「自分らしい写真」を撮る方法を考えたら、ある答えがでた
写真家・鈴木心さんに写真を教えてもらいはじめて3ヶ月が経った。
一つの区切りとして定めていた写真イベント"夢見る会社員バトル"はもう4日後に迫っている。
今回は今までのお話と、まだまとめきれていなかった「自分らしい写真を撮る方法」について書いていきます。
写真への疑問が溢れでていた毎日
「いい写真ってなんだろう?」
「自分らしい写真ってなんだろう?」
「写真を上手くなるにはどうすればいいんだろう?」
心さんと出会ったのは、写真を本格的にやろうと決めてから半年経った頃だった。写真に取り組む多くの人がぶつかるであろう疑問に、私も例外なくハマってしまっていた。
学生の頃までは問題があり、答えがあり、それさえ解いてしまえば知能レベルをあげることや自分を定義づけることができた。しかし、写真は(というか芸術の世界は)答えがなく、いつまでも掴み所のなく、同じ場所をぐるぐるとまわっている気分だった。
そんな中で私の悩みをブラックホールのように一気に吸い込んでしまったのが心さんだった。当時の私の悩みを一部公開↓↓
ハテナの量から悩みに悩んでたことが見てとれますね…笑(それは今でも変わらないけど)
この質問に対して、心さんなりの考え方とそれを参考に自分で考える機会を何度も与えてくれたのが、週1で行われたワークショップだった。
「自分らしい写真」とは一体なんなのか?
ワークショップで学んだことは「さどまち、ぽんずと、すずきしん」 というマガジンにまとめているのだが(よかったらフォローしてね!)、まとめきれていないものがまだまだ沢山ある。
その1つが「自分らしい写真」とはなにか?ということだ。
一度「写真集を1冊まるまるトレースする」という課題が出た。好きな写真集をみて、構図、色、絞り、光、被写体などをできるだけ真似して撮るというものだ。
目的としては、様々な写真家さんの撮影方法を観察し、自分のモノにすることで撮影スタイルの引き出しを増やすことだろう。
私は森栄喜さんの「intimacy 」という写真集を選んだが、トレースを目的に写真集を見たためか、写真の捉え方が今までとは少し違っていた。
撮影者が見ている色、匂い、感情、環境、アイデンティティなど、1枚の写真が全てがつめこまれていることを感じたのだ。そこで気づいたのが、「決してこの人と同じ写真は撮れない」ということだった。
技術は真似すれば習得できるかもしれない、だけど同じ場所で同じ画角で撮っても経験したものが違うから、伝えられるものは全く違ってくる。
そんな当たり前なこと……と思うかもしれないが、すぐ人と比べたがる私にとっては、世紀の大発明のようで、すぐに心さんにその気づきを伝えた。
すると、心さんは「逆に他の人も決して、さどまちにはなれないということだからね」と言ってくれた。この言葉も私にとっては雷に打たれたような衝撃だった。
写真にはその人の「人生」があらわれる
私は他の人になれない。
他の人も私になれない。
当たり前のことだけど、これを認識しているかどうかで、写真を撮る姿勢が変わってくる。
「自分らしい写真とは?」ときっと多くの人が模索しているかもしれないけど、どの瞬間を撮りたいと思うか、美しいと思うか、どこに焦点を当て、どのくらいの絞りで撮るか。
自分の意思で撮ってる限り、どう撮ってもそれは「自分らしい写真」になる。
周りと比べるのではなく、自分の限界と向き合う
6月29日(今週の土曜!)についにぽんずさんと写真バトルイベント"夢見る会社員バトル"がありますが、このイベントでは参加者の方を私とぽんずさんが撮影して勝敗を決めます。
「バトル」と言葉がついてしまうと、どうしても相手や勝つことを意識してしまいます。が、きっとどう撮ってもそれは「私らしい写真」なんだと思う。
だから、ぽんずさんよりもいい写真、というよりは「私らしい1番いい写真」を撮っていきたい。
よかったらこの3ヶ月で成長した「私らしい1番いい写真」を会場で見てみてください。そして、もしよければ私に「1番あなたらしい写真」を撮らせてください。
先着50席でしたが、好評につきなんと増席しております…!興味のある方はぜひお申し込みください!↓↓
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