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【発売中】投稿連作川柳アンソロジー誌『川柳EXPO』のお知らせ

更新履歴:2023/08/10 お知らせでもお伝えの通り、発売となりました!

2023/08/10 Amazonにて発売

2023/07/10 投稿確認完了(投稿者数51名、1,020句の投稿)

2023/07/01 投稿受付を終了

2023/06/03 「4.よくある質問」を更新

2023/06/02 「4.よくある質問」を追加

第二報 2023/06/01 募集要項更新(投稿フォーム公開)
特報(第一報)2023/05/28


川柳連作の投稿を募集し、投稿作品を掲載するアンソロジー誌『川柳EXPO』をはじめます。


1.企画の背景

かつて石田柊馬が「川柳は読みの時代に入った」と言ったことがある。(中略)私が「読みの時代の次に来るのは何ですか」とたずねたところ、柊馬は「句集の時代」と答えた。考えてみると、あれは予言的な発言だった。

小池正博「川柳を荒らしに来てください」(川柳スパイラル第15号)

昨日今日、川柳をはじめた私にとっては、自分の句についてTwitterでいいねをもらえた、句会で抜かれた、柳誌に句が載った…ということが単純にうれしく、楽しく、それが、今は、川柳のモチベーションになっています。

ただ、それは、句単体が、例えば題詠の場合、その題に対して「たまたま」うまく対処できたということであったり、選者の方の好みに「たまたま」マッチしたということであったり、という可能性もあると思っています。

その「たまたま」の精度を上げることが、技術を磨くということだと思うのですが、これはこれでコツコツと、地道にやっていくしかありません(量を積み重ねつつ、質を磨いていくということですね)。

一方で、センスの部分はそれとは別にあり、素人であったとしても、「何を詠むか」「どう詠むか」に、その方なりのセンスがあらわれると思っています。

川柳をはじめてから私がこの1年で感じたことは、キャリアには関係なく、ひとつひとつの句でははっきりとわからない作者の個性も、沢山見てみると、確かにそこに(個性とまでは言わないまでも)その方でないと出てこない何かがありそうだ、ということでした。

既に句集を出されている方々は、キャリアを積み重ねる中で、技術を伴った形で個性を発揮する(あるいは消す)ことを、句集を通してされていると思います。

これは音楽で言えば、質の高い曲(句)を安定的に作ることができると信頼できるので、メジャーレーベルからアルバム(句集)が出せるという状況に似ているように思います。

曲(句)を作った、ライブ(句会など)で反応があった、曲やアーティストについて語りあった(読み)、そして、いろんな思いが溢れ出し、とうとう自主制作であってもアルバム(句集)を出して、自分の作品を世に問うてみたいというところに至った…という方々が増えていくことが「句集の時代」なんじゃないかな、というのが今の私の解釈です。

しかし、キャリアが浅く、作品への信頼感も乏しく、あまり多くの読者が期待できない方が、いきなり自費で句集を作るというのは、それなりにリスクの伴うものだと思います。

そこで、一人ではあまり反応が期待できなくても、何人かが集まり、句単体ではない連作(あるいは群作)という形で、しかも参加費無料で参加できるアンソロジー誌という場で、それで世に問うてみるというのはいかがでしょうか、というのが、今回の投稿連作川柳アンソロジー誌『川柳EXPO』の企画のコアな部分です。

私としては、この企画がうまくいって、続いていけば面白いだろうなぁと思いますが、もちろん、あまり投稿が集まらなかったり、反応がなかったりして、失敗に終る可能性もあります。

しかし、その場合でも、投稿者にはリスクはありません。だから、私としては、まずはお祭り感覚で、皆さまにご参加いただけるといいなと考えています。

川柳も本作りも素人の私がやることなので、はたしてどこまで出来るのかわかりませんが、皆さま、何卒よろしくお願いいたします!


2.投稿連作川柳作品募集要項

投稿資格:プロ、アマ問いません。キャリアも問いません。誰でもOKです

参加費:無料(ただし、紙の本にして販売させていただきます。なお、投稿いただいた皆様にはpdf版を無償配布予定です)

投稿作品:未発表の20句からなる川柳連作・群作1篇(必ずタイトルを付けて下さい)

投稿に関する注意事項:
・投稿は1篇に限ります。
・(基本的には全て掲載する予定ですが)一応、選を受けます。
・内容に不備がある、連絡が取れない、著作権侵害の恐れがある等で、掲載を見送らせていただく場合があります。ご了承下さい。
・投稿作品は既発表扱いとなります。
・基本的には投稿いただいた内容をそのまま掲載いたします(多少の校正が入る可能性はありますが、誤字脱字にはご注意下さい)。
・著作権は作者に帰属しますが、投稿時点で本アンソロジーに掲載されて販売されることを承諾したものとみなします。
・原稿料、印税は発生しません。
・投稿フォームに記載のルールにしたがって投稿して下さい。
・投稿フォームにご記入いただいた連絡先情報は、本アンソロジーのやりとり以外に使用いたしません。

募集期間:2023/06/01~2023/06/30 23:59(予定)

投稿方法:こちらの投稿フォームからのみ受け付けます。
※2023/07/01 投稿受付終了

※大変申し訳無いのですが、今回は投稿フォームの仕様上、入力できない特殊な文字、レイアウト等はご容赦願います。

※出来るだけスムーズな運営を心がけますが、不備などがある場合はtwitter等でご指摘いただけると幸いです。


3.投稿連作川柳アンソロジー誌『川柳EXPO』概要

仕様:A5判 縦書き ペーパーバック
刊行予定時期:2023年9月の刊行を目指します

基本的には投稿作品を中心に構成する予定ですが、現時点で応募数が読めないため、投稿数に応じて、紙面構成は変わる可能性があります。

なお、(全作品は難しいと思いますが)投稿作品についての作品評を、川柳作家の小池正博さん(「川柳スパイラル」編集発行人。「はじめまして現代川柳」を編著)にご担当いただけることになりました。


4.よくある質問

Q1:投稿フォーム内で「全角◯文字」とありますが、全部半角や半角混じりでも問題ありませんか?
A1:はい、問題ありません。その場合、全角1文字=半角2文字換算でお願いします。

Q2:普段使っている筆名と異なる筆名で投稿しても問題ないでしょうか?
A2:はい、問題ありません。投稿いただいた筆名での掲載となります。

Q3:ツイートした句でも良いのでしょうか?
A3:「未発表の20句」でお願いします。

Q4:一行の文字数制限は?
A3:一句あたり最大でも全角で20文字と想定しています(それ以上になった場合、レイアウト調整上、改行が入ったり縮小されるなどの可能性もあります)。

Q5:長律句や多行はどのような扱いになるのでしょうか?
A5:紙幅は出来るだけ平等にしたいので、今回はご容赦いただけると幸いです(今後、本企画が継続出来そうな場合、検討させていただきます)。

Q6:20句に満たない連作でも投稿可能ですか?
A6:今回は「未発表の20句からなる川柳連作・群作1篇」という条件ですので、20句でお願いいたします。

Q7:作品タイトルは必ず必要ですか?
A7:作品タイトルはフォーム上、必須の質問にさせていただいているので、何らかの入力がないと投稿できないのですが、どうしてもタイトルをつけたくない場合は「無題」でお願いします(その場合、作品タイトル「無題」として掲載されます)。



※今後、追加情報があった場合、このページを更新していきます。

皆様、何卒よろしくお願いいたします!


まつりぺきん

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