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~スタッフブログ#9~高校生の私が考える食品ロスを減らすために取り組むこと

こんにちは!「なな」さんからバトンを引き継ぎました、あいです。

現在高校三年生で、将来は家庭科の先生になりたいと思っております。

そんな私が、今考えている食品ロスを減らす取り組みに関して、家庭科の先生の視点で書いてみました。

よかったら読んでもらえると嬉しいです!



食品ロスについて

私は「食品ロス」は日本人が直面している問題であり、解決しなければならないものであると考えています。食品ロスとはまだ食べられるにも関わらず捨てられてしまう食品のことを指します。

家庭やレストラン、スーパーマーケットなど様々な場所で発生しており、その量は国内で年間約600万トンと、世界から見ても高い値のため解決するべき課題であると言えます。

食品ロスは食糧問題や環境問題にも関係しており、持続可能な社会の形成のために世界的に取り組むべき課題です。子供たち一人一人が食品ロスについて知り、考え、行動していく手助けとなるように、また家庭内食品ロス量を少しでも減らすため、

私は家庭科教育で以下の2つに取り組むべきだと考えます。




1.「食品ロス」について知る


1つ目は食事や消費生活の学習で「食品ロス」について考えさせる授業です。
食品ロスとは何か、どのくらいの量が発生しているのか、なぜ問題になっているのかを学びます。食品ロスと聞くと自分には関係ないと思う人もいるかもしれません。しかし、家庭からの食品ロス量は約半分を占め、私たちに深く関連があります。そのため、子供たちが食品ロスについて考えることは家庭内食品ロスを減らすことに繋がると考えます。

家庭からの食品ロスの要因は、料理を作りすぎたりして残る「食べ残し」、野菜の皮や茎など食べられるとこまで拾ててしまう「過剰除去」、未開封のまま食べすに捨ててしまう「直接廃棄」があります。

授業ではこのことを提示した上で、自分達にはどのような工夫がてきるのか考える時間をつくることが良いと思いました。また、場合によっては買物時・調理・保存などいくつかのポイントに分け、考えやすくなるようにします。その際、グループでの話し合い活動を取り入れ、対話的な学びを行い、発表を通して他の人の意見を聞くことで子どもたちの視野が広がるような工夫が必要であると考えます。また、ふり返りの時間もとり、実際に家庭で生かせるような深い学びにつなげるべきです。



2.調理実習


2つ目は,食品ロスを意識した調理実習を行うことが考えられます。
家庭からの食品ロスで最も多いのが野菜や果物の皮や芯の過剰切除だと言われています。そのため 調理実習で包丁技能や環境に配慮した調理知識を身につけることで、食品ロスの削減行動に対して直接的な働きかけになると私は考えます。

例えば、 野菜くずの計量を行ったり、調理した時に出た野菜の皮や芯の部分を再利用して新たに料理を作ったりと、過利切除の削減や食材の有効活用を取り入れます。また片づけの際にも、環境に配慮した工夫を伝えるようにします。このように、ただ技能を身につけるだけの調理実習ではなく、野菜くずを可視化するなど子どもたちが食品ロスをより身近に実感でき、環境に配慮した調理法も身につけられるようにしていくことが大切だと思います。



以上の2つ取り組みなどにより、家庭科教育で子供たちに「食品ロス」について深く考え、実際に家庭や生活で意識するきっかけとなるような授業をすることが大切だと考えます。

また、このような取り組みをすることで持続可能な開発目標SDGs12の「つくる責任、つかう責任」のターゲットである、「食品ロス半減」にもつながるはずです。そのためにも一人一人が食品ロスを意識した生活を送ることが重要であると私は考えます。


最後まで読んでいただきありがとうございました!
次の方へ、バトンを繋ぎます。

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