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\日本人とは、外国人とは/Diversity Journey航海記【アクションチャレンジ26】

 みなさん、こんばんは!

 うさみです。

 NPO法人コモンビートの多様性や違いについて考えるプログラム「Diversity Journey」。先日発表したアクション宣言「生涯吸収・生涯発信」を実践していきます。

 こちらは毎週日曜日に記事を発信しています。今回は、吉野家の就活生拒否で話題になったニュースについてのお話です。よかったら最後までご覧ください。

▶全国チェーンでのとんでもない勘違い

 毎度同じく、DiversityJourneyに参加してから比較的眺めるようになったニュースサイト「朝日新聞GLOBE+」。先日こちらの記事が目に留まりました。

 牛丼でおなじみの吉野家でこんな騒ぎがあったんですね。ミックスの就活生が、吉野家の会社説明会を「外国人」だからという理由でキャンセルされたというこちらのニュース。
 実際は、この就活生は日本国籍の日本生まれだったとのことで、最終的には吉野家が就活生に対して謝罪をしたようです。記事を読むと、就活生は写真を提出しておらず、説明会予約時に「外国風の名字」を入力し吉野家側に「外国人」と判断されてしまったのです。ちなみに、吉野家では「氏名 住所 学校などの情報」から応募者が外国籍か否かを総合的に判断しているとのことです。
 しかし、それらの情報だけで、日本国籍か、外国籍かが判断できるというのでしょうか。記事の筆者もその点について異を唱えています。

▶国籍は瞬時に判断できない

 これはあたりまえのことですが、本人に確認しない限り、その人の国籍を判断することは容易ではありません。
 しかし、海外の人やミックスの人を前にすると、○○の国の人かな?とパッと思ってしまう人は意外に多いのではないでしょうか。私自身も、そう感じてしまったことも多々ありました。
 それこそ、そういった容姿の人が日本語で話す姿は「海外の人なのに日本語上手だなあ」と違和感なく感じてしまっていたように思います。今となっては完全にマイクロアグレッションだと反省していますが、、、
 人は見かけによらない、見た目で判断してはいけない。幼いころ、家庭や教育現場で教えられてきたことと思いますが、多様性が叫ばれる昨今でも、見た目で判断してしまいがちな思考は変えていく必要があるのでしょう。

▶日本人とは、外国人とは

 そもそも、人とのかかわりの中で、日本人であるか、外国人であるかを問わず、一人の人間、同じ地球人としてかかわれるようになれば、今回のような事態は起きないのでしょう。
 とはいえ、就活のような社会活動において、いち早く認識を改めることは「エイヤっ」でどうにかなるものではありません。では、どうすればいいのか。それは、やはり一人ひとりのアクションが必要になるのだと思います。個々人の集合が社会である以上、私たち一人ひとりの意識で社会を構築していくしかありません。
 日本人や外国人といったあいまいな枠組みにとらわれないで人と接することができるように努めたいものです。


 みなさんは、日本人と聞いてどんな人を想像しますか?外国人と聞いてどんな人を想像しますか?それらはもしかしたらある一方向からの物の見方、考え方なのかもしれません。ちょっとだけ、見方、考え方を変えてみるとどうなるでしょうか。

 たとえハチドリの一滴でも、積み重ねることで変化があることを信じて。

 最後までお読みいただきありがとうございます!

 うさみ

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