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2020年読んだ本ランキングベスト10

もう年も開けて1月も20日を過ぎようとしているのに今更?という感じもしますが、2020年に読んで面白かった本のベスト10です。
2020年に出版された本、という意味ではありません。
この記事を読んで、興味を持って、なおかつ読んでいただけたら嬉しいです。

早速いってみましょう。
1位、2位、3位は一気読みした作品を選びました。

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パク・ミンギュ『亡き王女のためのパヴァーヌ』

去年は韓国の文学にハマってかなり読みましたが、この作品が一番でした。
静かで、叙情的。
こちらの記事もよろしければどうぞ。

松田青子『持続可能な魂の利用』

おじさんが支配するこの日本を糾弾する、刺激的な1冊。
ただし、フェミ文学でもあるので、小説的には破綻しているとも言えないでもないけれど、でもすごく面白かった。

横溝正史『雪割草』

感想はこちらの記事に書きました。よろしければどうぞ。

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カーソン・マッカラーズ『心は孤独な旅人』

愛情や友情が常に一方通行なところがとても悲しく読みました。
こちらの記事も参考に。

高橋克彦『闇から来た少女―ドールズ』

長らく積んであったこの本を読んで、面白く、またこの『ドールズ』はシリーズ化しているとのことだったので残り全冊買って読みました。
シリーズは全5冊かな?

高楼方子『十一月の扉』

心が疲れたときにおすすめの本です。
十一月荘という洋館に下宿することになった少女の物語。
11月に読めてよかった。

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ダンテ『ドレの神曲』

初めて読んだ『神曲』、抜粋版ですがとても面白かった。
ネタバレになってしまうけど、モーセとか地獄にいるんですよ!
なぜなら、「洗礼を受けてないから」。

ファン・インスク『野良猫姫』

こちらも韓国モノ。
今のリアルな韓国の若者の姿があると思います。

長谷川町蔵『あたしたちの未来はきっと』

こちらの記事に書きましたので割愛。

田中兆子『徴産制』

この小説の背景を書いておきますね。
2092年。新型インフルエンザの蔓延により10代から20代女性の85%が喪われた日本。
この本も長らく積んでましたが、今の時期に読めてよかった読書体験でした。


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