鉄本宗史
私の詩達。どうぞご覧あれ。
「自分教の教祖はあなた自身だ!!」 現代に必要な言葉がここにある。 私が私に言い放った言霊集である。
草の枕はかゆい 自然に自然と交り合う。 ナチュラルに、スムーズに。 草の枕は知らない。ハッタリくらわす。 漱石も良い気は興さぬか。 恐れ多い試作詩である。 軽快な調子は毛頭ない。雑。 雑な詩歌。
辛けりゃ籠もれ 隠れ篭ればええ 亀を見習え今すぐに
いやらしく 破廉恥気味に 性的なノイローゼ 割れるがココナツ 性の病が常夏で
竜王橋にゲリラ楽団 橋梁下のちんどん 野良猫に恵む女 あなたは美しい
カイマミル 窓からタ暮れ 嫌な心地良さに 脳裡を無理強い 掃除機は引力 雑にされた空箱と私
湿気を含む道 苔を養い 道端抹茶 苔を愛でる
よござんすか、よござんすね? 犬ヶ岳に犬は無く 涼しくて寂しくて涼しい 感淚 高低差タージマハル ピョンチは首都 TV画面に湖畔といぐあな 故郷を遁走とんずら 音のない音 病的察知予知夢と予兆 バグったバクテリア 毬藻でお手玉 落としたならば、地獄行き
心臓高鳴り 畏怖の念にて 浅い呼吸 大地に苛まれる か弱い人間と岩 波長が合わずして 無理強い岩に抱かれ 蝉は今、怒ったように泣き 轟く怒声は力に溢れて
ある神社 とある公園 執筆無我夢中 我、夢の中 非現実にて アリに好かれて 現実にて 蟻は足腕這い回る ここは駄目だよ 払いのけ、また払いのけ この世と夢裡を行き来 ありのおやくめですか? 現実にて 両思いで梅雨 小虫と相合傘
天よりのびる臍の緒 あるひとつは腐りて 未だ胎教、光はみえず
黒い生き物 黒い物体 黒い動物 黒い犬 パグは涙目
ふと思った 唯、或時、或場所で 如何なものか罪と罰 或バンドのLOGOが 脳を舞うwing A ─── 或二階の部屋の地下室にて ギターリフと芥川 開かずの書 悪の華 錆びた寂しいレエル、爆竹で山火事 羅生門に住む鋏の男 鋏はやはり錆びていた フランス革命は嫉妬 鉄板が非常に熱くなっております 焼きすぎた鉄板は死ぬほど熱かった 此処にデジタル悪魔は眼前に 見たくないのに いや、見たかったから ウ 示 呪縛 活字に肩をつかまれる あえて振り払わずして
ためしにね 活動的にね 好きな事だけね ためしてみてね 飽きたらまたその時ね 生きようか 旺盛にね ためしにね
文学で学び 文学で遊び 文学で崩壊
ふわっと 離脱 魂 お散歩 蛍光 ぴかり ピカピカ 瞑想 迷走 とびだせ ワン ツー スリー
ゔあんぱいあ 暴風域 さんたまりあ 暴風雨 秘密基地に 隠蔽した 悔みと苦闇 咄。