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【おすすめ見所】さらりと巡る東京の重要文化財建造物⑤ ~大学編~

いつもお読み頂きありがとうございます!

もう年の瀬ですね。
今回のnoteが今年最後になると思います。

来年は落ち着いた1年になりますよう。。

今年も色々散歩してたくさん写真を撮り溜めましたので、以前書いていた都内の重要文化財建造物シリーズを再び書こうと思います。
今回は大学編です。
*都内の重要文化財、寺社仏閣編公共施設編商業施設編住宅編を作成しています。

自転車旅行以外で私が訪れた場所の見所を都道府県、地域等に分けて紹介しています。是非お楽しみください。
マガジンにまとめています。詳しい説明はこちら

* * *

今回の舞台(東京都)

早稲田大学

早稲田大学といえば大隈重信。
そして、その名前が付いた大学のシンボルが大隈記念講堂です。

早稲田大学大隈記念講堂(重要文化財)【2022年】

大隈重信の逝去をきっかけに1927年に竣工した、1000人以上のキャパを持つ講堂です。

立派な時計塔【2022年】

立派な時計塔です。Wikipediaによるとチューダー・ゴシック様式という建築とのこと。

上部がアーチ型になっている窓がゴシック建築っぽいです。

講堂の窓(入口?)【2022年】

どっしりとした風格のある感じが早稲田大学の校風(早稲田の校風に詳しいわけでもないですが)ともマッチして、何倍にもカッコよく見えてきます。

ちなみに中には入れませんでした。

慶應義塾大学

慶應義塾大学の三田キャンパス。
こちらにも大学を象徴する文化財建築があります。慶應義塾図書館旧館です。

慶應義塾図書館旧館(重要文化財)【2022年】

こちらもゴシック様式なのだそうですが、早稲田大学とは違ってエレガントな見た目。こちらも校風(同じく慶応の校風に詳しいわけではないですが)とマッチした雰囲気。

1912年の竣工のようですが、関東大震災や太平洋戦争でかなりの損傷を負ったようで、多くの人の尽力があって今日の姿があるそうです。

正面左側にある八角塔【2022年】

写真左部分にある八角塔が特徴となっています。いやぁ、立派です。

こちらは中に入れます。
階段の踊り場にあるステンドグラスは圧巻で、大迫力!

内部のステンドグラス【2022年】

他に展示もあって、福沢諭吉についてよく勉強できます。

三田キャンパスは他にも三田演説館という重文建築があるのですが、自分のサーチ不足でスルーしてしまいました。。残念。。

明治学院大学

白金にあるキャンパスがオシャレな雰囲気の明治学院大学。

その中に重要文化財指定されているインブリー館があります。

明治学院大学インブリー館(重要文化財)【2022年】

キリスト教系の大学なので、かつて教師として外国から来た宣教師さんがいたそうです。その宣教師でインブリーさんという方が長年住まわれた住宅とのことです。

1889年頃に建てられてます。東京都内に現存する最古の宣教師館であり、日本では二番目の古さ。

洋館なんですが、なんだか懐かしさや親しみやすさを覚えるシンプルなデザインがとても好きです。事務室等として今も使われているそうですが、内部の公開はたまにしかしてないそうです。

白金のキャンパス、重要文化財ではないですが他にもいい感じの建築がたくさんあるので、散策するだけで楽しいです。

明治学院記念館(区の登録有形文化財)【2022年】

ちなみに、前に明治学院大の友人が「白金キャンパスの周りはマジで何もなくて、東京の砂漠だよ」と自虐していたのを思い出します。

落ち着いた高級住宅地なんですが、宅地ばっかりで確かに大学生が飲んだり遊べる場所は少ない印象でした。ご参考までに。

東京大学

日本の最高学府、東京大学。
そのシンボルの赤門も重要文化財です。

旧加賀屋敷御守殿門(赤門)(重要文化財)【2022年】

正式名称は旧加賀屋敷御守殿門といいます。東大の本郷キャンパスは江戸時代には加賀藩等の大名屋敷があり、赤門はその遺構なのです。

1827年に建てられました。鮮やかな色彩は健在です。
「赤門」は東大の代名詞にまでなってますよね。

ちなみに耐震性の問題で、最近はずっと閉鎖されていて通れないみたいです。

赤門正面【2022年】

他にも、赤門がある本郷キャンパスは重文ではないけど、十分(ダジャレ!)かっこいい文化財がいっぱいあります。

まずは安田講堂。キャンパスの中心にある、こちらも東大を象徴する建物。安田講堂事件という学生運動の現場だったことでも有名。

東京大学大講堂(安田講堂)(国の登録有形文化財)【2022年】

他にも古いゴシック様式の建築が結構あって、さすがは歴史ある権威の高い大学だと思わされます。

東京大学法文2号館(国の登録有形文化財)【2022年】

キャンパス内にある三四郎池とかも静かな雰囲気でおすすめです。

東大附属植物園(旧東京医学校本館)

東大には本郷以外にも、たくさんのキャンパスや研究施設があります。
文京区に小石川植物園という植物園があるのですが、実はそこも東大の施設です。正式名称は、東京大学大学院理学系研究科附属植物園といいます。

日本で最も古い植物園で、国指定の名勝及び史跡となってます。園内には4,000種の植物があり、一般公開されているので市民の憩いの場となっています。

そして、旧東京医学校本館がそこにあります。

旧東京医学校本館(重要文化財)【2016年】

東京大学は1877年に設立されましたが、その母体となった学校がいくつかあり、東京医学校もその1つです。明治初期に設立された官立の医学教育機関で、現在の東大医学部のルーツですね。

この旧東京医学校本館は、1876年に今の本郷キャンパスの場所に建てられた後、東大への統合後は医学部本部棟として使用されてました。その後、1969年にこの植物園に移築され、現在は博物館として一般公開されてます。

建物としては、明治初年の木造擬洋風建築特有の様相をよく残しています。この鮮やかな配色も印象的です。

紅白の印象的な外観【2016年】

そして、植物園自体もいいんですよねぇ〜。
研究施設なために規模が大きいんだけど、素朴な感じなので癒されます。

気持ちのいい快晴の小石川植物園【2016年】

入園料500円だそうですが、年パス(2,500円)もあるとか。

学習院女子大学(学習院旧正門)

最後は学習院女子大学の正門です。
明治通り沿いにあるので結構目立ってます。

1877年に造られている鉄門で、朱色が眩しいです。

学習院旧正門(重要文化財)【2022年】

かつては、学習院大学の前身である学習院の正門として神田の辺りにあったそうですが、紆余曲折を経て今の地にあるそうです。

この門、細かいデザインも本当にかっこいいんですよねぇ。当時の高い鋳造技術が伺い知れます。

格好いい意匠の門【2022年】

ここは外観を見ることはいつでもできますが、開いてる門を通れるのかどうかはよく分かりません。。

* * *

重要文化財はないのですが、立教大学の西池袋キャンパスもお気に入りです。

こんなオサレキャンパス、憧れます。

以上

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それでは!

*カバー写真:慶應義塾図書館旧館のステンドグラス(東京)【2022年】

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