「わたしの茶の間」感想

沢村貞子著「わたしの茶の間」を読みました。
役者業・主婦業・その両立・下町の粋・おしゃれ・戦前〜戦中の話などが、多数収録されている短いエッセイの中にちりばめられ、私の祖母より年上にも関わらず先進的な考えも垣間見え、今いらっしゃったとしても違和感はないのではないかと思いました。

多数あるタイトルの中で特に気に入ったのが「小さな内裏びな」。
家庭教師の仕事をながら、学費を捻出し通っていた女学校時代に行った修学旅行先で買った一刀彫りの雛人形の話です。学生だった沢村女史には少々お高い品物だったそうですが、そのお雛様に惹かれ思い切って購入。

行きたいところを集中的に回って、ホテルはビジネスホテル、食事は最低限…と貧乏旅行の多い私は、その土地の工芸品などに惚れ込んで思い切って買うという経験が無いので、たまにはもう少しお土産屋さんもじっくり見物する余裕のある旅もいいなと思いました。あと金銭的な余裕も;;

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