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うつ病というパートナーと手を携えて

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#うつ

想いが溢れ出す時

自分の意見を主張したり、何かを伝える時、極度の緊張と恐怖が心を駆け巡る。うつ病になり、あっさりと人が自分から離れていったときの感情や情景が重なってしまうのだ。だから、どこまで自分をさらけ出して良いのか、手探りしながら少しずつ、心の扉を開けては閉め、開けては閉め、を繰り返している。

相手を信頼していないわけではない。心のそこから信頼している。しかし、そういった過去が重しとなり、人との触れ合いを怖が

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マイペースの難しさ

先週末の土曜日に、前向きなブログを書き記したのだが、午後から調子が落ち、日曜日、月曜日と抑うつ度が高い状態が続いている。

先週木曜日のカウンセリングでは、今の自分の状態を受け入れ、今の自分が出来ること、うつ病になったからこそ還元できるものがあるのでは、といったある種の「自信」を感じることが出来たのだが、すぐに暗転してしまい、なんとも残念だ。

僕がうつ病でロクに仕事ができなかった数年間、そう

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うつ病は根雪のよう。それを溶かすのは新たに紡ぎ出す物語

火曜日にブログを書いてからと言うもの、急転直下、激しい抑うつ感で、火曜日は一睡もできずに朝を迎え、水曜日は一日眠り、本日も会社を休むというだめ加減を発揮している。

昨日、とても天気が良かったにも関わらず、ずっと家に引きこもっており、これはこれで良くないなと、今日は1時間ほど散歩しに外へ。

近くの大きな公園は、鬱で休んでいる時に良く行く場所だ。「また来ちゃったよ」なんて言葉を心でつぶやきながら、

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うつ病を呪うよ

今日は最悪だ。頑張って出社したにも関わらず、どん底状態で退勤した。やはり、しっかりと知識や経験、実績を積み上げた人は凄いな、とまざまざと見せ付けられ、自分の不甲斐なさに絶望してしまった。

仕事なんて賃金を得るための手段で、別になんでも良い。と私の周りの人は言うけれど、私は仕事を通してより良い社会を作りたい、その為に自分の力を高めていきたい使いたい、と思う質だ。

しかし、その力は塵ほども無い。う

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いつだって「死なせて」くれない僕の心

ここ最近、比較的調子が良い。といっても、朝の抑うつ感が多少少ない、なんとなく自己効力感が感じられる、といった程度のものだが、それで日々の生き辛さは多少軽い。

こういった状態の時は、気持ちも盛り上がりやすく、心深くで眠っている好奇心やら向上心といった類のものたちが、目を覚ましフワフワと浮上してくる。

この本を読んでみよう、あのイベントに参加してみよう、なんて具合に。しかしだ、こういった感情を扱う

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心の中の「怒り」と向き合うということ

朝4時。頭のなかでいつも手持ち無沙汰なときにやっているパズルゲームがずっと流れ、隣に寝ている妻の体温が暑く、寝苦しすぎて一睡もできなかった。

寝ることは諦め、リビングへ移動しコーヒーを淹れ、テレビをつけるとBBCが流れていた。どうやらイギリスでテロが発生したらしい。詳しいことはよくわからないが、警官が刺されたようだ。

ダメだ、頭が全然回らない。

昨夜はカウンセリングの日だった。いつもの金曜日

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もう少しだけ甘えていようか

今週は月曜日から綺麗な下降線を描き、抑うつ症状がひどくなっていった。月曜日の時点で「これはヤバイぞ、あいつが来るぞ」とアラートが点滅していたにも関わらず「なんとか持ち直せるだろう」という楽観的な考えはどこへ、「おいおい、そんなところまで落ちていくのか」とあれよあれよと深海へと沈んでしまった。

今、仕事上で知り合った大学の先生から週に1回カウンセリングを受けている。この辛さがどこから来るものなのか

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定位置から抜け出す難しさ

うつ病期間が長いと、自分に自信が全くない、気分が落ち込んでいる、他人からの評価が強くてビクビクしてしまう、などなど、鬱々とした状態が常で、そこから抜け出すのはなかなか難しいのもだと痛感している昨今。

もちろん、治療や日々の生活を通じて、歪んだ思考回路を改善し、鬱々とした気分が生じる頻度は減ってくるのだが、鬱々とした気分が無い状態が逆に不安になる。

あれ、これってなんだろう?こんな感覚でいいんだ

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「空」があるから僕は頑張れる

「空」があるから僕は頑張れる

僕が子供だった頃、「わからないこと」や「知らないこと」と触れ合った時、とても「ワクワク」し「ドキドキ」していた。

「未知」のものに惹かれ、無心でそれらを追いかけていた。

手が届くか、出来るか出来ないか、分かるか分からないか、なんてことはどうでもよく、自分自身の好奇心に従って生きていたように思う。

その中で「空」は象徴的な存在だった。

暇さえあれば、家のベランダや屋根に寝転び、雲の動きに心を

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頭の回転が戻ってこない

今日は久しぶりに抑うつ感が酷く、なんともシンドイ一日だった。ここ最近悩まされている事と言えば、「頭の回転が一向に戻ってこない」ということだ。

本を読んでも、なかなか頭に入ってこず、読む速度もかなり遅く、何度も何度も同じ箇所を繰り返し読む。細かなことでミスをしたり、忘れたりする。その度、なんとも切ない気持ちになるのである。

興味関心や意欲は戻ってきているが、そういった事柄にぶち当たるたびに、気持

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進む

今、目の前にある道が全てではない。

人は縦横無尽に道がある。

ある人にとっての「前」が、自分にとっての「横」かもしれない。

だから、あなたの思う、感じる「前」へと進むんだ。

道が見えなければ「立ち止まり」ながら休んでもいい。「周りを見渡す」でもよい。

そこから赴くままに一歩踏み出してみればいいんだ。

誰かに急かされることもなく、ただただ、自分の「道」をゆくのだ。

瞬間を生きているということ

人生は連続しているようで不連続だ。睡眠で抜け落ちた時間、何かに集中していた時間、記憶が曖昧な時間をなんとなく切り貼りして、連続しているように認識している。

常に自己を認識しているつもりでも、それはとても曖昧で、一瞬過去を振り返し、記憶のレコードを紡ぎだす。

つまり、「生の証」がそれだ。

従って、「生」そのものは「今この瞬間」にしか存在せず、それは「刹那的」で「圧縮的」である。

人は過去や未

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うつ病になったから出来ること

毎日とめどなく頭のなかに漏れ出してくる考えや感情を、可能な限り記録しておこうと思う。

というわけで、今日から週4くらいは更新していきたい。。。

さて、今回のタイトル、「そんなの無くね?」と思ってしまう方や、そう思えない状態の方、ごめんなさい。僕が考えていることなので、イチ個人の考えということで、ご了承下さいね。

僕が考える、うつ病になったから出来ることは、3つ。

1.伝える:ブログなどで自

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「自分を大切にする」ということが未だ分からない

ちょっと今日は調子を崩している。最近、調子を崩すキッカケで多いのが、「経済的」な諸事情が差し迫った状態だと感じるとき(実際には大丈夫なんだけど)。

私自身、基本的に物欲は最低限、消費も最低限に止めようと考えているので、彼女から洋服買ったら?たまには何か良い物食べたら良いじゃない。と言われても超絶拒否するケースが毎度のことで、「俺になんてお金を使ってくれるな」状態。

純粋に消費欲が減ったというこ

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