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詩人むねさんの世界

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私の詩達。どうぞご覧あれ。
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2023年12月の記事一覧

《詩》年の瀬

《詩》年の瀬

終わらない

終わらせない

それでも結局暮れるが年

弱日の冬のままかな

《詩》雪はイエスの涙

《詩》雪はイエスの涙

空から堕ちるは雪
せつなくてうつくしい
つめたくてさみしい
季節が酷なように

雪よ降れ
雪よ泣け
雪よ降れ

彼の肉体精神は永世に冬 物悲しく細雪

わたしに降れ 穢れた心にふりつもれ

冴ゆる泪 雪は走馬燈 燃ゆて

*・゜゚・*:.。..。.:*・・*:.。. .。.:*・゜゚・*

スレッズでも詩を綴ってます♪

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見てにきてね〜( ◠‿◠ )

《詩》宵闇の貴殿

《詩》宵闇の貴殿

寝惚け眼にうつる
深夜の月は鮮明で
まん丸に近い球体スイスイと
ん?思ったより急ぎ足だな?
山の奥地に消えた 私は独りごちる
「いそがしいのだなぁ彼も」

《詩》陽光と雪虫

《詩》陽光と雪虫

ソレイユ煌煌と
露わになる綿毛の精霊
神々しくも幻想的に螺旋
生きてる生きてる生きてる

私は諦観した
私は風流の味をしめる
真っ白な幸福と極楽のなかへ

《詩》問う!ムカデの存在意義とは?

《詩》問う!ムカデの存在意義とは?

不気味で痛くて百の足
うねうねうねうね
うね、うねね。
四面楚歌かな
否!あなたも仲間だ!

《詩》革命に酔う

《詩》革命に酔う

新進気鋭な我
ナポレオンと秀吉
陶酔こそすべて
虚栄心を育む力
オーマイフレンズ

《詩》綿菓子の詩(うた)

《詩》綿菓子の詩(うた)

大量の蜘蛛の糸にまとわりつかれた私
真っ白 粘着感少々 柔らかさ少々
あっ!とひらめいたよ
そんなお菓子をつくっちゃおう

《詩》回想

《詩》回想

夢か現実か
どちらつかず
いや、どっちでもない
どっちでもよい





びっくりマーク

《詩》風にゆれるロウソク

《詩》風にゆれるロウソク

一刹那を直感し息を吹きかける
はげしくゆれて存在を誇示
生き死にを度度くりかえして
威風堂々まっすぐと燃えさかる姿に
目を奪われ見つめる私は想う
「敵の最後ほど虚しいモノはない...」
静かに、生きた蝋燭を強く、吹き消す。

《詩》小さな蜥蜴(トカゲ)

《詩》小さな蜥蜴(トカゲ)

あなたを見る私は涙が溢れてやまない
小さい体を煌びやかに魅せて
尾っぽ 鱗光 紫 脳の 地震
私はやっぱり涙があふれでる

あなたを食べてしまおうか
体の一部にしてしまおうか
そのまま愛してしまおうか
私にあなたの美をおくれよ

《詩》夕刻の遠近法

《詩》夕刻の遠近法

湯船を占領して
触れる雫はひんやりと
火照る体はポカポカし
小窓絵画の描写は
大きいカラス小さい飛行機

《詩》みのむしの詩(うた)

《詩》みのむしの詩(うた)

風に煽られ蓑虫は
ゆらゆらぶらぶら
この憂いなる心情をよそに
ぶらんゆらんぶらんゆらん
遊園地 観覧車 私は とても こわい