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選挙結果振り返り(2024 6.23投票)


 昨日は首長選4件の投票が行われ、結果は概ね順当なものでした。

 ・・・と書くと、以下は読まなくてもイイと捉えてしまうかもしれませんが、、、 正直、否定できない(汗)

 ま、まぁ、とにもかくにも振り返っていきましょー!




◎福島県・塙町長選挙

 3期目を目指す現職に町の総務課長だった新人が挑む一騎打ちは現職が接戦を制し3選を果たしました。

 前回が220票差で今回が178票差、苦しい戦いが続きますがなんとか勝ち抜けている現職の底力に、新人は僅かに及ばなかったというコトでしょうか。
 新人は65歳の女性で、勝てば初の女性町長だったのですが、準備期間が3か月とやや短かったのが響いてしまったと思われます。


◎神奈川県・湯河原町長選挙

 5期17年町長を務めていた町長が病気で亡くなられたコトに伴う選挙で、元町議の女性と町の参事だった男性が一騎打ちで争った結果、元参事が大差で初当選を果たしました。

 元参事の男性が自民から共産まで支援しているという圧倒的な組織力で圧勝した形です。 役場の人というコトで亡くなられた前町政の継承という点でも多数の支持を得たのでしょうが、ニュース映像等で元参事を見ると喋りが下手クソで覇気が無い。 恐らく周りから言われて立候補せざるを得なかったのでしょう。 私が見るにこの方に新しいコトは期待できそうになく、前町政でも旅館が潰れるなどした流れが止まるようにも見えず、緩やかに衰退していくのでしょう、きっと。

 だからといって、一方の女性候補が当選した方が良かったかというとそうとも言えず。 町議選当選→町長選出馬→落選のターンもこれで二度目で町議の任期を全うしたコトがなく、更に隣の真鶴町で2021年に行われた町議選で新人候補の陣営に入った際、選挙ハガキに使うために閲覧した「選挙人名簿抄本」を公選法で「手書きで書き写す」と定められている住所をタブレットで撮影して手に入れ、画像データを別の関係者に送信したコトが「町議会の品位をおとしめ、信頼を著しく失墜させた」として辞職勧告決議が出され(本人を除く)全会一致で可決されたような人。(今どき手書きかよ、という問題点は有りますが)ルールを簡単に破るような人に首長は任せられないでしょう。
 どちらにしても良い選択とは言えない選挙でしたが、下手に町が荒れるよりはこの結果で良かったと思われます。 が、、、  う~~ん・・・


◎静岡県・下田市長選挙

 2期目を目指す現職に元副知事と元町議が挑む選挙は現職が抜け出し2選を果たしました。

 私が常々説いている「2期目を目指す現職、盤石説」ですが、全てに当てはまるワケではなく、それから外れたものは大体異質な選挙模様が繰り広げられているものです。
 この選挙も例に漏れずで、元副知事という輝かしい経歴を持つ人が「国と県とのパイプ」を掲げて乗り込んで来て、与野党の国会議員から為書きが送られている様を見るとコレは現職ピンチかと思われましたが、終わってみれば現職が約800票差をつけて勝ち抜けました。 現職事務所には近隣自治体の首長や関西出身の比例候補(自民)の為書きが有り、元副知事陣営より組織力では劣っていたと思われますが、現職の強みがそれを上回った形です。

 余程苦しい選挙だったか、当選の挨拶では涙声になった現職。 私はそういうの、キライじゃないです。 命がけの戦いだったのですから、感情が溢れてもイイじゃないですか。


◎熊本県・山都町長選挙

 前町長が病気療養に専念するとして辞職したコトを受けて行われる選挙で、元建設会社役員の男性と町の総務課長だった男性の二人で争われる一騎打ちの結果、元総務課長が初当選を果たしました。

 前町長は相手候補に大差をつけて当選していましたが今回は約800票差。 投票率が前回から約10ポイントも上がり、その結果、やや票が割れましたが前職の後継を掲げていたと思われる元総務課長が勝ち抜けです。

 地震や大雨による被害が大きかった一方、インターチェンジの開設など明るい要素も有る山都町。

 誰もが一度は写真を見たコトがある国宝・通潤橋が有る山都町。 もっと活かせば町は盛り上がるのではないでしょうか。


以上です
当選された皆様の御活躍をお祈り申し上げます



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