【ジェンダー・ギャップ】はじめに

『国際女性デー』等でフォーカスされるジェンダー・ギャップ指数をご存知だろうか。

男女格差というと語弊があるかもしれない。

156ヵ国中、日本は120位、先進国で最下位だ。※2021年時点

私たちが生活する中で、普段の何気ない出来事や言葉、対応が、他国では、無礼行為と捉えられたり、デモに発展したりする場面を見聞きしたことはあるだろうか。

世界に目を向けると、自分が感じ取る"常識"や"普通"は、世界のほんの一例に過ぎないと自覚させられ、ある時には、それが国際的には差別行為であることに気付かされる。


さて、あらゆる組織において、女性活躍推進を掲げ、様々な取組みが検討・実施されているのは周知のことと思う。

私の職場でも、女性社員採用数や女性管理職登用への数値目標、年に一度の女性キャリア面談、生理や産休育休等の制度改革、女性社員へのキャリア講習会等が実施されている。

一方、これらの会社側の施策について、男性社員や管理職(9割以上が男性管理職)への周知、及び、理解は未だ不十分である。

例えば、体質によって様々な症状が現れる生理や、妊娠中の女性社員への理解は全体的に低く、社員同士の不満増幅や、女性社員側の人事評価に不利に働いたケースを目の当たりにし、実際に体験もした。

残念ながら、これらは問題として会社側に認識されておらず、また、社内で情報共有されていない。

それにも関わらず、人員調整や当事者らへの対応は各職場の判断に委ねられているため、決定権のある管理職の情報格差によって対応に大きな差が生じ、あらゆる問題に発展しているのが現状である。

そこで、私が体験した「リアル」を伝えることで、一緒に考えていただきたいと思う。

以上

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?