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✓マカン・マラン〜二十三時の夜食カフェ
▽あらすじ
ある町に元超エリートのイケメン、
そして今はドラァグクイーンのシャールが営む
お店がある。
様々な悩みを持つ客に、シャールが饗する料理とは?
▽印象に残ったフレーズ
シャールに会うと、無用な波風を立てまいとする
己のことなかれ主義が時折恥ずかしくなる。
もしも自分が余命宣告される立場に立たされたら
面倒を避けていける今の自分の生き方を、
一体どう思うだろう。
「誰だってこんなものだ」と開き直ることが
果たして本当にできるだろうか。
今の子供が殊更(ことさら)弱い訳ではない。
子供はいつの時代も傷つきやすいし、
色々なことを簡単に間違える。
そして多分それは、年を食ったところでたいして
変わらない。
「苦しかったり、辛かったりするのは、
あなたがちゃんと自分の心と頭で考えて
前へ進もうとしている証拠よ。」
▽感想
色々な悩みを持つ人が巡り合わせで、
このお店を訪れる。もしくは行き着く。
その人の弱い所、悩んでいることを見抜き
それに合った美味しい料理と
あたたかくて、でもはっとさせる言葉をかけてくれるシャール。
悩んだっていい。それは前に進もうとしている証拠。
この言葉に私の心も少し軽くなった。
悩んでた人たちが、必ず前を向いてすすんで行く姿に私も元気をもらった。
料理の描写も美味しそうで、勉強になる。
私の悩みも聞いてアドバイスしてほしい笑
マカン・マラン~二十三時の夜食カフェ~/古内一絵/中央公論新社
↳試し読みがありますので、ぜひ
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