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BASEでハンドメイドが売れない!なぜ?の疑問に真剣に考えてみました

みなさんこんにちは。
スーパーサラリーマンのKUNIOです。

今回は「BASEでハンドメイドが売れない!なぜ?」の疑問に真剣に考えたということで、私の経験も踏まえながらなぜ売れないのか、その原因を紐解いていきたいと思います。

BASEとは
BASE(ベイス)とは無料でネットショップを開設できるサービスのことです。最近コロナ禍での副業目的などもあり、めちゃめちゃ流行ってますよね。3月現在、130万ものショップが登録されているようです。

で、今回の記事はもちろんBASEのみならずすべてのフリマアプリ、ECサイトに当てはまると思いますので、今現在「ハンドメイドが売れなくて困ってんだよな」って人は是非一読いただければと思います!

※ハンドメイドに対して少々刺激的なことを記載していますが、決して貶めるつもりはありません。私もハンドメイドに携わる一員ですが、同じようになぜ売れないのかという疑問を持った方に何かアイデアを提供できればと思って書かせて頂いた次第です。

なぜハンドメイドが売れないか、それは「ハンドメイド」だから

いやいや、KUNIOさん何言ってんですか・・・頭おかしくなっちゃいましたか、、と思ったそこのあなた!

これ本当のことなんです。

ハンドメイドが売れない理由、その多くは「ハンドメイド」とうたっていることが原因なんです。

いやハンドメイド商品なんだから、手作り商品なんだから、ハンドメイドと言うのが何でダメなんですか。ってあなたは思うかもしれません。

別にダメなわけではないんです。ただハンドメイドに対する世間一般のイメージというものが実は、あなたが思っているほど高くはない、いやむしろ低いことに原因があるのです。

【衝撃事実】ハンドメイドに対する世間のイメージは実は悪かった

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ここで私のBASEでの実績をご紹介します。
恥ずかしながら大した実績ではありませんが(笑)

2020年4月からBASEでとあるハンドメイド商品を販売開始しまして、現在ひと月に約300〜500のユーザーの訪問があります。PV数はあまり気にしていないですがおかげさまでそこそこ露出が増えてきたかなという印象です。

また売上についてはだいたいひと月に数万円ぐらいです。商品単価は低いので、これでもかなり頑張っている方でしょうか。

当初私も「ハンドメイド」を売りにした商品展開を行いました。皆さんもだいたい同じような売り方なのかなと思いますが、例えば「一つ一つ丁寧に手作りします」とか「世界に一つのハンドメイドアイテムを」みたいなめちゃくちゃベタなキャッチコピーや商品紹介を軸に展開していました。

BASEにおいてはブログを書くことが大変重要と聞いていたので、色々な記事を作成していました。

そんなあるとき、私は「ハンドメイド 良さ」という記事で検索順位の上位を取ることに成功します。

そこで私は、googleのサーチコンソールを使用し、見事検索上位を取った「ハンドメイド 良さ」のワードでどの程度リーチしてきているのかを調べることとしました。

結果を見て驚きました。

ん?

何と「ハンドメイド 良さ」のキーワードでの表示回数(google検索で表示された回数のことです。)よりも、「ハンドメイド 下手」「ハンドメイド作家 下手」などネガティブワードの表示回数の方が圧倒的に多かったのです。

これ何を言っているかというと、私はハンドメイドの良さを伝える記事を作成していたつもりだったのですが、むしろ真逆の検索意図を持ったユーザーが私の記事を検索表示していたということなんです。

なんでこんなことが起こっているのか。
ひとつは私の記事の中に下手という文字が入っていたからで、それをgoogle側で拾っていたということなんですがこれは仕方ないとして、一番の理由は「ハンドメイド 良さ」というポジティブワードより「下手」などのネガティブワードの方が検索している人が多いってことなんです。

ハンドメイド良さ

これが「ハンドメイド_良さ」の月間検索数(リスティング広告出していないので正確な数字は分からない…)


ハンドメイド下手

そしてこれが「ハンドメイド_下手」関連の検索数…お分かりいただけたでしょうか。これだけ批判的なユーザーが多いのです。

ていうか、「下手な作品」をgoogleで調べて一体何が目的なんでしょうか(怒)

よくわかりませんが、「ハンドメイドって自己満だよね~」「下手だよね~」という感覚を持っているのは自分だけではないという【共感】を得たいだけなのかもしれません…。

いずれにしてもネガティブなイメージを持った方がこんなに多いとは思ってもみなかった私は、当然ショックを受けました。

ハンドメイドという”商品キャッチ”はむしろ逆効果だったと考えに至る

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このような経験をした結果、むしろ世間的にはハンドメイドという宣伝は逆効果になっているのではないかと思い始めました。

BASEのような簡単に誰もが作れるサイトで、ハンドメイドを売ることは、場合によっては「素人が適当に作ったものを売っているショップです」と言う風に、受け取られかねない危険性があるのです。

まずなによりもBASEという土台(ベース)ーー(※すみませんギャグではありません。)これが、誰でも作れてしまうことで、サイト自体のオリジナリティが生まれにくいうえに、ショップに使える素材も簡素で「素人がとりあえず作ったサイトです」感がどうしても出てしまうものなのです。

そしてこの土台のうえに立っている「商品」もまた、「ハンドメイド」という世間一般には「アマチュア作家でも作れるもの」という印象のある言葉が載ってしまうと、もうかなりのイメージダウンになってしまいます。

このような2段階の商品に対する「信頼低下」ーこれが売り上げを阻害する最大の理由になっていると考えます。

解決方法はある。とにかく信頼感を押し上げる。

解決方法は「低下してしまっている信頼感」をどうにかしてあげていくことです。

まず一つはサイトのテコ入れをしましょう。すぐできそうなことと言えば下記のような部分でしょうか。

・有料サイトデザインを購入する
・サイトを有料のドメインに変える
・ABOUT欄をしっかり、なるべく長文を記入する

有料のサイトデザインは5,000円程度のものから販売されています。
有料デザインを購入できない場合は、無料デザインでもいいです。ただし初期設定のままにせず、なるべく要所でアレンジできるパーツを入れるなど“こだわり部分”を見せるようにしてください。

目的は、「これぱっと見全然お金かけてないな」「無課金だな」って思われるのを避けるためです。
リアルの店に置き換えて考えるならば、ボロボロの店で段ボールの上に商品を置いて、はい好きなの買っていってくださいと言われているようなもんです。

ECサイトに限らず、実際のお店でも、プロの経営している信頼感のある店舗で商品を買いたいと誰もが思うはずです。

ですから見かけには最大限こだわり、信頼感の向上に努めましょう!

ロレックスの時計は銀座の一等地に構えた店で、かつ、きらびやかなショーケースの中で売られているからこそ、「いい商品だな」と思わせる効果が増すのであって、同じ商品でもボロボロの店の木の机の上に乗っていたら、「これ本当にロレックスか」「信頼できない」と思われ誰も購入したがらないのではないでしょうか。

良い商品でもそういうことが起きうる可能性があるのですから、見た目の印象で損をしないことです。

ハンドメイドという表現はいっそやめてみる

もう一つの策として、もういっそのことハンドメイドという表現はやめてみることも考えてみてはどうでしょうか。

特別思い入れが合ってハンドメイドにこだわるのであれば別ですが、ハンドメイドという単語は先ほども述べた通り「アマチュアでも作れるもの」という印象が色濃くあります。

この「プロ」か「アマ」かの違いで人々は商品の購買を決定付けているのだとしたら、確実に購買心理としては不利になります。

別に騙すわけではありませんし虚偽の表現は避けた方がいいとは思いますが、一方である程度見栄を張ることも必要かもしれません。

例えば「~~の専門店」などという表現で、プロの経営しているショップ感を醸し出すことも重要な方法です。
このような表現であれば、副業でやっているものというより、本業として運営している感じも出せますので、より一層信頼感の獲得につながるでしょう。

ショップ運営に迷ったら、いつも逆の立場で考える

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「売れないな…」「全然ショップ見られていないな」など、もしも迷うことがあれば、必ず逆の立場(つまりお客様の視点)で考えることで、どこに問題があるかが分かってきます。

今回の記事では「信頼感を得る」ことが重要なテーマになっていて、それを阻害しているのが「BASE+ハンドメイド」のコンビネーションだったということでした。

これはもちろんBASEに限らず、他の無料で作成できるECサイトで同様のことが当てはまります。

人は見た目が100パーセントとも言いますが、これは人も商品もあるいは同じなのかもしれませんね。

どんなに中身が良い人でもまず見た目で損をすることがないように、特に可変できる部分はあるのですから上手に改善していき、信頼感の向上に努めたいですね。

今日のお話しは以上です。

またいつか!

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