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何者でもない私の読書日記

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何者てもない私が読んだ本たち。
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#読書ノート

「大人のための読書の全技術」を読みました

「大人のための読書の全技術」を読みました

大人のための読書の全技術
齋藤孝
KADOKAWA
2014/7/31
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noteを書き始めて感じたこと。それは、知識が無い、読書量が足りない、だった。
知識とは、何か特定の何かが足りないというものではなく、全方位的にいろいろなものを知らない。しかし、もし何かひとつ挙げるとするならば、言葉の知識が足りない。外国語ではなく、母国語である日本語の知識が足りない。
ここで文章で自分の体験

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「白蓮れんれん」を読みました

「白蓮れんれん」を読みました

NHKの朝ドラ「花子とアン」で知った柳原白蓮の物語ということで読んでみた。

白蓮れんれん
林真理子
集英社文庫
2005/9/16

※※※※※

朝ドラのイメージが強いので、白蓮は仲間由紀恵、炭鉱王は吉田鋼太郎で脳内再生された。
筑豊の石炭王のところに嫁ぐところから、駆け落ちするところまでが主になっている。
駆け落ち相手との実際の書簡を読み執筆したせいか、30代半ばで初めて恋に落ち、手紙をやり

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「聞く力―心をひらく35のヒント」を読みました

「聞く力―心をひらく35のヒント」を読みました

土曜日は仕事場が稼働しているので基本的に出勤日である。
出る支度をしながら横目で見ているんのが「サワコの朝」。毎週色んなゲストが来て様々な話をするのだけど、聞き手の阿川佐和子さんがとても自然にゲストの話を引き出しているのだ。この方もエッセイとか書いておられるのかなと調べてみたら色々出しておられて、その中から選んだのが「聞く力」だった。

私は人と接するのがあまり得意ではない。特に初対面の方との会話

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「戦艦武蔵ノート」を読みました

小説「戦艦武蔵」を読む前に、その取材日誌の本があると知り、こちらを先に読もうと手に取った。
戦艦武蔵ノート
岩波現代文庫
吉村昭
2010.8.20

※※※※※

この本は、吉村昭が「戦艦武蔵」を執筆する際にその建造に携わった人や乗組員、建造された造船所のあった長崎の市民などから聞き取り調査をした記録である。

取材は昭和40年頃に行われた。終戦から20年という時期なので、現在とは違い戦争中既に

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「アンミカの幸せの選択力」を読みました

「アンミカの幸せの選択力」を読みました

いつぞやの土曜日の朝、TBSで放送している「サワコの朝」にアンミカさんが出演されていました。彼女のトークを聞き、エッセイを出しているなら読んでみたいと思い調べたら、この本にたどり着きました。

「アンミカの幸せの選択力」
https://amzn.to/2wvdUkY
大和書房 2015.1.25

※※※※※

人は、一日に約三〇〇〇回も選択をしている。
幸せを引き寄せるような選択を積み重ねてい

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「わたしの茶の間」感想

沢村貞子著「わたしの茶の間」を読みました。
役者業・主婦業・その両立・下町の粋・おしゃれ・戦前〜戦中の話などが、多数収録されている短いエッセイの中にちりばめられ、私の祖母より年上にも関わらず先進的な考えも垣間見え、今いらっしゃったとしても違和感はないのではないかと思いました。

多数あるタイトルの中で特に気に入ったのが「小さな内裏びな」。
家庭教師の仕事をながら、学費を捻出し通っていた女学校時代に

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