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読書記:「仕事のスピード・質が劇的に上がるすごいメモ。」(小西利行 著、かんき出版)(2016.6.10日経産業新聞寄稿)
仕事上の情報管理方法はビジネスパーソンの永遠の課題だろう。 知識・情報の管理はITツール活用等で一定の成果をあげられるれないが、メモの取り方は試行錯誤を続けてもなかなか決め手がみつからない。情報の記録はできるが、仕事の創出につながるような、思考の結果を後で呼び起こすメモを残すのは難しい。本書では仕事の質と量を向上させるためのメモの方法論が紹介されている。 具体的なメモの取り方・使い方(「取り方」だけではない)のメソッド(○印、→、記号、吹き出し、マンガ、図形の利用など)は、目
読書記:「なぜあの人は中学英語で世界のトップを説得できるのか」(三木雄信著、祥伝社) (2016.7.29日経産業新聞寄稿)
日本のビジネスパーソンにとって、「英語」は永遠の課題であるが、その解決のヒントが本書にはある。著者は元ソフトバンク社長室長であり、書名の「あの人」とは孫正義氏である。 孫正義氏は、シンプルな英語で世界のトップと互角に交渉し、相手を説得してしまう。身近で接する立場にあった著者が、その理由を徹底的に分析し、英語で悩んでいる人にとっての「目からウロコの連続である50のポイント」にまとめたものが本書である。 著者が分析した孫正義氏の英語スピーチ3時間分で使用した英単語は1480語であ