【おすすめ見所】さらりと巡る東京の重要文化財建造物⑥ ~橋編~
いつもお読み頂きありがとうございます!
とっても寒いですね!
今年は子供も小さいので、スノボには行けなさそう。。
そうなると、楽しみがない冬ってのはただ寒いだけの季節です。。
あぁ、、早く春にならないもんか。。
それはさておき、今回は都内の重要文化財建造物シリーズで橋編を書こうと思います。
*都内の重要文化財、寺社仏閣編、公共施設編、商業施設編、住宅編、大学編を作成しています。
* * *
今回の舞台(東京都)
清洲橋
隅田川には、26もの橋が架かっているそうで、その多様さと美しい景観から「橋の博物館」と呼ばれています。
そして、その中に重要文化財の橋がなんと3つもあります。
まずは清洲橋。1928年の竣工です。
もともとは渡船場(「中洲の渡し」)があった場所なんだそうです。そこに関東大震災の復興事業として架けられたのがこの橋です。当時としては最先端の技術を駆使した鋼鉄製の吊橋になります。
色が凄く良いのと、吊橋って凄くシンプルな構造なもんだから華奢でスタイリッシュに見えます。橋には都道が走ってます。
重要文化財だけど現役でバリバリ使われているってのがまたカッコいいですよね。
隅田川の水上バスから見上げたこともあって、東京スカイツリーと合わせて写真撮るとかなり絵になります。
青空に憎いくらい合う橋ですね。
永代橋
続いては永代橋。1926年の竣工です。
江戸時代からこの場所には何代かに渡って橋が架かっていたそうで、今の前身の橋は関東大震災で焼失してしまいました。そこで清洲橋と同じく、復興事業として架け替えられたのが今の姿です。
この橋は河口から数えて5番目の橋なのですが、架橋当時は内陸まで海が入り込んでおり、最下流に位置してた橋でした。そのことから「帝都東京の門」と呼ばれていたそうです。
素晴らしい曲線美と色合いです。鋼アーチ橋という形態とのこと。
ちなみに、こちらの橋の道も現役バリバリで使われてます。
天井部の鉄骨も小気味よいリズム感があります。
あと、こちらも水上バスから見た写真があります。
重厚な雰囲気があって、「帝都東京の門」と呼ばれるに相応しい風格です。
勝鬨橋
隅田川の重要文化財橋梁、最後は勝鬨橋です。
勝鬨橋といえば、自分は「こち亀」で描かれた橋としてとても印象が残ってます。1940年の竣工です。
で、この橋は跳開橋なんですね。
つまり、大きな船を通すために橋が開きます。
開いている写真が載ってる適当なWeb記事を貼っておきます。
両脇に2つのアーチ橋があり、その間の桁橋部分がパカっと開くわけです。
まさにバンザイをしているみたいですね。
昔は隅田川の水運が結構栄えていたので、1日何回も開いていたそうです。ただ、陸運の発達と橋の交通量の増大により1970年を最後に開くことはなくなりました。
橋を歩いてみます。
もう開くことのない橋の中央部に少し哀愁を感じました。
アーチ橋の部分もカッコいいです。
この橋もご多分に漏れず、現役バリバリの主要道路が通ってます。
水上バスから見るとこんな感じです。
人気のウォーターフロントエリアのど真ん中にあるため、高層ビル群と文化財橋梁が共存している様が新鮮です。
日本橋
さて、隅田川を離れます。
東京のど真ん中、いや日本のど真ん中である日本橋です。
1911年に架けられています。
橋自体はとても重厚な雰囲気で、歴史と伝統を感じます。
ちなみに川の名前は日本橋川です。
この周りは、老舗百貨店や高級ブディック、はたまた高層オフィスビル等が立ち並ぶ都心of都心な訳ですが、江戸時代から町人達の賑わいの中心地でした。
その中で、日本橋は江戸時代から何度も架け替えられつつ、多くの人たちに愛されてきたこのエリアのシンボルな訳です。
また、日本橋は交通の要衝of要衝でもあります。
古くから街道の起点となっており、現在でも日本の主要国道が日本橋を起点としています。
以下は国道の起点である証の道路元標です(橋の脇にあります)。
日本橋が日本のど真ん中であると言える所以ですね。
ただ、日本橋には残念なところが1つあって、見ての通り上空に首都高が通っているために、橋がとても窮屈そうです。
今、そんな日本橋を救おうと首都高を地下化して、橋の上に青空を取り戻すプロジェクトが進行してます。
工事完了は2040年とのことです。。
まだまだ先ですけど、楽しみに待ちたいですね!
* * *
都内の文化財の橋は、今日まとめた以外にも弾正橋というのが中央区にあります。
ここにはまだ行けてなくて、ちょっと宿題となってます。
2023年中には行きたいですね。
以上
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それでは!
*カバー写真:勝鬨橋を渡る(東京)【2022年】
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