サンカヨウ

新しい3つの仕事への挑戦

ペットシッターでお世話になっていたオーナーに独立してほしいと言われた私は、次にどの職業に就こうかを悩んでいました。

初めて仕事で何をしようか迷った時期です。

その時に行なった3つのお仕事についてご紹介します。
4,913文字の長いnoteとなります。

M先生のアドバイス

悩んだ私は、専門学校の就職担当の先生に何の仕事が自分の目標を達成できる職業なのかを聞きに行くことにしました。
そこでM先生が私の今までの流れを聞いてアドバイスしてくださいました。

「小梅、お前は10歳の時から今までず~っとペット業界を目指していただろう?一旦ペット業界を離れて違う仕事をしてみたらどうだ?」

ペット業界の仕事を紹介されるものと思っていた私はこのアドバイスに驚きましたが、確かに私は「あすかの一件」があってからというもの、一直線にペット業界だけで働くことだけを目指して進路を決め、学び、経験を積んできました。

そうだな、確かに違う事をやるのも良いかもしれない。
よし、これを機会に違う事をやってみよう。

平日の仕事 -工場での作業-

私は派遣の仕事で3つの仕事をする事に決めました。
平日に2つ、週末に1つ登録し、仕事がない日が休みというスケジュールです。

一つは、ただただお金を稼ぐ為だけに、倉庫でフリーペーパーをとじ込み、それらを一定の冊数ごとにまとめるという単調な仕事。これは2つの仕事が入らない場合に最終手段として入っていた仕事です。

選んだ理由は、私は変化を好むので、単調作業をするとどうなるのかという興味を持ったのと、確か結構時給が良かったような気がします。。←うろ覚え(笑)

仕事はいくつかの工場にその日ごとに派遣され、フリーペーパーが流れてくるレーンに配置されます。持ち場により、もちろん作業自体は変わるのですが、一旦流れ出すと延々と同じ作業を行なうことになります。

最初は作業自体に慣れ、その中で最大のパフォーマンスをする為に、集中してどうやったら一番上手くスムーズに作業をできるかに意識をフォーカスするので、意外に時間は早く過ぎていきます。

そして、ある程度できるようになると、衝撃的につまらなくなります。(笑)マルチ・ポテンシャライトはできるようになったら飽きるのです。

でもこの仕事で、一つとてもやりがいを覚えた瞬間がありました。

あまりに同じことをするので、慣れた作業をしながら作業の全体の流れを見ていた時に、明らかにここの立ち位置を変えたり、渡し方を変えたり、動き方を変えたりすることで、更にスムーズに作業が進むと気付いたのです。

相手が受け取りやすい様に渡すことで、身体の態勢も楽になるので、身体を痛めたりもしませんし、疲れ方も変わるはず。

それを休み時間に現場を管理している正社員の方に伝えたのですが、幸運にもそれをすぐに採用していただき、その後皆の動きも良くなり、更にやりやすくなったと一緒に仕事をしていたメンバーも喜んでくれたのです。もちろん、正社員の方にも褒めていただきました。お給料は特に変わったわけではありませんが(笑)、みんなが喜んでくれて素直に嬉しかったです。

この時に、”どんな作業をしていても、発見や学びはある”ということを学びました。

平日の仕事 - 高校でのイベントを行なう会社 - 

平日でやっていて面白かったのはこちらの会社です。

この会社は高校をクライアントとし、3年生に対して体育館に専門学校や大学のブースを作り、進学をしたい生徒にそれぞれの学校の話を直接学校の方々に聞かせ、進路を決めてもらうということと、就職を目指しているこ達には、第一線で働いている方の講演を聞かせるというイベントを運営する会社でした。

対象は九州の学校で、この仕事のおかげで、様々な九州の高校を回る事ができました。自分は資料室の資料請求や本で日本全国の学校を調べていたので、直接学校の方々のお話が聞けるこのイベントを、私が高校生の時も是非ともやってもらいたかったとどれだけ思ったことか。

私は基本的に進学のグループに配属され、控室にいらっしゃる先生や学校関係者の方々にご案内をしたり、進路が決まっておらず、会場でどこのブースに行こうか迷ってうろうろしている学生を捕まえ、話を聞き、どんどんブースに送り込むということを促す仕事を担当していました。

そうです。この会社は学校側からはもちろんのこと、ブースを出展している専門学校や大学からもお金をもらっているので、ブースに生徒が来ないのは良いことではないのです。できるだけ空いているブースに上手に生徒を誘導できていた私は正社員の方にも気に入られており、通常は入れない泊りの仕事にも連れて行ってもらっていました。給料も2日分+宿泊手当がつくので良かったですし、九州圏内いろいろな場所に行けて、ホテルもタダで、とにかく私にとって最高の条件でした。(笑)

生徒たちはとても可愛く(私もまだ20歳ぐらいでしたけど笑)、相談を親身になって聞くと笑顔で御礼を言われ、話を聞いて良かったと報告をしてきてくれたりしました。この仕事は、学校側にも、参加している専門学校や大学にも、そして生徒にも喜ばれる仕事だったので、働いていて楽しかったですね。

また、進路に対して悩んでいるこ達の話を多く聞くことができたのも勉強になりました。そして、専門学校や大学では、私の知らない本当に様々な分野が勉強できることも知ったのです。

またこの仕事では、バスガイドの添乗員をしている経験をかわれて、高校生を大学に連れて行くという仕事の添乗業務をさせてもらいました。

私は中学生の時に大学ではなく専門学校に行くことに決めていたので、大学の仕組みはほとんどわからないのですが、その時に熊本の獣医学部がある大学を見学させていただき、”自分が学びたい事がわかって入る大学は有益だ”と心底感じたのです。大学にはその施設も、第一線でご活躍されているその道のスペシャリストの方々から講義を受けられ、更に研究をご一緒できるチャンスまであるのです。大学は学びたい事がわかっていく方が、何倍も楽しめますし、その価値がわかります。外国の人が大人になって大学に行く理由が良く分かったできごとでした。

週末に行なっていたバスの添乗員の仕事

3つの仕事を決めた時、最初に決めたのはこの仕事でした。残りの2つの仕事はこの仕事を邪魔せずに行なえる仕事として選んだ仕事でした。

旅行業は元々、ペットシッターの仕事を更に効率よく顧客を獲得できるようにする為に、旅行会社と協業しようとしていたので単純に旅行業界に興味を持ったのと、私は旅行がすきだったのです。

この仕事の求人欄で、「旅程管理主任者資格」を取得していただけますとあったので、資格も取らせてもらえて、更に旅行に行けるなんておいしい!とすぐに申し込み、研修を受け、無事に資格を取得しました。

この時から既に、旅行会社では添乗員を正社員として雇用しておらず、派遣の添乗員を各社が企画したバスツアーに手配していました。

添乗員は別名ツアーコンダクターとも言い、よくバスガイドさんと間違えられます。(笑)ガイドさんは、旅行中にその地域の情報や歴史、見所などをご案内する案内係で、ツアーをどれだけ盛り上げるかはこのガイドさんにかかっています。

添乗員

そして添乗員はそのツアーの旅程管理、つまりそのツアーが予定通りに全ての場所を時間通りに回れるように管理するのが業務です。

ざっくりお仕事内容をまとめると

- バスツアーに参加した方々の集金(現地支払いのかたのみ)
- ツアーが始まった際の最初の挨拶
  →全てのお客様の前で、旅行会社の代表として御礼をお伝えし、
  1日の旅程のご案内と見所のご紹介、
  そしてガイドさんや運転手さんのご紹介を行なう大切な仕事。
- 旅程管理
  →運転手さんと相談してお手洗い休憩をどこで取るかや
  時間をどれだけ取るかを決めたり、
  渋滞などで遅れた場合やトラブルがあった際の旅程変更、
  昼食会場への入り時間のご連絡等を行ない旅程と時間を管理する。
- 各施設での集金
   →提携している各施設でツアー人数分のコミッションを回収
- 最後のご挨拶とアンケートの回収
   →お客様への御礼と帰りの流れの説明。
    そしてアンケートへの記入を促し、協力をお願いする。

お仕事をさせていただく運転手さんとガイドさんにも仕事を始める際にご挨拶するのですが、間違いなく私よりもかなりキャリアの長い方々なので、「また新人がきたな」とばかりの顔で見られたり、あからさまにそう言われたりもするのですが、大抵の方は快く接してくださったり、ルートについて丁寧に教えてくださいました。

添乗員になりたての時は、施設によっては添乗員控室というのがあり、施設についたらご案内はガイドさんにお任せして、添乗員はそこで休んで必ず全ての旅程に付いていく必要がないという事を知りませんでしたが、やはり、初めて訪れる場所では全てのツアーの旅程に同行して、内容を把握していた方がお客様とのお話もはずみますし、情報をご提供した時に喜ばれます。

何度も何度も同じ場所に足を運ぶとさすがに飽きるのですが、部屋にいるより、お客様と話したり、各観光地や施設で新たな発見をしたりした方が楽しいので、私は大抵外で過ごしていました。

バスツアーにご参加いただく方々は、その時の私のだいたい両親ぐらいの年齢層の方が多く、最初の方は緊張して最初と最後のご挨拶をマニュアル通りにつっかえながら話す私を見て、間違いなく新人だと気付いたお客様は優しく「焦らなくていいよー。(笑)」と笑って声をかけて和ませてくれました。

そして一度大失態を行なったこともあり。。(笑)
その日は朝4時頃に福岡を出て、行橋→福岡経由で熊本入りし、その後福岡でお客様をおろし、後のいくつかのポイントに寄りながらお客様をその都度おろし、最後の行橋でお客様をおろした後に福岡に帰るというかなり長い旅程の添乗がありました。

その日は40人乗りのバスが満員になる盛況ぶりで、私は座席がなかったので真ん中の簡易座席に座っていたのですが、最後のご挨拶を終えてホッとした後に気が付くとお客様に寄っかかって寝落ちしていたんです!(笑)
揺れで起きた私はその事に気づき、「す、すいません!!」と男性のお客様に謝ったのですが、そのお隣に座っていた奥様が「お父さん、喜んでたのよー。(笑)今日早起きしたんでしょう?大変よねー。」と優しく声をかけてくださいました。

劇的に恥ずかしかったですね。。穴があったら入りたい↓

目隠し

私は改めて謝って御礼を言い、ツアーが終わってドキドキしながらアンケート用紙をチェックしましたが、私が居眠りしていた事を書いていた方は一人もいませんでした。

そんな温かなお客様に見守られ、私はご挨拶にも慣れ、自分もツアーやお客様との会話を楽しみながら仕事ができるようになりました。お客様の中には、時折飴やお菓子をくれたり、ソフトクリームを買ってくれたり、お土産まで買ってくださる方もいらっしゃいました。

でも添乗員の仕事は当日だけではなくて、ツアーが決まれば会社にその旅程を取りに行き、旅程の予習や時間の確認を行なう前作業、そしてアンケートやお金などの受け渡し等も発生するのにツアーの日給しかもらえず、拘束時間も長いハードな仕事でした。それでも、多くの経験をさせてもらった添乗員の仕事には感謝しています。

熊本の「一心行の大桜」は結構な頻度で足を運んでいましたが、桜と菜の花のコントラストが本当に美しかったのを覚えています。

一心行の大桜

この桜は、一度雷に打たれ、大きく樹が割けて広がったのにも関わらず生き続け、横広に大輪の桜を咲かせるようになった奇跡の桜です。
シーズン中には周りに屋台なども出て賑やかでしたよ。

ずっとペット業界しか見ていなかった私は、違う業界で働くことによって視野が大きく広がりました。また、訓練士のように自分がやりたいと思っても合わない職業があったり、やりたいと思ったこともなかった添乗員の仕事がとても楽しく、やりがいを感じられる仕事になったりと、自分の想像とは違う結果が現れることを実感し、”やっぱり何事もやらないとわからない”と心底痛感しました。

この学びは、実際に体感して良かったと思えた人生の中でもかなり頻発する学びの一つです。仕事の合う合わないを自分で設定している人はかなり多くいて、その自分設定のフィルターは自分の可能性をかなり狭めます。私はそのフィルターを取り払い、興味があるならやってみるという考え方を確立していきました。

この3つの仕事を経験して、最終的にやっぱりペット業界で仕事をしたいと思った私は、再度自分がペット業界で何をしたいのかを見つめ直す為に、そして一度実家を離れる為に、沖縄に行くことを決めました。

この沖縄も、私の人生を大きく動かす経験となります。

小梅


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人と人、人とものごとを繋ぐカタリストの小梅です。この「note」では人生の回想録を中心に、人生の経験を通して気づいたことや学んだことを綴っていきます。合わせて『一生宝探し! 体感型情報メディア 楪 Yuzuriha』を更新中!https://yuzuriha.link/

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