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絵とことばで、あの日のあのこを抱きしめる。手描きイラストレーター。詩やお話、お散歩記事…

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絵とことばで、あの日のあのこを抱きしめる。手描きイラストレーター。詩やお話、お散歩記事、映画や美術展の感想文。いろいろ入ってるパフェみたいなnoteです。 紙の絵本を作りたい|猫と一緒に暮らしたい|キレイな空と雲がスキ

マガジン

  • とっておきnoteをあつめたmuの宝箱

    ずっとそばにいてほしい、宝物の記事たちをあつめている。

  • 思い出のお仕事と作品たち

    これまでの作品とお仕事などの記事を、プロフィールのかわりに。

  • 感想文たち

    心に残っている映画やドラマ、展覧会の感想文など。

  • キャラメル色のくまとブラウニー色のくま

    イラストの記事やくまたちのマンガ。 ひとりもスキだけど、ともだちもスキだよ。 ほんの小さなことを大切に、ちょっとずつしあわせを感じるくまのキャラメとブラウニのおはなし。

  • muのお散歩

    おいしい、楽しい、おもしろい。また行きたくなる「はじめまして」や「大スキ!」な町のお散歩やカフェ巡り。

最近の記事

夏の残り火|キミの隣りで因数分解を解きたい

はじめに夏休みの魔法 子どもの頃から繰り返しかけられてきた、夏休みの魔法のような効果かもしれません。 夏になれば決まって長いお休みがやってきた、もう遥か遠くになってしまったあの日々。 行ったことのない場所。 見たことのない景色。 はじめて聞く言葉。 書いたことのない長い長い物語。 描いたことのない大きな大きな絵。 夏休みはまるで、いつもとは違うことをしてみるための時間のようでした。            ✨ 藤家 秋さんの詠まれた「残り火」という言葉としっと

    • 夏の1コマ|同じ花火を見上げた記憶

      cafe 〝APARTMENT301〟には ブランコに座る席があるという 満席のため望みは叶わず お隣302に案内された夜 装飾的なガラスのシャンデリア 薄暗い灯り 赤い果実のサングリア 冷たい前菜 果実を凍らせて削るという 〝雪の下〟のかき氷は 桃と 苺に 別添え練乳アイス あとにも先にも 似たものに出会っていない 狭い階段の行列に並ぶふたりに 仕事終わりのふたりが追いついて ようやく夏のお楽しみがはじまる 雷雨のあとだからなのか ただ 夏だからなのか 今日は夕焼け

      • いつも素敵な絵本のことを教えてくださるm.book26さんに記事を紹介していただきました📘✨ 青い本棚つながりで、ずっと前から大好きな「ともだちは海のにおい」工藤直子作、長新太絵 についての記事におじゃまできてうれしかったです🩷 https://note.com/cozy_rabbit8679/n/nb50b7cce4011?sub_rt=share_pw

        • 夏の1コマ|オリーブの木陰から、新麦入荷しましたって。

          オリーブの実を食べるより、その葉を眺めるのが好きだ。 実りは秋だが、細めでしゅっとした形の葉が互いに身を寄せ重なり合って、いきいきとのびてゆくのは日差しが眩しい夏である。 かすかな青みをおびたグリーンの葉は、種類によっては光の加減で銀色にも見えることがある。 大きく育ったオリーブの木は、勢いづいて波を描くように葉を茂らせ、自由に枝をのばしていく。 おしゃれなカフェやイタリアンの店先でお目にかかるたび、いつかはうちの玄関にお迎えしたいと、この夏もまた熱い眼差しで見つめてしまう

        夏の残り火|キミの隣りで因数分解を解きたい

        • 夏の1コマ|同じ花火を見上げた記憶

        • いつも素敵な絵本のことを教えてくださるm.book26さんに記事を紹介していただきました📘✨ 青い本棚つながりで、ずっと前から大好きな「ともだちは海のにおい」工藤直子作、長新太絵 についての記事におじゃまできてうれしかったです🩷 https://note.com/cozy_rabbit8679/n/nb50b7cce4011?sub_rt=share_pw

        • 夏の1コマ|オリーブの木陰から、新麦入荷しましたって。

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          6本

        記事

          夏の1コマ|チョコバナナパフェの、うふふ。

          え、笑ってる? チョコバナナパフェのクリームちゃん うふふ、と目が合う夏の午後 ひんやりソフトクリームさんも 暑いねえ、暑いねえ トローリ、トロリ とけちゃうよー 夏はやっぱり氷でしょ! クラクラまぶしい おひさまギラギラ 列に並んで炎天下 お待たせしました 手前から ティラミス・クリームかき氷 そちらはマンゴーミルク味 半分食べたらとりかえっこ 舌先の熱でシュッと消滅 口に残るは夏の余韻 冷えたスプーンと 空の器 タイトルは〝恋する洋

          夏の1コマ|チョコバナナパフェの、うふふ。

          メロンソーダの色透明は白く濁りはじめる 炭酸刺繍|盛夏編

          もう汗をかいている レモンスカッシュと メロンソーダを前に キミと向かい合わせに座る しゅわ しゅわ と ちいさな泡が うまれては消え うまれては消える 家が近いから 小中学校はずっと同じ 来年からはそうはいかない (一緒にいたい まだ キミと) 知ってるよ テニス部のあの子と図書館で 並んで勉強してたこと 向かい合わせより近い 隣り合わせの席で ね 第一志望の話をしたら キミが答えてくれなくて 罪のない輪切りのレモン ストローで突き刺した しゅわ しゅわ と 消

          メロンソーダの色透明は白く濁りはじめる 炭酸刺繍|盛夏編

          無口な帽子の人にどこまでもついて行く。「フォロン展」感想文

          細くて長い月の形をしたカバンを持った人が、こちらを見つめている。 ジャン=ミッシェル・フォロン。 どうしてか、その帽子の人を追いかけるべきだと感じた。 蒸し風呂のような夏日の午後だった。 頭から綿のワンピースをかぶって袖を通すと、クロックスのサンダルをつっかけ、東京駅丸の内駅舎内にある美術館〝東京ステーションギャラリー〟へ向かった。 空想旅行案内人に連れられて 東京駅丸の内口の旅行客の間をぬって〝東京ステーションギャラリー〟に到着すると、入口で月のカバンの彼に出迎えら

          無口な帽子の人にどこまでもついて行く。「フォロン展」感想文

          夏空を見上げた午後の青色は アイスティーと日曜日のブルー

          青空の中に生まれた かすかな夕暮れ色を 雲たちが遠まきに やさしく抱いていた 夏空を 見上げた午後の青色は アイスティーと 日曜日のブルー 明日は月曜お仕事曜日 ブルーになるのはいつものことで 逃れられない日曜の午後 空とアイスティーと本棚を 眺めながら深呼吸する ふう やっぱり青はいい色だ と こちらの企画に参加しています↓ #Sun3Sunday

          夏空を見上げた午後の青色は アイスティーと日曜日のブルー

          The Fluffy Rabbits on Clouds the Sun Named 🌈おひさまに なまえをつけてもらった くもうさぎ

          空のかたすみで ふわふわのしっぽをした くもうさぎのきょうだいが生まれました 7匹は虹の色をしていたので おひさまが名づけて詩をよみました こもりうたのように やさしくしずかによみました The Fluffy Rabbits on Clouds the Sun Named🌈 おひさまに なまえをつけてもらった くもうさぎ 絵とことば mu 英語翻訳 富田梨恵 Flowers bloom, fruits mature. Songs are shining like

          The Fluffy Rabbits on Clouds the Sun Named 🌈おひさまに なまえをつけてもらった くもうさぎ

          深くキズつくと、忘れるほど長い時間がたってから、ふと隣りにやさしくしたい自分が現れます。そんな風に書いた記事です。 白い画面上の文字のやりとりで、温かく強い思いを共有できると教えてくれたしゃんしゃんさん、ご紹介ありがとうございました🩷 https://note.com/hireashi_tengoku/n/nb74cf0c1a4f1?sub_rt=share_pw

          深くキズつくと、忘れるほど長い時間がたってから、ふと隣りにやさしくしたい自分が現れます。そんな風に書いた記事です。 白い画面上の文字のやりとりで、温かく強い思いを共有できると教えてくれたしゃんしゃんさん、ご紹介ありがとうございました🩷 https://note.com/hireashi_tengoku/n/nb74cf0c1a4f1?sub_rt=share_pw

          お酒と本と歩くことがお好きな小説家の酒本歩さんに、記事を紹介していただきました✨ 「創作は自由だ!」というタイトルで、自由に、ずんずん進んでいく、と表現していただいたのがうれしかったです。 ありがとうございました🩷 https://note.com/a_sakamoto/n/na16e8eb8d11e?sub_rt=share_pw

          お酒と本と歩くことがお好きな小説家の酒本歩さんに、記事を紹介していただきました✨ 「創作は自由だ!」というタイトルで、自由に、ずんずん進んでいく、と表現していただいたのがうれしかったです。 ありがとうございました🩷 https://note.com/a_sakamoto/n/na16e8eb8d11e?sub_rt=share_pw

          暑風至る、夏を待っていたマーメイド。

          暑風至。 夏祭りで大忙しの週末でした。 子どもも大人も、let's dance、盆踊り! カラフルな色セロファンとペットボトルの蓋で作った金魚たちが、たらいで涼しげに泳ぐ金魚すくい。 的当てやワニワニゲームなど手作りの縁日に、プリンセスみたいな浴衣姿の子どもたち、おもちゃのサングラスをかけた小さなイケメンも、とびきりの笑顔でした😎✨  月夜のマーメイド 前に手作りユニットの記事を書いたのが真冬だったので、このマーメイドには夏になったら見てもらおうね、と待っていてもらい

          暑風至る、夏を待っていたマーメイド。

          muのお散歩記事を公式マガジンに入れてもらったのがうれしくてずっとニコニコしている。

          1年の半分が、終わった日。 うれしいことが、ありました。 muのお散歩記事を、公式マガジンに入れていただきました!✨✨✨ 📕子どものときからずっと、大人になっても変わらずmuの心と体のかなりの部分を占めている大好きな絵本の世界を、いろいろな方向から楽しく、ちょっぴり深くお散歩しています。 大好きなnoterの方々や、はじめましての方、何度めかでお名前を知っている方など、たくさんスキを残してくださいました。 どうもありがとうございます🩷 そして、いただくコメントはいつ

          muのお散歩記事を公式マガジンに入れてもらったのがうれしくてずっとニコニコしている。

          ぐりとぐらのカステラを探しに、絵本の世界を散歩する。

          本棚から取り出したる1冊の本。 絵本「ぐりとぐら」のすべて。 と銘打たれたこちらの本が、今回のお散歩のガイドブックである。 ぐりとぐらのカステラ 子どもの頃、もしくは子どもと一緒に、はたまた大人になってから、耳にしたことはないだろうか。 〝ぼくらのなまえは ぐりとぐら  このよで いちばん すきなのは  おりょうりすること たべること〟 というあの歌を。 作者の中川李枝子さんは、節をつけずに言葉のみの詩として書いたそうだが、長い年月のうちにあちらこちらで、いろいろ

          ぐりとぐらのカステラを探しに、絵本の世界を散歩する。

          きのうみたゆめ

          次の日 もし キミが こわい夢を見たら それをやっつけに キミの夢まで行くつもり だけど キミが こわい夢なんか 見ませんようにって おねがいしてから眠るよ

          きのうみたゆめ

          諦めかけていた LIVEチケットを手にした たまらなく会いたかった人たちに 手をふって 一緒に歌って 同じ時代 同じユニバースに ともに存在していることを確かに感じ それが しあわせ過ぎて泣いた日 こんな類の涙が  いつぶりだったか もう 思い出せない

          諦めかけていた LIVEチケットを手にした たまらなく会いたかった人たちに 手をふって 一緒に歌って 同じ時代 同じユニバースに ともに存在していることを確かに感じ それが しあわせ過ぎて泣いた日 こんな類の涙が  いつぶりだったか もう 思い出せない