社会。32
その違和感はなんなのか、いつもは思考停止で考えることをやめてしまうけれども、脳みそフル回転で考え出す。
その違和感は、働く人間と、働かされる人間がいるということである。
僕は働き始めたものだから、その違和感にはまだちゃんとした感情が生まれないけれども、もし、このまま働き続けたらば、その違和感はどんどん薄れて、機械と同じように、全く同じ日常を感覚をゼロにして生きていくだろうと簡単に予想することができた。
あ、僕はもうその泥沼に足を踏み入れたのだ。
そう感じ始めた。
実家はお金はあるが、人間は死ぬ、母さんが死んでしまえばそのお金もゼロになるのは見え見えだ。
見て見ぬふりをするのもいいけれども。
なんだか、負けた気がする。
よろぴく!