こも

都内でせっせと働くウーマンです。職業はマーケター×編集者。落語とマーケに関する記事が多…

こも

都内でせっせと働くウーマンです。職業はマーケター×編集者。落語とマーケに関する記事が多めです。 「コルク佐渡島の文学を語ろう」サークルの運営をお手伝いしています。https://www.sady-editor.com/circle

マガジン

  • コルクラボ ガーデン [CORK Lab GARDEN]

    • 1,117本

    「コルクラボのメンバーが書いたコルクラボに関するnote」を集めたゆるーいマガジンです #コルクラボ

  • 落語のキヲク

    落語の記録です

  • 何度も読み返したい

  • みんなで育てる

    • 2本

    親だけが子どもを育てるのではなく「みんなで育てる」――それってどういうこと? どんな意味がある? どういう社会が待っている?――めやすは各記事300~500字(最大1000字)くらいで、会話をするように書いていければいいな。

  • books

    明日が3割増で楽しくなる1冊

最近の記事

弱くて卑怯な自分を受け入れるために、ねずみやアルパヨの事情を理解する

初めて遠藤周作の作品に出合ったのは学生時代。『深い河』『海と毒薬』などなんだか大きくて暗くてテーマがピンとこず、それよりも村上春樹や吉本ばななのような、自分の課題に向き合ってくれる作品を好んで読んでいました。 遠藤作品との再会は3年前。文学サークルで『影について』を取り上げ、遠藤周作の母親への想い、母を見棄てたことに対する後悔を知りました。 両親が離婚をしたのは遠藤周作が10歳のころ。母を見棄てた、裏切ったという後悔の念がこれほど人の生涯に鉛のようにずんと居座り続けるのだと

    • 沙希がしあわせになるには

      こんにちは。 先日、文学サークルで平野啓一郎さんの『決壊』読書会を開催しました。 まず、読書会に向けて作品を読み、次に読書会で参加者の感想とともに振り返り、最後、読書会後に読み直しました。 全部で3回読んだのですが、最終的にいちばん印象に残ったのは沙希でした。崇にとってオンリーワンの女ではないことを分かっているのに、崇から離れられない。その姿は昔の自分を見ているようでした。 『決壊』について 『決壊』は2008年に出版された平野啓一郎さんの8つ目の作品で、分人主義の原点と

      • 2023年読書会で読んだ文学作品リスト

        こんにちはこもです。 文学サークル「コルク佐渡島の文学を語ろう」では毎月、1冊の課題本をテーマに読書会を開催しています。 わたしは読書が好きなので課題本以外にも文学を読みますが、文学サークルで語り合った作品はどれも印象に残っています。 読書は一人でも楽しめますが、みんなで読むともっと楽しい!誰かと文学を語り合いたくなったら、ぜひ文学サークルに遊びに来てくださいね! では、さっそく2023年の課題本を紹介します。 『孔子』井上靖(1月課題本)1月課題本。 「背筋が伸びそうなの

        • 肌と髪のために投じてよかったもの2023

          いろんな方が紹介している「今年買ってよかったものリスト」が参考になるし楽しい! さっそく購入して届くのを楽しみにしているものもたくさんです。 私の投資先は、本&アートと美容なので、まもなく43歳を迎える肌と髪のために投じたもののなかから、来年も使い続けたいものを紹介します! 参考にしてもらえたらうれしいな。 ヘアケア編agea Lotion リンゴ幹細胞ミストアウトバスのヘアケアで今年いちばん感動したのがこのミスト。 夜のドライヤー前に使うと、翌朝、髪がサラサラ、しっとり、

        弱くて卑怯な自分を受け入れるために、ねずみやアルパヨの事情を理解する

        マガジン

        • コルクラボ ガーデン [CORK Lab GARDEN]
          1,117本
        • 落語のキヲク
          9本
        • 何度も読み返したい
          6本
        • みんなで育てる
          2本
        • books
          3本

        記事

          文学サークル課題本リスト(2022)

          文学サークル「コルク佐渡島の文学を語ろう」でこれまで取り上げてきた課題本の一覧です。 どれも「読み応えある」作品ばかり。 気になるものがあったらぜひ読んでみてください。そして作品についてだれかと語り合いたくなったら、文学サークルへ遊びに来てくださいね! 2020年~2021年2020年2月に第1回を開催してから、毎月1冊、古今東西さまざまな本をピックアップしてきました。 いま改めて読み直したい本もたくさん。 私が一番印象に残っているのは『スローターハウス5』(カートボネガッ

          文学サークル課題本リスト(2022)

          『ユービック』を読んで思い出した別離と罪悪感

          こんにちは! 「文学を語ろう」で読書会を開催している運営のこもです。 3月6日の読書会ではフィリップ・K・ディックの名作『ユービック』を取り上げました。 ディックは「ブレードランナー」「マイノリティリポート」「トータルリコール」など多くのSF名画の原作を手掛けた作家。 「SF小説」は苦手ジャンルだったのですが、非現実的なシーンも映画のようにリアルにイメージさせる文章力と驚きの展開で非常に楽しく読み終えることができました。 なにより、この小説が1969年に書かれていた、とい

          『ユービック』を読んで思い出した別離と罪悪感

          2022年やりたいことリスト10

          あけましておめでとうございます。 新年ってなんだか気持ちが清々しくて好き。 今年のテーマは「がんばらない」。のびのびと心地よく満たされる感覚を味わいたいな。 やりたいこと1 書道 瞑想代わりになるんじゃないかと思って。なにかに集中する環境をつくりたい。 やりたいこと2 ピラティス ピラティスは1年続けて、すごく気持ちよくて好きなので継続する。 やりたいこと3 パーソナルトレーニング 筋肉をつけて自分の身体を好きでいたい。これも昨年からの継続。 やりたいこと4 英

          2022年やりたいことリスト10

          文学サークルで取り上げてきた文学作品をご紹介(2020-2021)

          こんにちは。こもです。 運営を手伝っている文学サークル「文学を語ろう」で取り上げた課題本を備忘録としてまとめました。 なんか本読みたいな~というときに参考に、、、なったらうれしいな! ※随時更新(の予定) 文学サークル「文学を語ろう」について 第1回(2020年3月) 『カーバーズ ダズン(Carver’s Dozen)』(レイモンド・カーヴァ―) 唯一未参加の読書会なので読んでいないので近いうちに読みたい作品の一つ。「「dozen(=12)」なのになんで13編も収録さ

          文学サークルで取り上げてきた文学作品をご紹介(2020-2021)

          マーケ未経験はとりあえずこの5冊を読もう。マーケ転職した元雑誌編集者がすすめる本(基本)

          こんにちは。こもです。 最近、まわりで未経験からマーケティング職に転職する人がちらほらいるので、「えくせる?なにそれおいしいの?」「ぴーでぃーしーえー?」レベルの雑誌編集者からマーケ転職したわたしが、「参考になった〜!」という本を紹介します。 「小手先を知るより原理原則を知ってからの方が結果的には効率がいい」と考えるので、最初に読んだのはマーケティングとは何か?という本たちです。 ただ、最初の1冊だけはちょっと特別扱い。 まずはこの1冊。キャリアプランを考えるのに最適「

          マーケ未経験はとりあえずこの5冊を読もう。マーケ転職した元雑誌編集者がすすめる本(基本)

          小確幸とセレンディピティ

          コルクの佐渡島さんのYouTube番組「コルク佐渡島の部屋」で「小確幸」という言葉を知りました。 小確幸とは、小さくても確実な幸せのこと。 この小確幸を1日10個見つけると、幸福度が上がるそうです。 「最近、小確幸なことってあったかなぁ」と思い返してみたのですが、思いつきません。 それで、ふと思いました。 小確幸を見つけるのは、セレンディピティを高めるのに似ている、って。 セレンディピティとは、素敵な偶然に出会ったり、予想外のものを発見すること。また、何かを探して

          小確幸とセレンディピティ

          マーケの基本「誰になにを伝えるか」が抜け落ちるのはなぜ

          いま時代は「かっこ悪い」がきているらしい。 「かっこ悪い」は好きじゃないけど、そもそもかっこいいタイプじゃないから、アウトプットのハードルを下げてみる。 そのうちかっこよくなるんだ。 2020年、1ヶ月しかたってないけど、今年1番ががーーーん!っと衝撃をうけたnote。 振り返ると、知識を話すタイミングは、僕がその知識を得た時で、相手に必要な時ではなかった。 求めている人が、知識を受け取ると、飲み込みが早い。自分ごととして咀嚼し、アウトプットにすぐに反映される。求めて

          マーケの基本「誰になにを伝えるか」が抜け落ちるのはなぜ

          「わたしが好きなわたし」って何だろう?

          新年あけましておめでとうこざいます。 こもです。 わたしの2020年の目標は「わたしが好きなわたしになる」。 これは所属しているコルクラボのキャッチコピーをもとにしたもの。 (ラボのコピーは「あなたが好きなあなたになる」) コルクラボに入るとき、 「わたしが好きなわたし」ってすごく素敵な言葉だと思ったから、 2020年のなりたい姿はこれだ!と決めたのだけど、 見過ごせない問題がありました。 「わたしが好きなわたし」ってどんな姿?どんな状態? そもそもわたしが好きなものっ

          「わたしが好きなわたし」って何だろう?

          落語のキヲク20191028〜20191103

          この週のお気に入りは、どの作品というより「男と女の騙しあいの話」。 「三枚起請」と「お茶汲み」は、どちらも遊女がお客の男を騙す話。 落語において、男が騙される話は喜劇、女が騙される話は悲劇に仕立てられやすい。 その理由を調べてみたいなぁと思う。 #エッセイ #コラム #落語

          落語のキヲク20191028〜20191103

          コルクラボ文化祭をもっと楽しむ目白散歩

          こんにちは。 こもです。 11月9日(土)はいよいよ「コルクラボ文化祭」! 朝10時から夜20時まで、トークイベントやワークショップなど、さまざまなコンテンツで盛りだくさんの文化祭を用意してお待ちしています。 今回の開催場所は、池袋にある「みらい館大明」。 元小学校を生かしたスペースで、教室や廊下、靴箱入れ・・・どこを切り取っても「あの頃」を思い出させる匂いが漂います。 そんな素敵な「みらい館大明」は、池袋駅から徒歩10分の住宅街にあります。 池袋駅から向かうのもよいの

          コルクラボ文化祭をもっと楽しむ目白散歩

          落語のキヲク20191021〜20191028

          今週のお気に入りは古今亭志ん生の「風呂敷」。 夫の留守中に若い男を家に入れた妻が、夫の不意の帰宅に慌てながらも、うまく若い男を家の外に逃す話。 夫は騙されたのに気づかない。 嘘はつくのもつかれるのもの嫌いなのだけど、もし私に嘘をつくなら徹底してばれないように苦心してほしい。 嘘を現実にするのは手間がかかる。 その手間をかけられないくらいなら、嘘なんかつかずに辛い現実を見せてくれ。 #エッセイ #コラム #落語

          落語のキヲク20191021〜20191028

          落語のキヲク20191014~20191020

          今週のお気に入りは、桂米朝の「厄払い」。 ビジネスの才覚はニーズの発見力と行動力。 評論ばかりしている人よりも実行する人と一緒に働きたい。 #エッセイ #コラム #落語

          落語のキヲク20191014~20191020