリとしないそれは、融資は借金だということなのだろうな、結局のところは。

自己資金と融資資金

実は今回も税理士さんからは「自己資金で繋げるのならそうしておいて」と注意は受けていた。出来ることならば、運転資金の借り入れはせず、経営者の資産から貸付する形で済ませた方が良い。

昨年度は私の手取り給与分を給与振り込み用通帳にプールし、事業資金用通帳残高が少なくなるたびに振り込んでいた。私は会社への大口出資者であるのだよ。会社役員からの借入金は負債ではあるが資本と判断する、そう聞いていたのでそれはそれなのだが。まあぼちぼちと返済してもらってます。

今回もそうやって乗り越えようかとも思った、何とかなるくらいの目途はつきそうだったし。

事業主にも生活も家族もある

わが家には大学院生の息子が一人、人生勉強中の息子が一人いるのだ。

大学は学部・修士・博士と進むたびに入学金が必要で、授業料もそれなりにかかる。研究者を家族に抱えることは、一般家庭で特に我が家のような零細企業経営者にとっては大ごとなのだ。それで父ちゃん母ちゃんが頑張って働こう、高齢者にも職場をなのよね。

社会勉強にはなぁ、定職について働いているから安心とは言い切れないのだ。昔ならば「自分探し」と表現するのかな、それをやらかすと親しか支援してやれんのだ。

そして介護と看取りをしなければならない年寄もいる

それから、いつ死んでもおかしくない年齢の年寄を、三人抱もえているのだ。いつその時が来ても慌てないようにしておかなければ、端的に表現すると「葬式代を三人分」確保しておかなければならない。

「葬式代くらい貯めているでしょう」と皆さん思われるでしょう。

貯めてはいるのだ、それは勿論であるのだ。

だが、その葬式代として貯めている分は、葬式に支出できないで後日清算となる。一時的に立て替えるにしても、その資金は必要なのだ。

介護離職を考えている友人知人に、仕事は辞めるなと私は良く話す。仕事を辞めてしまうと、介護の負担が多くなりストレスも増える。また、急に用立てなければならない出費も、終末期には出てくる。いちいち被介護者の資産から立替分の清算などしている余裕すらなくなる。

事業を円滑する潤滑油としての資金

間もなく代金が入ってくるのはわかっていても、それにかかる費用は支払わなければならない・・・これは当たり前。

そして大切なのは、毎月決まった期日を守ることだ。これが信用につながる。

従業員の給与もそうだ、遅配などしてはいけない。社会保険未加入など以ての外だ。会社と従業員との契約は守らなければならない。

当たり前のことだ

当たり前のことを当たり前にこなすのが経営者の仕事だ

財務を預かり資金繰りを考え、現場のを円滑に進めてもらうのが私の仕事である。夫にも現場管理、新規依頼物件のプランニングに集中してもらわなければならない。

noteには珍しい何の益もない、愚痴だらけの文をだらだらと書き続け、ストレス解消しているのが、私なのだよ。

これで当期も赤字だったら、私は号泣すらできず、大笑いすることだろう。


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