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チェルシー超個人的総評(20-21)part4

今日も引き続き今シーズンのチェルシーについてを書いていこうと思います。

今日はFW陣について。

今シーズン、ビッグネームをたくさん補強して選手層がかなり厚くなったFW陣。昨シーズンは取られてもその分取るような試合が多かった。しかし、今シーズンはこれだけのビッグネームが揃ってはいたが正直、期待していたほどゴールや爆発力が見られなかったのが残念。それでもポテンシャルは高く、PL1年目と考えれば合格点を上げられる出来ではあった。


FW編


9、タミー・エイブラハム

ランパード政権下は出場時間も確保されていたしそこそこ点を取っていたが、トゥヘル政権下では出場時間をほとんどもらうことができなかった。試合に出れば点を取ってくれる選手ではあるので、コンスタントに試合に出て欲しい選手であることは間違いない。ただ出場時間が途端に短くなったといっても腐らずに現状を受け止めてチームを愛していた姿を見せられて彼のことがもっと好きになった。来シーズンチームに残るかわからない選手の1人だが、応援していきたい選手の1人。


10、クリスチャン・プリシッチ

今シーズンから10番を背負った男。チェルシーには数少ない1人で点を取れる選手。調子の波が安定しているわけではないが、絶好調の彼を止めれる人はいないと思う。それくらいドリブルのキレは凄まじい。レアル戦での彼のゴールはなかなか痺れた。ドルトムントで師弟関係にあったトゥヘルがやってきたことで大爆発するかと思ったが、今のところはそこそこの爆発具合なので来シーズンは大爆発に期待。アザールを超えるポテンシャルが彼にはあるはず。


11、ティモ・ヴェルナー

ライプツィヒからやってきたドイツのストライカー。外野からは散々批判を浴びたり、点が取れなくスランプに落ちてしまった時期もあった。だけど、僕はヴェルナーの今年の活躍には満足している。取れたゴールを外してしまうこともあったが、彼が点を取ってくれたおかげて助かった試合もあった。ゴールだけでなくてアシストもしてくれたので、ゴールに関わる仕事をたくさんしてくれた。なにより試合終盤まで走れる体力とあのスプリント力は最高のストロングポイント。サッカーIQも比較的高い。CL決勝のゴールもヴェルナーが抜け出した動きによってDFが釣られてスペースが生まれた。ヴェルナーがいい受け出しをしているのに彼が欲しいタイミングでボールを引き出せてない、仲間がパスを出せていないなと思うシーンがシーズン前半は多かった。それに加えて怪我人の多さから本職でないポジションをしていて調子も上がらなかった。チームにもリーグにも慣れてきたら彼は爆発しそう。ブンデスでやっていたようにバンバンゴールが取れるようになってきたらチームもリーグ戦で優勝争いに入っていけそう。1年目を考えたら上出来だった。


18、オリヴィエ・ジルー

この兄貴がカッコいいんです。今シーズン一番のゴールと言ったらアトレティコ戦のバイシクルゴール。あれができるんですもん。あのゴールのおかげでCLを勝ち進むことができた。そして、1年の契約延長も発表されてまた1年彼がチームにいてくれることは非常に嬉しい。出番自体はかなり少なくなっているが、出たら短い時間でも結果を出してくれる選手。頼りがいのある選手。チームで選手のお手本になる選手。そんな彼がいてくれることの偉大さは計り知れないと思う。特にエイブラハムは彼のおかげで技術的にも精神的にも成長できていると思う。


20、カラム・ハドソン=オドイ

オドイも今シーズンで更に成長したと思う。ただ彼が苦労しているのは343というシステムで自分の適性ポジションを見出せていないところ。右WBで輝いていたように思ったのだが、トゥヘルからすると守備面での貢献度が仇足りていないと思うのだろうか。サイドで、ドリブルで、活躍できる選手なのでもっと見たいというのが正直なところ。WBでのポジション争いを制して試合にたくさん出てもらいたい。


22、ハキム・ジヤシュ

チェルシーにいなかった魔法使いタイプ。左足のキック制度は異次元。彼の左足から放たれるクロス、ロングキックは針に糸を通すかのように正確。試合によって波が激しいところはあるが、パスだけでなく得点能力までしっかり備えているのが彼の魅力の1つ。加入当初のジェームズとの右サイドコンビは破壊力が抜群だった。トゥヘル体制になっても出場時間を大幅に減らすことはなく、活躍していた。ミドルがある選手なのでチェルシーに少ないミドルシュートを彼の左足からもっと見てみたい。



29、カイ・ハヴァーツ

今季最大の補強。どのクラブも欲しがったドイツの新星。そんな彼もシーズン当初は苦労した。ランパードの433では適性ポジションがなく、中途半端なプレーで失点に絡むボールロストをしまくっていた。試合を通じて良さが全く出せていなかった。そんな彼もトゥヘルが来てから状況が変わる。343のシステムの中で本職でプレーする彼はまさに天才。ボールタッチの繊細さ、視野の広さ、アイデアが突出しているヴェルナーと一番息があっているのが彼だと思う。なんといってもCL決勝のゴールは忘れられない。あのゴールが今年彼がこのチームに来た理由を証明してくれた。そして、ゴール直後に感情を剝き出している彼をあの時に初めて見た。これからのチェルシーを背負っていく選手だと確信しています。マウントと2人でプレミアリーグだけでなく、CLでも大暴れしちゃってください。



こんなわけで選手についての総評はここまででおしまいです。

これでチェルシーの超個人的総評はおしまいかと思われるかもしれませんが、まだ明日も続きます!!

明日は監督編と個人的MVPの発表をしようかと思います。

ちなみに明日は最終回です!

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