見出し画像

個の時代とは、個人がたった一人で闘う時代という意味ではない。

社会の様々な課題に接し、あるいは、社会を変えていく人々の活躍を目にし自分にも何かできないか?と、誰でも一度は思ったことがあるのではないだろうか。 

自分ができることはないのかと立ち止まったあなた

そんな時に大事なのが、小さな一歩を踏み出すということです。大きなことでなくてもいいのです。小さな一歩を踏み出せば、小さな変化が自分に起こります。失敗しても大したことないという学びもあり、成功すればより大きな一歩を踏み出す勇気に繋がっていきます。

世の中のおかしな事、ひずみやゆがみに気が付いたとき。 それをどうにかしようと自ら立ち上がり行動を起こす人をチェンジメーカーと呼びます。

誰もがチェンジメーカーになりうる時代

近年、起業家の中でも社会起業家と呼ばれる人々が増加傾向にあります。社会起業家は様々な社会問題への取組みを事業として起ち上げる人を指し、その動きは徐々に広がってきています。通常の起業と手順や運営そのものは変わりありませんが、根本的に異なる点とはどのようなものなのか。

社会起業家とは、ソーシャルアントレプレナーと呼ばれることもあり、起ち上げた事業=社会的事業はソーシャルビジネスともいわれます。ソーシャルビジネスに関しては、経済産業省が3つの定義をかかげています。

社会問題を解決するものであること:現代社会が抱える様々な問題に対し、何らかの方法で解決に導く事業を行うこととされています。
利益を上げる事業であること:社会問題の解決を事業として掲げ、利益を上げて自社の資金で活動を続けていくことも定義のひとつです。そのため、運営形態自体は一般企業と共通する。
新たなビジネスモデルであること:これまでにはない革新的な方法で社会問題への解決に切り込み、新たな社会の改革を行う事業であることもあげられます。従来では実現しえなかった解決方法を見出す。

社会起業家が行う事業とは、定義は利益を求めるより社会問題に取り組むことです。社会的事業に利益を追求することを定義のひとつとしましたが、その利益は株主への還元のために上げるのではなく、次なる社会的活動に投資して事業を継続させるために上げるものという考え方です。

革新的な方法で社会問題に取組むことはもちろん、自社の資金で長期的に社会貢献することが求められます利益を生むことを第一の目的とせず、利益を社会に還元する考え方です。その結果、会社の社会的責任を果たすほか、会社の倫理に関する視点も磨き上げていくことが、社会的企業に必要な姿勢となっています。

このように社会起業家とは、ソーシャルベンチャーと呼ばれる新しいタイプの社会事業やNPO、NGOを立ち上げた人のことを指し、本気で世の中を変えようとしているユニークな社会起業家たちが世界には多く存在します。

自ら問いを立てる力

自分が世界を変えられると本気で信じる人たちこそが 本当に世界を変えていく。では、自分の中にあるそんな本気にどう向き合うのか。それには、自ら問いを立てる力が必要です。自らに問いを立てるためには、自分は何が好きで・得意で何に憤りを感じるのか、過去や現在の経験を振り返って自分と向き合い、自分の声に耳を傾けてみることが大切です。

企業で働いている人にとっても、今は副業の選択肢が増えています。興味を持ったら気軽に一歩を踏み出せる時代ですから。途中で辞めたり、別の一歩を踏み出したりしても良いので、まずは小さくても良いから興味のある分野でアクションを取ってみることが、何よりも重要だと思います。

今はSNSが発達し一人ひとりが発信者になれる、自分さえやる気になれば、誰もがチェンジメーカーになりうる時代です。

これまでの伝統的な会社や政府のような組織でもなく、人がアメーバ的に繋がる中、分野を問わず従来の組織が動かせなかったものを、個人が動かし始める時代になってきています。スクラムを組めば、個人の力はより大きくなり、うねりは大きな変革へと変わっていきます。

個の時代とは、個人がたった一人で闘う時代という意味ではありません個が価値観を共有する人と繋がり、必ずしも組織に頼らずに新しいものを紡ぎだしていく、それがこれからの変革の姿になっていくはずです。

決して大勢の仲間でなくてもいいのです、その大切なあなたの価値観を共有できるわずかな仲間と関わりを、継続的に保ち続けることが、とても重要なことなのです。

探究活動において、自ら問いを立てるには主体性と問題意識の育成が欠かせません。次回はそんな子育てにも繋がる自ら問いを立てる力について深堀して行きたいと思います。


読んでくれてありがとうございます! 頑張っているチームのみんなに夜食をご馳走しようと思います。