ローマ旅行の走り書き
彼と約1週間ローマに滞在していたが、昨日無事にシンガポールに戻り、強めのエアコンを享受している。以下、ローマで気づいたことをつらつらと。
5月下旬〜6月上旬:アメリカ
6月中旬〜7月上旬:シンガポール
7月上旬〜7月中旬:マレーシア(クアラルンプール&マラッカ)
7月中旬〜7月下旬:シンガポール
8月上旬〜8月中旬:ローマ
↑今回は、この時のことについての記事8月中旬〜:シンガポール
路上と建物内部に、懐かしいヨーロッパのにおいを感じた。というと聞こえはいいが、要はアンモニアとカビの臭い。
お話好きな人が多く、喋りまくる。食料品店でもレストランでもカフェ(バール)でも、納得いくまでスタッフとコミュニケーションを取って注文を決めている人が多い(スタッフも熱心に説明していた)。イタリア語が話せるのであれば、味つけのアレンジも可能と思われる。こういった当たり前のやり取りに感動するのは、QRコードが印刷された紙を渡し「携帯で注文して下さい」の一言で離席するスタッフ、かつサービスチャージもしっかり徴収する「シンガポールのスタイル」に不満ながら慣れつつあるから。イタリアでの経験の方が、断然「サービス」を受けている気になる。
何でもない場所に、築100〜200年の建物が普通に建っている。古代ローマ時代の遺跡もぼこぼこ見えてくる。美しさにしばし見惚れながらも、地震があったら全部崩れるんだろうな…とも思ってしまう、悲しき日本人の習性。
日中の気温は約35度。天気予報サイトによると、体感気温は38度前後。湿度は約37%で非常にカラッとしている。街中に無料の水飲み場(ナソーネ)があるので、熱中症は避けられそう…と思いきや、灼熱の陽射しに肌が焼かれていく。「太陽神アポロンが作られたのには理由があるんだな…」と思うだけの余裕はすぐになくなり、1時間も屋外にいると頭が朦朧としてくる。
美術館、博物館、遺跡は京都と同じぐらいか、それよりひどい混み具合で、オーバーツーリズムを痛感した。イタリアには元々エアコンを使う習慣がないらしく、屋内(公共交通機関を含め)はすし詰め&エアコンも扇風機もなし、ということが結構あった。
暑さ対策は「帽子+扇子+露出多めの服」組と、「携帯扇風機+日傘+冷えピタ」組とに大きく分かれていた。後者は大体中国人か韓国人、日本人。
観光ハイシーズンなのに地下鉄工事中で、バチカン市国最寄りのオッタヴィアーノ駅やスパーニャ駅など主要駅が閉鎖されていて、観光やる気あるのか?とやきもきした。が、オーバーツーリズムに苦しんでいるイタリアとしては、観光客が減ってほしいというのが本音かもしれない。公共交通会社ATACで得られる現時点での最新情報はこちら。(「Metro line A - 2024 closures」も参照。
バチカン市国🇻🇦に足を伸ばせたのは良かったが、真実の口やコロセウムなどの観光名所には行けずじまい。もう少し涼しい季節に再訪したい。
外出中はできるだけ携帯電話をインターネットに繋がず、地図を見ながら歩くようにしている。が、そのデメリットを感じたのが移動中。バス停には時刻表も電光掲示板もなく、地下鉄の電光掲示板も何が表示されているのかいまいち分からないため、お目当てのバス/地下鉄がいつ来るか不明。大体10分〜15分ごとに来るか、ぐらいのおおらかな気持ちが必要(公共交通機関の案内アプリが使えれば、このストレスは軽減できたと思われる)。
何を食べても美味しい。特にチーズ、ハム、サラミ。万年ダイエット中で、ローマでも炭水化物を極力避けていたが、呆れた友人に「イタリアで炭水化物を摂らないのは罪」とまで(LINEで)言われた。確かに、ここでパスタを楽しまないと、シンガポールでぼったくり価格のパスタに甘んじることになる(頼まなければ良いだけなのだが)。結果、アマトリチャーナ、カチョ・エ・ペペ、カルボナーラとしっかり炭水化物を堪能した。
美しい写真の数々は、また別記事にて掲載していこうと思う。