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春を待っていたころ

「種芋」が春の季語であると、今日初めて知った。

高齢者こそTwitterやFacebookなどで発信しようと書いた日記に、「#kigo」と書いてはいたが、詳しく説明はしていなかった。

私も新参者なので詳しくはないが、

毎朝「今日の季語」を決め、それに従って定型であったり自由律であったりの俳句など「詩」をTwitterに書き込む、

遊びと言えば遊びであり、文芸作品の発表の場でもあるのかもしれない。

今日の季語は「種芋」である

この芋は本来里芋であったらしい。

私の住んでいる北海道では、「イモ」と言うと「ジャガイモ」だ。

越冬野菜はどの地域でもあった習慣なのだろうか、秋に大根やジャガイモなどの根菜や白菜など葉物野菜を大量に買い、家の中の涼しくそれでいて凍らない場所に貯蔵するのだ。家の中に貯蔵できない分(主に根菜類でゴボウなどだが)庭の畑を土深く掘って埋めておいた。

いまごろの季節になると、貯蔵していたジャガイモから芽が出始める。それをまめに芽掻き、芽を摘み取るのも年中行事だったように思う。

最近は大型の冷凍冷蔵庫が普及し、田舎でもネットスーパーなどの宅配を利用したり、各自マイカーで近隣の市や町のショッピングモールや大型スーパーに買い出しに行くので、北海道でも昔ほど貯蔵しなくなった。

以前住んでいた自宅はスーパーマーケットやショッピングモールには車でなければ行けなかったので、雪の多い時期はジャガイモやニンジンなどは玄関の隅の涼しいが凍らない場所に、置いておくようにしていた。

良く熟れたトマトを丸ごと冷凍しておいたものも、子育て中は重宝したものだ。

今は夫婦二人暮らし、会社事務所の姑を介護していた住宅部分で寝起きしている。街中にあるので、買い物にも不便はしない。

『早く芋の芽掻きをしないと種芋になってしまう』と注意されることも、心配することもなくなってしまった。

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