見出し画像

昭和レトロ調のアンティーク家電が発火して、火災に発展する事件が増えています。レトロ家電へのポンコツ愛はほどほどに!デザインは復古できても駆動部までは復古できません・・通電禁止です!

こんにちは、触れられる情報が減ると、思考が深くなることを体験中のDJムッチーです。
(wifiが使えないので、しばらくの間、ページデザインが変わります。)

昭和レトロがお好きな人が、老若男女関わらず案外多くいらっしゃるのは、なんとなく気づいていました。しかしそれは音楽や写真、映像の世界だけのことだと思っていたら、家電をインテリアと実用を兼ねて買い求められてる人も多くいらっしゃるようですね。
昭和の家電は、商業空間のインテリアとしての用途が関の山で、駆動部が老朽化して動いたとしても実用としては耐えないことをご承知くださいね。

問題になってる昭和中頃にあった扇風機は、当時でもモーターが発熱するので長時間の使用はやめてくれと、電気屋さんが警告していたほどの商品です。
うちの近所のお好み焼き屋の扇風機は、モーターの上に雑巾を置いて、発熱対策にしてました。すぐに雑巾が乾いてしまうので、頻繁に取り替えなくてはならないと愚痴ってました。
お好み焼き屋のおばちゃんのいうことにゃ「安物を買うたから、しゃあないわ」でした。
(その扇風機のマークは、今では大メーカーになってる企業のものでしたよ・・・)
昭和ってそんな問題家電でも売れた時代で、それを知らない人は懐古趣味で買い求めて、令和の家電感覚で通電してしまうのでしょうね。
50〜60年経った使い古された家電が通電すれば、問題なく動くと思う方が不思議で、新品の時から問題ありなんだから、火災になるのは必至です。
もし今、昭和レトロの家具を買おうとお考えの方がいらっしゃったら、駆動部分が令和の製品で、安全認証をとっていることを確認の上、お買い求めください。

ポンコツ愛

最近聞かなくなった言葉に、ポンコツというのがあります。ポンコツを付けられる商品には、面白味や、愛着が含まれています。
昭和家電にはポンコツを付けたくなる沢山ありました。特にモーター駆動のポンコツ商品は笑わせてくれます。
今問題になっている扇風機も、モーターの振動を受けて二本足で部屋の中を歩くように動くものがありました。不便なんですが、なんとなく憎めません。動かないように、ちゃぶ台やタンスに紐で括り付けられてたりしてました。その後、丈夫な脚付きの扇風機が出て歩かないようになりました。
歩くといれば、洗濯機も歩いてました。昔は洗浄動作も回転だけではなくて、上下運動があって、この機構を採用した洗濯機はジャンプするように歩き回ります。その対策は、洗濯機の脚をコンクリートブロックに固定するという方法です。
また、昭和の洗濯機は派手な声(音)を発します・・・僕の田舎の洗濯機は、「鶴の子饅頭」と言いながら洗濯をしてました。
こういう昭和のポンコツたちは、愛嬌があります。いわゆるジャンクやスクラップとは一線を画するものだと思います。
最近、ポンコツを聞かないのは、愛嬌に欠ける商品が多いからではないでしょうか?
(シュッとしてる家電ばっかりですね)

この扇風機は歩きます 笑

ポンコツな人間

僕が人間に対して使う時もポンコツの意味を実感したのは、台湾で某メーカーの広告を制作してたミレニアムの頃です。
クライアントの宣伝部の人たちが、制作現場にやってくると広告会社は、接待の席を設けます。宣伝部長などが来るとなると大宴会になってしまいます。メーカーの宣伝部の人たちもそれが楽しみだったりもするのです。
僕たち制作スタッフには迷惑な話で、いつも1次会もそこそこに現場へ戻って仕事でした。
宴会場は、大酒家と呼ばれる大円卓がいくつも入る大きなお店。お酒と食事の後、チャイナドレスのホステスさんも会場にやってきて隣の席でお相手してくれますが、チップも要求されます。ホステスさんは、お願いすれば2次会にもその次にも来てくれます。
雰囲気は、中国が日本の役人に「ハニートラップ」をかけている場所といったところです。
そんな、宴会を最初に体験した次の日、契約している台湾人の運転手さんに昨夜のことを話と、彼はルームミラー越しにニヤニヤしながら、「酒家の女性 みんなポンコツ」と忠告とも取れるセリフを吐いたのです。
なるほど、ポンコツとは言い得て妙です。
運転手さんは、ホステスさんが老けているとか綺麗じゃないという意味じゃなくて「すれている」という意味で使ったのだと納得しました。
スレてる人間って魅力ないですよね・・・世間ズレ、業界ズレ、現場ズレなど新しい人やシステムを拒む傾向が強い、碌でもない奴がおおいですよね。
(ウブがいい訳ではないのですがね・・・・)
人間にポンコツを使う時はスレてるという意味であることを見出したのは、酒の残っ台湾の早朝のロケハンの時でした。

黒美人大酒家で宴会が頻繁に開かれました。

機械にポンコツを使う時はコミカルなのに、人間に使うときは結構辛辣な意味がふくまれているような気がしませんか?
僕もポンコツだけにはならないように、変化し続けて行かねばと思う今日この頃です。

それでは、今日はこの辺で失礼します。
話のネタに困ったら使ってくださいね。

皆さんからのサポート心よりお待ちしています。。。
よろしくお願いします、
スキとフォロー、コメント、とてもうれしいです。 

第三回トークイベントは、土曜のお昼に開催しようかと
考えています・・・詳しい日程が決まりましたら発表しますね

じゃあまたこの次
DJムッチーでした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?