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観劇の記録

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#観劇レビュー

7/21 中野劇団 「楽屋ちゃん」

7/21(金) 19:30

紹介により当日制作の手伝いに行った中野劇団さんの「楽屋ちゃん」を見させていただいた。観劇三昧でいくつか見させていただいたが、生で見るのは初めて。空気は終始、和やかだった。

ある劇団の公演中の楽屋。9人もの役者がそれぞれの衣装を身にまとい、楽屋を出たり入ったりする。個性の強いものが集まれば事件の一つや二つや三つや、も起こるわけで、猫の死体がどうちゃら、演技が下手くそ

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7/8 劇団ケッペキ「宮本武蔵」

ケッペキさん、実は初めての観劇。ずっと噂?はかねがね聞いていて、今回、前田司郎作の「宮本武蔵」をするということでやっとこさ腰が上がった。雨の中、ほんっとに土砂降りの雨の中向かって、見てよかったなー頑張って行ってよかったなーっていうのが感想です。吉田寮は雨にふられたらアカン……

劇団ケッペキさんの「宮本武蔵」。想像してるよりはかなり良くて、主役の武蔵どんがすごく良かった。ビジュからなにから、さすが

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7/8 劇団ACT 「メロンソーダの泡」

7/8 15:00~

劇団ACTはすっかり忘れてたけどちょうど一年前、去年の短編公演「啼く水琴窟」以来の観劇。ということでこれで2度目になる。ちゃんと長編を見たことがないんだなあ、京都学生演劇祭に行けたらそこでやっと見れる感じになるのかもしれない。

モーリタニアさんがやっぱり抜きん出ていて上手いな……って感じで(多分前はゴキブリの話をやられていたはず)。それまでちょっとかさかさゴソゴソしていた

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7/1 安住の地 「渓谷メトロポリス化計画」

7/1 14:30

当日運営手伝い二日目に観劇。暑い中たくさんの人が来ていて、座席はほとんど満員。安住の地、という劇団がどれほど期待されているのか、応援されているのか、窺い知ることができる。まあそれは一日目にも思ったことなんだけど。三列目のど真ん中が空いていたのでスミマセンスミマセンと言いつつ通って座った。

まず、舞台美術がどう考えてもへんてこりんでした。
じゃん。

中央にプールがあって、そ

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5/29 コトリ会議 「あ、カッコンの竹」

5/29 15:00

久しく観劇。こんな面白くてゾクゾクしてちょっとむなしさを感じられる演劇が2000円で見れちゃうんだから、学生は得だよなぁほんと、と見終わった帰り道に思う。至極、見てよかった。 @シアトリカル應典院

上演前から既に、暗闇の中でもの寂しげに存在する竹林。ほんのりと当てられた照明によく映える。そこには山姥がいるという。暗がりの中、訪れた人々がゆっくりと、時には騒がしく動き、喋り

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5/12 劇団しようよ 「あゆみ」

5/12 14:00

最近、よくアトリエ劇研に来ている気がする。本当にここはなくなってしまうのだろうか、と不思議な気持ちに来る度になる。もったいないな、どうにかできないかな、なんてそんなことを考える権利も自分にはなさそうだけれど。

劇団しようよの「あゆみ」。本当は「TATAMI」との二部作?になっていて、そっちも見ようと思っていたのだけれど都合上無理になってしまって。残念すぎる気持ちで、この感

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5/3 劇団月光斜 「ダブリンの鐘つきカビ人間」

5/3(水・祝) 17:30

劇団月光斜さん『ダブリンの鐘つきカビ人間』の千秋楽を見た。これで月光斜を見るのはおそらく3度目になる。

帰るときに1人で最高やったあああうわあああ と心の中で唸りながら帰る。衣装が素晴らしいのなんのって、カビ人間のなんか全てが愛しかった。おさえちゃんも愛しかった(そして上手かった天知さん…!)、ゆえに苦しさがぐわっとやってきた。あんなに逆のことをあれだけ自然に言

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