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SAVOR LIFE に旅のエッセイを寄稿して

先日、とある企画に参加し、SAVOR LIFEというメディアにエッセイを寄稿しました。

「ポストカードで持ち帰る旅のときめき」というタイトルで。メディアとこの企画のテーマが「日常生活を愛おしいものにする工夫」だったので、大好きな旅と日常をかけ合わせて書きました。

その質の良し悪しではなく、日々のちょっとしたことに楽しみを見出せたり、日常を愛してみたりするのは、私が大切にしたいと思っていることです。そして、noteで等身大を書いているのも、そんな気持ちがあってのことなのです。

「ていねいな暮らし」だから愛せるんじゃなくて、自分が喜びを感じられる範囲に幸せをつくっていくこと。それで等身大の自分まで愛せる人が増えたらいいなと、noteを始めた当初から思っています。

最初に読んだとき、こだわりが細部に宿るこのメディアは、どのエッセイも日常をいろんな視点から捉えていて素敵だと思いました。

そもそもエッセイを寄稿できる機会も、そんなに多く見つけられません。だからこそ、今までメディアへの連絡をあまりしてこなかった私が、勇気を出してメールを送ったのでした。

この企画では、ライター側が掲載料をお支払いして、編集者さんと書くことをすり合わせつつ、フィードバックをいただいたものを寄稿します。メディアの運営者である池田さんとの対話やいただいたフィードバックから感じ、考えたことを書き残しておきたいと思います。

私は普段からnoteでエッセイを書いていますが、メディアでの読者を意識して、編集者さんを通して書くことはほとんどありません。文章に赤入れがされ、公開された先には、読者がいる。その意識だけでもなかなかに背筋が伸びるものでした。

そして、池田さんと文章や自分について幅広くお話しさせていただきました。その中で、不器用に生きていても生活をときめかせることができることを、私自身の経験を通して伝えたいのだと再認識しました。

また、私が何気なくやっていることでも誰かにとっては役立つこともあると驚きました。

例えば、旅行の荷物を減らすための工夫や、ご機嫌な暮らしにするご褒美。自分では習慣になっていて気に留めないことでも、関心を持ってくれる人がいるのですね。今までライタースクールでも言われていたことだけれど、改めて他者の視点で自分を見る機会は大切だと感じました。

そして本題の、添削です。

自分が心地いいテンポや書き癖が、実は読みにくい文章を生んでいることがありました。自分のリズムで進んで読者への説明を怠ったり、「たとえば」のような単純な言葉を抜いたり。池田さんが丁寧なコメントをくださって、練り直すことができました。

どんなことを読書は知りたいのかという視点に立つのも、自分だけでは難しいものです。ここは削って、ここは詳しく加筆する。それを理由も併せて記載いただきました。主観が大いに入るエッセイだからこそ、細かいところまでていねいに磨かなければな、と振り返るきっかけになりました。

そうしてできたエッセイがこちらです。素敵な機会をいただき、感謝しています。

ご興味がある方は、企画を覗いてみてはいかがでしょうか。


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