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気になった投稿~土木技術者が読んでおきたい書籍~

ちょっと目に入り、気になった投稿です。
土木技術者として。

クリックしたらこの書籍が紹介されていました。


なんて難しいことは考えていなくて、ちらっと見たわけですが、とてもいい投稿でしたのでシェアします。
下記に引用しますね。

この本について濱委員のコメントでは、
「障碍者は守ってあげなければならない存在、そんなステレオタイプをガツンとぶっ飛ばしてもらえます。
現在、女性の技術者は珍しくなくなり、その後、外国人の技術者が増えました。私の直属の部下にも外国人技術者が3人います。今後は見えない人・聞こえない人とも仕事をしてみたい気持ちになりました。ところで私の上司はいわゆる"JTCのオールド・ボーイズ・ネットワーク"です。(笑)そんな彼は外国人の部下に指示する際にも「一断面計算したら、あとは金太郎飴やから!」などと言うため、外国人に「金太郎飴」って言っても通じんやろ・・・と私はいつも笑いそうになるのですが、障碍者と一緒に働く場合にはどうなるのだろう、と期待してしまいます。
私は過去に一度、耳が聞こえない人と旅行をしたことがあります。私は海外旅行が好きで、そのときも航空券だけ予約してトルコに行きました。有名な観光地であるカッパドキアに行った際に、現地で見どころを回るツアーに参加したのですが、そのツアーに、たまたま耳の聞こえない日本人女性が2人参加していました。言葉もロクに通じないのにすごい!と一瞬思ったのですが、そうか、聞こえないんだから日本語も英語もトルコ語も、彼女たちにとっては関係ないのです。
とにかく、彼女たちはとても楽しい人たちで、私たちはすぐに打ち解けました。ツアー料金に含まれない教会に入るとき、障碍者が割引か無料になるパスのようなものがあるらしく、「耳が聞こえないフリをして私たちについてこい」と。(笑)さすがに遠慮しましたが、本当に笑わせてもらいました。
守ってあげなければならない、優しくしてあげなければならない、教えてあげなければならない、と思って接すると、相手は違和感や、場合によっては不快感を感じることもあると思います。女性技術者がまだ少なかったころ、「女性なのにがんばってるね!」とか「女性なのに残業してかわいそう!」などと言われるのがすこぶる不快だったことを思い出しました。
多くの人が利用する土木構造物ですが、それを造る仕事をしている私たちは、まだまだ多様性のある組織とは言えないのではないでしょうか。お互いの違いを楽しむ余裕を持ちたいものです。」

JSCE 建設技術研究委員会 教育小委員会noteより

わたしには2つの”なるほど”がありました。

1.聞こえないひとにとっては、言語の壁がないということ。
2.「してあげなければならない」は相手にとって違和感や不快感につながるということ。

自分の当たり前は、誰かの当たり前ではないと捉えました。
当たり前な話ですけど、再確認です。
特に1つ目は、かなりのなるほどですよね。
出来ることが必ずしも良いことではなく、何かがないことは、壁という概念がないことともとらえられるということ。

壁という概念は、自分で作っているものかもね、なんて感じました。

では。

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