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【おすすめ見所】さらりと巡る東京の重要文化財建造物② ~公共施設編~

いつもお読み頂きありがとうございます!

昨日の寺社仏閣編に続き、自分の好きな都内の重要文化財建造物について書いていきたいと思います。本日は公共施設編です。

まぁ、公共施設と言っても広いですよね。とりあえず色んな人が集まる場所という定義(それも広いな)でくくっております。

自転車旅行以外で私が訪れた場所の見所を都道府県、地域等に分けて紹介しています。是非お楽しみください。
マガジンにまとめています。詳しい説明はこちら

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今回の舞台(東京都)

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国立西洋美術館

昨日に引き続き、東京の重要文化財クラスター(集積地)の上野公園から、国立西洋美術館です。

国立西洋美術館は、重要文化財というよりは、世界文化遺産として紹介をした方がいいかもしれません。

フランスの建築家の巨匠、ル・コルビジュエの設計で1959年に建てられました。(写真:国立西洋美術館本館)【2009年】

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ピロティ構造と呼ばれる1階部分が特徴的ですね。1959年時点ではかなりモダンな建物だったのだろうなと想像します。

2016年、フランス政府の推薦によって世界に点在するル・コルビジュエ建築作品17件が一括で世界文化遺産に登録されました。国立西洋美術館もそのうちの1件です。

ちなみに、重要文化財指定はそれに先立つ2007年にされました。世界遺産登録の機運高まる中、さすがに国内でも文化財指定しないといけないでしょということになり、築50年建っていない建造物としては初めての指定でした。いわゆる飛び級みたいな感じですね。超大型ルーキーがすぐにメジャーリーグに挑戦みたいな。

東京国立博物館・国立科学博物館

さてさて、まだ上野公園には重要文化財があります。

上野公園には、一体いくつ美術館、博物館があるんだ?といつも思いますが、その中でも日本の学芸界のトップといってよいのが、東京国立博物館でしょう。

当然それだけの権威、歴史があるわけですから、もちろん重要文化財建築の1つや2つあるんです。

まずは本館ですね。1937年に建てられました。日本風の鉄筋コンクリート建築の走りです。すみません、写真が超中途半端なのしかなかった。。(写真:東京国立博物館本館)【2009年】

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あとは、表慶館です。こちらは1909年築ですね。こちらは西洋風です。写真もいいやつありました。(写真:東京国立博物館表慶館)【2018年】

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本館と表慶館の両方を望めるストリートビュー貼っておきます。(ストリートビュー:東京国立博物館表慶館(左)本館(右))

あと東京国立博物館のお隣、国立科学博物館も重要文化財です。1931年築です。(写真:国立科学博物館本館)【2009年】

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このお隣には国立西洋美術館があるわけですから。重要文化財銀座ですね。私は展示会に行くのも好きなので、この辺りは年に何回も来ている気がします。

奏楽堂

そろそろ上野公園から離れたい。。

と思いつつ、もう1件だけ、奏楽堂です。

東京芸術大学音楽学部の前身である東京音楽学校の演奏ホールです。日本で最初に建てられた本格的な西洋式音楽ホールです。1890年に建てられました。(写真:旧東京音楽学校奏楽堂)【2018年】

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もちろん、現役のホールです。

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最近修復工事が終わって、かなり綺麗になっています。目だけではなく、耳でも楽しませてくれます。

東京駅

さて、ようやく場所が変わります。

ド定番ですが、東京駅の赤レンガ駅舎です。(写真:東京駅)【2020年】

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日本で現役の駅舎が重要文化財指定されているのは2件だけ(もう1件は福岡の門司港駅)。1914年に建てられました。

その堂々とした雰囲気、風格は、日本の中心である東京駅にこの駅舎があってくれて本当にありがとうと思います。ドーム部分もいつも見上げてしまいます。(写真:東京駅のドーム天井)【2020年】

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一度は戦災で、このドームも焼失したものの、2012年に復元されました。本当によかった。

で、更に僕が好きなポイントとして、この駅舎泊まれるんですね。駅舎自体が東京ステーションホテルという結構ラグジュアリーなホテルになってます。

結構お高いのですが、今年の自分の誕生日に泊まりに行ってきました。重要文化財の中で寝れるなんて本当に幸せでした。(写真:東京ステーションホテル内部)【2020年】

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また、いつかおねだりして泊りにきたいです。

自由学園明日館

最後は、こちらも20世紀の巨匠建築家であるフランク・ロイド・ライト設計の学校建築です。自由学園明日(みょうにち)館です。

場所は池袋です。駅近ではあるものの、落ち着いた住宅街の中にあります。(写真:自由学園明日館)【2015年】

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モダンなんだけど、なんだかオシャレでかわいらしいです。ライト作品らしい建物のラインも良く分かります。1920年代に建てられています。

中も静謐というか、流れる時間が違う気がします。こんなところで学べる生徒はうらやましい限りですね。(写真:自由学園明日館の中)【2015年】

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ちなみに、現在は学校としては使われておらず、おしゃれなカフェがあったり、結婚式場としても使われてます。

ちなみに、自分も是非ここで結婚式を挙げたいと思って、結構真剣に検討したものの、キャパオーバーであきらめました。うーん、無念。。

本当に好きな場所で、池袋に来るとついチラ見しに行ってしまいます。

こちらのストリートビューはかなりおすすめ。進んでいくと建物内にも入って行けます。(ストリートビュー:自由学園明日館)

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国宝建造物って、やはりかなり古い建物でないと指定されないので、ほとんど寺社仏閣になっちゃうんですよね。一方で重要文化財は比較的近代の建造物も多いのでグッとバラエティが出てきて本当に面白いです。

最後までお読み頂き、感謝です!
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それでは!

*カバー写真:夜の東京駅(東京)【2020年】

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