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読書記

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2009年7月~2019年5月に日経産業新聞・「私の本棚」に掲載したものを中心に追加したものもあり。
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記事一覧

日本人の叡智(磯田道史著、新潮新書)(2012.3.2日経産業新聞寄稿)

------後日のコメント------------------ 各種メディアで大活躍中の磯田道史氏ですが、様々な…

榊正壽
5日前
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読書記: オーウェル『1984』を漫画で読む(ジョージ・オーウェル フィド・ネスティ …

学生時代にオーウェルの「1984」を読んだが、難しくてとても読みづらいと感じた。 今回、漫画…

榊正壽
7か月前
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読書記: 「正義と悪」という幻想(天外伺朗 著、 内外出版社)(2022.7.…

Amazonの紹介文を読んで、予約して購入してしまったが、想像していた以上の内容。 もし、自分…

榊正壽
7か月前
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読書記:ザ・ムーン(ジョージ秋山 サンコミックス)

ジョージ秋山は、「浮浪雲」等、社会課題をテーマにした漫画を数多く輩出している(ちなみに「…

榊正壽
1年前
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読書記: 会社法は誰のためにあるのか: 人間復興の会社法理(上村達男 著、岩波書店)…

ブラックロックなどの巨大ファンドの分析では、SDGsやESG対応しない企業は成長が持続しないと…

榊正壽
1年前
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読書記:ボン教 弱者を生き抜くチベットの知恵(熊谷 誠慈 編著、創元社)(初版2022.…

チベットやヒマラヤ地域で、1200年の間、弱者として生き抜いてきた「ボン教」という土着宗教に…

榊正壽
1年前
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読書記:「仕事のスピード・質が劇的に上がるすごいメモ。」(小西利行 著、かんき出版)(2016.6.10日経産業新聞寄稿)

仕事上の情報管理方法はビジネスパーソンの永遠の課題だろう。 知識・情報の管理はITツール活用等で一定の成果をあげられるれないが、メモの取り方は試行錯誤を続けてもなかなか決め手がみつからない。情報の記録はできるが、仕事の創出につながるような、思考の結果を後で呼び起こすメモを残すのは難しい。本書では仕事の質と量を向上させるためのメモの方法論が紹介されている。 具体的なメモの取り方・使い方(「取り方」だけではない)のメソッド(○印、→、記号、吹き出し、マンガ、図形の利用など)は、目

読書記:「イスラムの人はなぜ日本を尊敬するのか」(宮田律著、新潮新書)(2014.9.26…

------後日のコメント----------------------------------------------------- 2014年に第10回…

榊正壽
1年前
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読書記:「なぜあの会社には使える人材が集まるのか 失敗しない採用の法則」(平田未…

現在問題とされている「非正規雇用」。政府の政策である「新しい資本主義」でも中心に据えられ…

榊正壽
1年前
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読書記:「チャイナ・ナイン中国を動かす9人の男たち」(遠藤誉著、 朝日新聞社出版)…

----後日のコメント------- 現在、外観的体制はチャイナ・セブンであるが、実質的にはチャイ…

榊正壽
1年前
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読書記:「新しい資本主義」(原丈人著、 PHP研究所)(2009.12.21日経…

------後日のコメント------------------ 2021年に誕生した岸田内閣の経済政策の中心は「新し…

榊正壽
1年前
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読書記:「日本の宝・和牛の真髄を食らい尽くす」(千葉裕士、 講談社)(2015.11.6日…

TPP時代を向える中、我が国における「食」「農」政策が活発化、ビジネスでの関わりも増えて…

榊正壽
2年前
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読書記:「アメリカ海兵隊--非営利型組織の自己革新」(野中郁次郎著、中公新書) (2011.…

「アメリカ海兵隊」は複合的な機能(陸海空)を持ちながら、「分化」と「統合」のダイナミックな…

榊正壽
2年前
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読書記:「なぜあの人は中学英語で世界のトップを説得できるのか」(三木雄信著、祥伝社) (2016.7.29日経産業新聞寄稿)

日本のビジネスパーソンにとって、「英語」は永遠の課題であるが、その解決のヒントが本書にはある。著者は元ソフトバンク社長室長であり、書名の「あの人」とは孫正義氏である。 孫正義氏は、シンプルな英語で世界のトップと互角に交渉し、相手を説得してしまう。身近で接する立場にあった著者が、その理由を徹底的に分析し、英語で悩んでいる人にとっての「目からウロコの連続である50のポイント」にまとめたものが本書である。 著者が分析した孫正義氏の英語スピーチ3時間分で使用した英単語は1480語であ