里場

日記とか色々書いてみようと思いますのでよろしくお願いします。

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就活のために静的サイトを作りはじめた

就活をする時期になりました。 企業のインターンに申し込んだりエントリーシート書いたりと慣れないことを色々しているのですが、そこでほぼ確実に引っかかるのが、「これまでに制作した成果物について教えてください」という質問。 自分用にこまごまとしたスクリプトやbot(たとえばこれ→https://github.com/msattova/LTPbot)を作ったりはしているものの、就活でお出しできるような代物とは思えないのでなんとかして色々作っていく必要が生じました。 けどいきなり

    • 忘れられないこと  #架空ヶ崎高校卒業文集

      2075年 3年C組 湿木 潜  架校での生活を私は一生忘れません。  私は今年、30になります。人生のおよそ半分をこの学校で過ごしてきました。  15歳の初夏、虚像祭で私はウラヌスガスの取り扱いを誤り、大事故を起こしたのです。治療のため、私はほぼすべての臓器にメティウス細胞の移植を受けました。  略式学内裁判での盟神探湯の結果は懲役14年。14年間、虚像様に奉公するよう言われました。  この服役学園生活で特に忘れがたいのは、彼女、新乃木若芭さんのことです。7つ年下の中等

      • 誰が為の歴史改変

         高架下での戦い。  その決着は一瞬だった。倉持恵の抜き放った一閃が弾丸を切り裂き、魂魄兵装もろとも敵を両断する。  鮮血が吹き上がる――倉持廻は身構えたが、そうはならなかった。 「やってくれたな狗。だが、覚えておけ」  代わりに吹き出したのは光。白く淡い、神秘的な輝き。敵の男は粒子と化す身体に頓着することなく言葉を続ける。 「我らクロノスは、無限。すべては……」  捨て台詞を言い終えぬうちに、男は一切の痕跡を残さずして消滅した。そんな敵の散りように、恵は苦笑する。

        • 向日葵畑に潜む

           司は走る。息も切れ切れに、向日葵畑を駆け抜ける。止まるな、と自分を叱咤して。  ――と。月下。背の高い向日葵の間に人が立っていた。  司は足を止める。視線の先にいるのは、巫女服の少女。 「ごめん。修学旅行には行けなくなっちゃった」  少女は笑う。漂ってくる抹香の香りが手遅れだと告げていた。  この村には独自の神があり、その神に仕える巫女は、村の外に出ることを禁じられている。破れば、巫女は神罰を受ける。  少女、焔火真琴の母はその神罰によって死んだ。 「なんで、謝るんだ

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          アポカリプスのニケ

          「神よ。なぜ貴方はこのような滅びをお与えに」  スカイツリーの展望デッキにて、信心深い部隊長サマは涙する。実際、俺たちが迎えた終末はあまりに滑稽だった。粗悪なパルプめいた光景に思わず舌打ちする。  厭になる。まさか、体中からビームを放つ、大量の首なし腕なしの天使――サモトラケのニケに滅ぼされることになろうとは。いや、ニケだから天使ではなく女神か。どうでもいいことだ。  俺たちに支給された最新型のニケ破壊銃は玩具も同然だ。破壊力はあれど、圧倒的物量の前では無力なのだ。ゆえにこ

          アポカリプスのニケ

          バンブーエルフの森に行ってきた話

          ☆独自解釈注意☆ この作品はカクヨムでも公開しています。 https://kakuyomu.jp/works/1177354055209456145/episodes/16816452220957792695  令和の世に、竹槍で武装した人を見ることがあるとは思わなかった。  いや、正確には人ではない。アジア人とも欧州人とも異なる肌の白さ。ホモ・サピエンスらしからぬ横に長く突き出た耳。瞳は北極の空にかかる天幕《オーロラ》を思わせる翡翠色。そして金糸のごとき麗しき髪。  間違

          バンブーエルフの森に行ってきた話

          おにぎり太郎

          この小説はカクヨムにも投稿しています。 (https://kakuyomu.jp/works/16816410413891357677) 小説自体は無料で読めますので、記事を購入する意義は薄いです。 有料部分のあとがきにも大したことは書いてありません。 プロローグ  ある日、婆さんが川で洗濯をしていると、どんぶらこどんぶらこと笹の葉に乗った、大きな大きな握り飯が流れてきた。 「あなや! これはこれは、もしかすると鬼の奴の握り飯! これほどの量あらば、腹一杯に食えるじゃろて

          有料
          100

          おにぎり太郎

          マンドラゴラの個人的振り返り

          この文書はカクヨムの近況ノートに投稿したもの(https://kakuyomu.jp/users/musmusbi/news/1177354055625496406)と同じ内容です。 私が参加した自主企画の講評が発表されました。 講評ページはこちら↓ というわけで、企画に投稿した二作品についてちょっとした振り返りをしてみたいと思います。 1. マンドラゴラ収穫順序問題一本目のマンドラゴラ。ぶっちゃけこれは「プログラミング×マンドラゴラ」な話を書きたいというモチベーション

          マンドラゴラの個人的振り返り

          俺は足元に転がる女の死体を蹴った。 クソッタレ。こんなはずじゃなかったってのに。誰だ、俺の銃を本物にすり替えた奴は。 畜生、もうヤケだ。俺はコンビニ強盗を完遂し、警察から逃げ切る。それしかない。 「オイ」 俺はレジカウンターで縮こまっている坊主頭の店員に銃を向けた。 「金を出せ」

          俺は足元に転がる女の死体を蹴った。 クソッタレ。こんなはずじゃなかったってのに。誰だ、俺の銃を本物にすり替えた奴は。 畜生、もうヤケだ。俺はコンビニ強盗を完遂し、警察から逃げ切る。それしかない。 「オイ」 俺はレジカウンターで縮こまっている坊主頭の店員に銃を向けた。 「金を出せ」

          立ちこめるにおいは、足元に広がる赤色がトマトケチャップやハバネロソースなんかではないことを告げていた。 死体だ。俺の足元には死体がある。 そして、右手。 俺が握っているこの黒いものは拳銃だ。ずっしりとした重み。本物だろう。 ……これは、どういうことだ? 俺には前後の記憶がない。

          立ちこめるにおいは、足元に広がる赤色がトマトケチャップやハバネロソースなんかではないことを告げていた。 死体だ。俺の足元には死体がある。 そして、右手。 俺が握っているこの黒いものは拳銃だ。ずっしりとした重み。本物だろう。 ……これは、どういうことだ? 俺には前後の記憶がない。

          シンデレラ

           灰は灰に。  塵は塵に。  あらゆるすべては灰燼に帰すさだめ。  少女の心に根付いて引き抜かれることのないその言葉を言ったのは誰だったか。少女は覚えていない。  少なくとも、母は違うはずだと、少女は思う。母は世に言う慈母であり、娘にそんな、呪いのような言葉をかけるはずがないのだから。  では、父は?  少女には判断が下せなかった。父は少女をいないものとして扱ってたから。彼の視線の先に、少女はいない。いるのは継母とその娘たち。いつもそうだ。彼は少女から目を逸らすように継母と

          シンデレラ

          睡眠スコアバトルギアを買いました

          睡眠スコアバトルギアを買いました

          【絵日記】クリームパン【11/12】

          【絵日記】クリームパン【11/12】

          逆噴射小説大賞2020ライナーノーツ的なあとがき

          逆噴射小説大賞2020に参加して楽しかったので総括というか、振り返りというかライナーノーツというかあとがきというか、そんな感じのアレを書いてみようと思いました。 ◆◆◆注意◆◆◆ 作品の世界観とかイメージとかを破壊しかねないアレになってるので、 ご注意ください。 そんな感じなのでこの記事は私が逆噴射小説大賞に投稿した5作品+素振りの1作品を読了してから読むことをおすすめします。リンク貼っとくので、読んでください。是非に。 ◆◆◆ ……さて、それじゃあここから先は総括と

          逆噴射小説大賞2020ライナーノーツ的なあとがき

          【11/2】チロルチョコは溶けてもおいしいけど食べづらくなるから溶かさないようにしよう【日記】

          【11/2】チロルチョコは溶けてもおいしいけど食べづらくなるから溶かさないようにしよう【日記】

          【絵日記】こたつがあったかくてついつい寝ちゃう【10/30】

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