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栗と、モンブランと、くまと。

秋には、とびっきりのモンブランに出会うまで、スキなだけ栗のスイーツを食べてみる、くまのキャラメ(赤い服)とブラウニ(黄色い服)の、イラストレポート。



秋の期間限定「2種の栗とラムレーズンのモンブランパンケーキ」高木珈琲


ふるふるゆれるパンケーキからモンブランのお山が落っこちそう!


「日常をちょっぴりスペシャルに」とうたう髙木珈琲は、世界で合わせると年間100万枚ものパンケーキをだしているそうだ。
卵と小麦粉がやさしくハグしあっているような、100万枚のふるふわパンケーキのうち3枚を「2種の栗とラムレーズンのモンブランパンケーキ」でいただく。
ラムシロップが添えられて、ふわんと大人の香りがしてくる。
くるくると渦高いたっぷりマロンペーストの中には、ラムレーズンアイスクリームがじっと隠れている。パンケーキの上から見おろせば、黄色、茶色、レーズン、黄色、茶色、レーズン、時々アーモンドたちの円陣が目にも楽しい。

コーヒーはパンケーキに合わせて豆をブレンドし、お店で焙煎している。来るたび違う色のカップで出てくるが、赤と青のくっきりカラーははじめて。あえての選色なのか、この色のカップしかなかったのかちょっと気になった。
秋限定のモンブランバージョンを堪能したばかりだが、冬の期間限定の前に、やっぱりプレーンのパンケーキを食べに来てしまいそうな予感がする。このふるふわはクセになるのだ。


1回目「マロンケーキ」、2回目「和栗のタルト」HARBS


「和栗のタルト」の登場期間は短い。なくなり次第、これまたはずせない「いちごのタルト」へ切り替わる。


「1個食べて心まで満たせるケーキ」がHARBSの出発点だという。
そのケーキは直径24㎝の8号サイズ。大きさだけではなく、その姿形やクリーム、スポンジ、配置された材料全てが舌を心を満たしにかかってくる。

10月の終わり頃、はりきって期間限定の「和栗のタルト」を目指していくも、sold outのお知らせに肩を落とす。
その日いただいたのは、分厚いマロンペーストでしっかりとくるまれた「マロンケーキ」。
クリームの中からコロコロと小さな栗があらわれて、ふんわりやさしい甘さのスポンジと一緒においしくペロリ。

11月半ば、今日こそはと再訪する。
大きなガラスのショーケースの中には、まだひとさしのナイフも入っていないホールの「和栗のタルト」が。
ありがとう、待っていてくれて。
ごろんと大きな渋皮栗と、甘過ぎないしっとり濃厚なマロンペースト。ラム酒のきいたクリームには惜しげもなく小さな粒の和栗がたくさん‥‥。
いや待て。これは‥‥小豆ではないか。
ケーキの半分くらいまで、小豆を細かい和栗だと思って食べていた。
小豆と栗の相性がいいことは周知の事実。食材のポジショニングはさすがである。
そして、ナイフしか受けつけないしっかりとした固さ(好みのタイプ)の、こんがりタルト生地の上に敷きつめられたスポンジは、マロンケーキのそれとは全く違う。ダックワーズを思わせる弾力をもち、焼きあげられた卵の、この上なくいい香りと風味が楽しめることを忘れずに記しておこう。


レポーターの紹介「スキなことだけしたいくま」


スキなことしかしないワガママとは違う。
生きていくうえであたりまえに必要なことはする。
自分と、自分以外のことも大切にする。
〝to live is to  enjoy〟
生きることが楽しむことであってほしいと願う、くまのキャラメ(赤い服)とブラウニ(黄色い服)は、自分たちの残りの時間を、スキなことをして思うままに過ごしていくと決めたのだ。
 


thank you♡

寒くなってきたからカゼひかないようにね!


ここまでお読みいただきありがとうございます。 思いのカケラが届きますように。