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新任面接官必見!面接の進め方の極意!

「採用面接の面接官になったが、どのような質問をしたら自社に合うかどうかを見極められるのかわからない」「聞きたい内容を引き出せない」など、お悩みはありませんでしょうか?特に新人面接官の方でこのようなお悩みがあると多く耳にします。

採用面接とは、「企業にマッチしているか」や「入社後の活躍をイメージできるか」など、双方にとってお互い見極めていく重要な機会です。
しかしながら、質問内容や回答によってはミスマッチを招いてしまうことや、企業イメージを悪くさせてしまう可能性がある機会でもあります。
そんな双方にとって重要な機会を担う面接官のために、面接官の役割やポイント、実際の面接で使える質問集をまとめていきます。

1.面接とは

面接とは、求職者と企業の採用担当者が双方から質疑応答を重ね、業務への適性や意欲、能力を確認するために実施されるものです。
最も重要なのは、求職者の人間性や会社とのマッチング度という、履歴書では確認しにくい特徴を見極める必要があります。

また、企業側は、面接では「求職者の適性を見極める」ことが必要ですが、反対に「求職者に選ばれる」場であるということも忘れてはなりません。
求職者と採用担当者が双方の理解を深める場のため、評価する場ではないということを念頭にいれておく必要があります。
面接の場で、しっかり魅力付けを行わないと内定を出しても、ミスマッチや辞退となってしまう恐れもあります。双方見極めるということに加え、企業の魅力を伝えることも意識しましょう。

2.面接のポイント

先述した通り、面接では適性や意欲・能力から、自社にマッチするかどうかを確認していきます。そのため面接を開始する前に、対象部署がどんな人材を必要としているか、ヒアリングをしておく必要があります。
ここをおろそかにするとミスマッチが生じる可能性があります。

ペルソナ設定の方法は過去の記事をご覧ください。
( https://saiyou.medrt.com/archives/5186 )

募集部署が求める人材を明確にした上で、「企業とのマッチ度」や「求める経験・能力はあるか」、「仕事に対する意欲」、「コミュニケーション能力」などを質問の中で探っていきます。
ここではいかに求職者の本音を探れるかが鍵となります。

3.実際の質問集

面接全体の流れを理解した上で、ここからは実際の質問集についてまとめていきます。

▼「企業とのマッチ度」をはかる質問
・前職を退職した理由
・今後務める企業に求めるもの

面接時に退職理由を聞く理由は、入社後に同じような理由で転職をしないかどうか確認するためにしっかりとヒアリングする必要があります。ここは本音が出にくいところではあるため、求職者の回答からさらに深く掘り下げることを意識しましょう。退職理由と今後務める企業に一貫性がない場合は注意が必要です。

▼「求める経験・能力はあるか」をはかる質問
・前職での業務内容
・仕事をする上での意識していることや工夫していること
・今までの職歴の中で残した実績
・今まで得たスキルのうち今後も活かせるスキル、自信のあるスキル

経験についての質問は、入社後の成果に直結するものになるため、念入りに深堀をしていく必要がある項目です。ここで注意すべきなのは、結果だけではなく、そこに至るまでのプロセスについても引き出していくことです。今までの職歴でどんな成果をあげてきたのか、その成果を上げるために、どんな工夫をしてきたのか。具体的なエピソードを交えながら引き出すことを意識しましょう。

▼「仕事に対する意欲」をはかる質問
・志望動機
・今後どんな仕事がしていきたいか
・キャリアプラン

志望動機を確認する理由は、自社に対しどのような期待をしているのか、今後描いているキャリアプランが実現できる環境なのか、とご本人の希望を適切にヒアリングすることももちろんですが、同時に自社の魅力付けを行うための情報になります。
必ずしも求職者の期待にすべて応えられるとは限りません。
しかし、その点も求職者の方に包み隠さずお伝えすることで、ミスマッチを事前に防ぐことができ、反対に志望度アップに繋がる可能性もあります。

▼「コミュニケーション能力」をはかる質問
・お客様と関わる際に気を付けていることや工夫していること
・社内のメンバーと関わる際に気を付けていることや工夫していること

コミュニケーション能力を確認する場合には、面接全体の回答や所作を通してチェックすると良いでしょう。業務へのマッチ度はもちろんですが、社風へのマッチや社員との相性も長く仕事を続ける上で、見過ごせない点となります。

どの質問でも、一問一答で完結するのではなく、相手の考えを掘り下げていくために、理由や背景を聞くことも意識しましょう。

まとめ

面接では、企業が一方的に求職者を選ぶわけではなく、双方の希望からマッチしているかどうかを判断していく場です。
「こんな会社(こんな仕事)だとは思わなかった」「こんな人物だとは思わなかった」という入社後のミスマッチで早期退職を防ぐためにも、面接時には求職者の本音を引き出すことが重要です。

本音を引き出すためにも、面接官は話しやすい雰囲気づくりを行うよう心がけ、入社後の活躍に焦点を当てることを意識し、向き合っていくとよいでしょう。




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