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8/11 演劇ユニットハナウタ 「希望と銀のスプーン/浮巡」

わざわざ兵庫・三宮まで向かい、観劇。どうしても1度、主宰・夏井菜月 の舞台上の姿が見たかった。見てみたかった。 結論、まだまだもっと、もっと見たいと思った。 それぞれ魅力ある女の子3人によって繰り広げられる二つの短編。一人の女の子を三人が演じる『希望と銀のスプーン』と、スリーピースガールズバンドのボーカルの話『浮巡』の二つ。個人的には後半の『浮巡』の方が好きだなと思った。未来が見えないのは、演劇だってそうだ。いや、きっとなんでもそうなんだろうな。 ・希望と銀のスプーンは

    • 兎は寂しいと死ぬんだって誰かが言ってた

      電車に乗ってヘッドフォンをつける 今気に入ってる音楽を流すとイントロが流れてきて スマホの電源を落とす 京阪電車は地上を走る だから窓の外からは街が見える 大阪のどのへんの街なのかは分からないけれど 電車のスピードによってどんどんその景色は移り変わっていく ぼーっと見つめる マンションが見えたり 住宅地が見えたり 大きな派手な看板が見えたりする 少し時間が経つと駅に着いてその景色は終わる でもまたすぐに見ることができる 駅の中の人はみんなスマホを触っていたり 隣の人

      • 8/5 闇金ドッグス3

        闇金ドッグス6がもうすぐ公開ということで、今まで観てなかった闇金ドッグスシリーズをAmazonプライム会員になって観ることにした。やっぱり映画は映画館で見るものだなあとこういう配信系で観ると思う。1、2はもう既に観ているため、まずは闇金ドッグス3から。須藤司が初めて主人公をつとめた回である。かなり久々に闇金ドッグス(以下、闇犬)シリーズを見たけどやっぱり良いな。相変わらず闇金闇金してるしでもとりあえず安藤さんがかっこよすぎてもう異次元レベルで好き(?)。というか登場人物全員が

        • 演劇を死ぬための道具にはしたくない

          最近、演劇がなかったら死んでたんじゃないか、ってくらい嫌なことがあった。それは今でも続いていて、今でもずっと嫌で、でも死なないでいられるのは、演劇があるからなのかもしれない、と。 そこでふと思った。 「あたしは演劇を死ぬための道具にしてるんじゃないか?」 生と死はいつも対に存在している。 生きているということはいつかは死ぬということ。 死んでいるということはいつかは生きていたということ。 すなわち、演劇を死ぬための道具にしているとするならば、演劇を生きるための道具にし

        8/11 演劇ユニットハナウタ 「希望と銀のスプーン/浮巡」

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        記事

          人生

          今まで進んできた道が果たして正解だったのか、それを証明してくれる人は誰もいなくて。もう一つの道の方が良かったんじゃない?なんて言われても、もう一つの道ってなんだよ、って、そんな道は知らない。今進んでる、この道しか、私達は知らない。 もし、「こっちにいけば○○だし、こっちにいけば△△だけど、どうする?」なんて言われたら。誰に、なんてことは置いておいて、もしそんな選択肢を、人生の選択肢を選ぶことが出来たら、私達は幸せだろうか。○○の道にしてよかった。そう思えるのだろうか。 あ

          7/21 中野劇団 「楽屋ちゃん」

          7/21(金) 19:30 紹介により当日制作の手伝いに行った中野劇団さんの「楽屋ちゃん」を見させていただいた。観劇三昧でいくつか見させていただいたが、生で見るのは初めて。空気は終始、和やかだった。 ある劇団の公演中の楽屋。9人もの役者がそれぞれの衣装を身にまとい、楽屋を出たり入ったりする。個性の強いものが集まれば事件の一つや二つや三つや、も起こるわけで、猫の死体がどうちゃら、演技が下手くそやらなんやら、劇団を辞めるやらどうするやら、キスしちゃったやら。割とこっち側(観

          7/21 中野劇団 「楽屋ちゃん」

          7/8 劇団ケッペキ「宮本武蔵」

          ケッペキさん、実は初めての観劇。ずっと噂?はかねがね聞いていて、今回、前田司郎作の「宮本武蔵」をするということでやっとこさ腰が上がった。雨の中、ほんっとに土砂降りの雨の中向かって、見てよかったなー頑張って行ってよかったなーっていうのが感想です。吉田寮は雨にふられたらアカン…… 劇団ケッペキさんの「宮本武蔵」。想像してるよりはかなり良くて、主役の武蔵どんがすごく良かった。ビジュからなにから、さすが主役だな……かっけえ…って感じで、ついつい帰り際には握手をしてもらってしまった(

          7/8 劇団ケッペキ「宮本武蔵」

          7/8 劇団ACT 「メロンソーダの泡」

          7/8 15:00~ 劇団ACTはすっかり忘れてたけどちょうど一年前、去年の短編公演「啼く水琴窟」以来の観劇。ということでこれで2度目になる。ちゃんと長編を見たことがないんだなあ、京都学生演劇祭に行けたらそこでやっと見れる感じになるのかもしれない。 モーリタニアさんがやっぱり抜きん出ていて上手いな……って感じで(多分前はゴキブリの話をやられていたはず)。それまでちょっとかさかさゴソゴソしていた観客も、なんだか前のめりになってた気がする。さすがです。「一人部屋」っていう、一

          7/8 劇団ACT 「メロンソーダの泡」

          人に対してちゃんとする

          人に対してちゃんとする。その「ちゃんと」の度合いは人によって違うだろうけど、あたしの「ちゃんと」の度合いは挨拶とか礼儀とか、そういうのができる、「ちゃんと」。ありがとうございます、お疲れ様でした、よろしくお願いします、……そういうのがちゃんと出来る人が、ちゃんとしてる人が、演劇人には多い気がする。 一体なぜなのか。一人くらい、礼儀とかそういうのがなってない人がいてもおかしくないだろう?だって人間なんだもの、そういう人は必ずいるはず。でも演劇をやっている人にはめっぽう見当たら

          人に対してちゃんとする

          7/1 安住の地 「渓谷メトロポリス化計画」

          7/1 14:30 当日運営手伝い二日目に観劇。暑い中たくさんの人が来ていて、座席はほとんど満員。安住の地、という劇団がどれほど期待されているのか、応援されているのか、窺い知ることができる。まあそれは一日目にも思ったことなんだけど。三列目のど真ん中が空いていたのでスミマセンスミマセンと言いつつ通って座った。 まず、舞台美術がどう考えてもへんてこりんでした。 じゃん。 中央にプールがあって、そのまわりにはピンクのゴム手袋を膨らましてつくられたウーパールーパーみたいなやつ。

          7/1 安住の地 「渓谷メトロポリス化計画」

          電車

          男が歩いている。定期券を取り出して、改札をピッとして通る。電車をしばらく待っている。 男、スマホをいじる。女が歩いている。定期券を取り出して、改札に差し込んで通る。男の斜め後ろに並ぶ。 「……お、阪神勝ってるやん」 「……」 「……ぁ、」 電車がやってくる。数人が乗っている(歩いてくる)。男、気恥しそうに電車に乗って奥へと歩いていく。女、ドアのすぐ近くに立っている。 部活終わりの女子高生二人が楽しそうにしている。 「ね、明日のテストの勉強した?」 「全然してない。え

          生と死

          もし、死んだらこの世から消えるシステムだとしたら。 その人の記憶は誰の脳からも消える。 その人に関する物質も消える。 もちろんその人の存在も消える。 骨も肉も目も耳も、消える。 人は死にたがるだろうか 生きることをすぐに諦めるだろうか 「嫌なことがあったなあ、あーあ、この先も嫌なことがつづくのかあ、よし、死のう」 そういう人が増えてくるのだろうか 恋人たちは、不安になるだろうか 「ああ、彼、死なないかしら。死ぬなんていやだわ」 死ぬということは、生きてい

          生と死

          4/8 劇団したため 「時差」

          4/8 19:00 時差を観てきた。 原点に戻った気分。 『時差』は無自覚ながらに感じてる。毎日。ずっと。いつでも。電話してる時、話してる時、手紙を読んでる時、いつも。 次の秋に公開する映画も気になる。 木村敏先生の著書も気になる。 聞こえてた雨がなんとなく心地よかったから、降ってる雨も許そう。 (Twitterより) 劇団したためは、あたしが初めて劇研アトリエで見た公演で、その時見たもののことはなんとなーく、覚えている。なんか妙にわかりずらくて、でもなんだか面白くて。舞

          4/8 劇団したため 「時差」

          4/21 ブルーエゴナク「ふくしゅうげき」

          4/21 19:00 当日運営の手伝いをさせてもらいながら、観劇。なんていう贅沢な。当日運営のスキルアップもできて、いろんな人とも会えて、しかも観劇させてもらえる。なんて贅沢なんだろう。しかも素敵すぎる演劇だった。今までにここまでレベルの高い演劇は見てこなかった。本当に、見れてよかった。 ふくしゅうげき。ふくしゅう。復讐のような、復習、のような。自分は最初、前者のふくしゅうかと思っていたけれど、後に出てきた海の波のようなダンスを見て、あ、これは復習、なんども復習する、って

          4/21 ブルーエゴナク「ふくしゅうげき」

          5/12 劇団しようよ 「あゆみ」

          5/12 14:00 最近、よくアトリエ劇研に来ている気がする。本当にここはなくなってしまうのだろうか、と不思議な気持ちに来る度になる。もったいないな、どうにかできないかな、なんてそんなことを考える権利も自分にはなさそうだけれど。 劇団しようよの「あゆみ」。本当は「TATAMI」との二部作?になっていて、そっちも見ようと思っていたのだけれど都合上無理になってしまって。残念すぎる気持ちで、この感想を書く。 実はweb上で、おそらく柴幸男さんのものであろう、というか絶対そう

          5/12 劇団しようよ 「あゆみ」

          4/30 少女都市 「光の祭典」

          4/30 17:00(千秋楽) 正直、途中からお尻が痛すぎたのもあるだろうけれど、よく分からなかった。あれ、終わった?終わったの?え、あたしはこれを見て何を思えばいいんだろう、感じればいいんだろう、って、悪く言えば『共感できなかった』。なんというか、呆気に取られる、というか、そうなの?みたいな。まるで、目の前でいままで繰り広げられてきた物事は完全に他人事、みたいな。まあ演劇なんてほとんどが他人事なんだろうけれど、残念ながらこれには感情移入は出来なかった。 映画は人を切り取

          4/30 少女都市 「光の祭典」