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「最良のユーザ体験をデザインするために」 〜HCD(人間中心設計)とは〜

まいど、執行役員のそめやんです。

少し前の話になりますが、5月23日(木)に生活協同組合コープこうべ様(以下、コープこうべ様)で開催され、67名の全国の生協職員様がご参加した「インターネット施策交流会(※1.)」で講演とワークショップのお話です。

今回、コープこうべアプリ開発プロジェクトでご一緒させて頂き、大変お世話になっているコープこうべ様からご指名を頂き、僭越ながらタイトルに記載した偉そうなテーマで50分ほどの講演と、30分ほどワークショップのファシリテーションをしちゃいました!


早速、講演の内容ですが、テーマはタイトルの通り「最良のユーザ体験をデザインするために〜HCD(人間中心設計)とは〜」です!

ズバリ!

「何を作る」ではなく、「誰のため」起点でサービスを創れていますか?創っていきましょう!

という主旨の講演内容と実践(ワークショップ)をしました。


近年、製品開発においてHCD(人間中心設計)のプロセスが活用されるケースが増えてきています。そこで、HCD(人間中心設計)とは「どういったプロセスか」、「ユーザと企業が得る価値は何か」などを事例も交えつつ、その上で、Webサービスやアプリをユーザへ提供していく企業の多くが陥る課題を問題提起し、具体的な活用方法の共有はサンプル企業と製品を例に挙げて伝えることで、より具体的かつ共通のイメージが湧く内容です。

また、ワークショップでは、前項のサンプル企業と製品の情報を基に、そめやんが推奨する「最良のユーザ体験をデザインするプロセス」を実践頂いて終了の流れでした〜!


結論からいうと、めちゃめちゃ楽しいステキな時間を過ごした訳です^^

そして、コープこうべ様が集計されたアンケートでは約95%の満足度を得る結果となり、自己満足じゃなかった点にホッと胸をなでおろしました。(汗

以下、アンケート内容の一部抜粋。

主旨は先ほどお伝えしましたが、具体的な内容はどうなん?って話ですよね。

それは、皆様にご指名頂き、講演する際にお伝えするとして〜
ざっくりとした内容をレポートします!


1. HCD(人間中心設計)とは

「アップル社やHCDプロセスを実践して開発された大人気のキッチン用品の事例を交えてお伝えすることで、HCD(人間中心設計)の概要をご理解頂きます。

・どういったプロセス?
・そのプロセスを実践する目的は?
・結果的にユーザと企業が得る価値は?

2. 「最良のユーザ体験をデザインする」プロセスとは (※.そめやん推奨)

多くの企業が陥りがちな課題に対する問題提起と対策(プロセス実行)をサンプル企業と製品を基に伝えることで、参加者のイメージの共通化とプロセスのポイントをご理解頂きます。

・Webサービスやアプリをユーザへ提供していく企業の多くが陥るポイントは思考に基づく行動は?
・プロセス(細かい各ステップでの実施内容とそれぞれのゴール設定)の推奨
・より具体的かつ共通のイメージを抱く目的でサンプル企業と製品の設定
・データ分析・ペルソナ作成・カスタマージャーニーマップのサンプル公開
・それぞれがなぜ必要なのか
・大手家電メーカー2社を例に挙げたペルソナを作る意味など

3. 個人/グループそれぞれのワークショップ形式による実践

2.の流れを踏襲することで、参加者に対して「1.2.3.全てが線となる構成にしています。これにより、インプットからアウトプットまでがスムーズになる設計で実践頂きます。

・2.で挙げた例(サンプル企業と製品)を基にまずは個人ワーク
・個人ワーク後はグループに分かれてグループワーク
・各グループ内で決めたファシリテーターを中心にアウトプットをまとめる
・最後に各グループワークの発表でアイデアをシェア


こんな感じです!

ワークショップでは、各グループ内の意見が活発に出ていたことから、主催のコープこうべ様と協議し、グループ発表を数グループから全グループに変更したほど盛り上がりました^^

そして、ワークショップで出たアイデアをコープこうべ様がまとめてくださったのですが、、、

これがまたかわいすぎぃーーーー!!!!

コープこうべ様以外の生協様ともお仕事をご一緒させていただいておりますが、
私自身、今回の経験を通して、より生協様への理解が深まった機会になりました!

今回の内容は一見すると「当たり前」や「常識」などと思われる方もいるとは思いますが、頭で分かっていても実態は「ないがしろ」になっていることが多いです。

そして、なぜ「ないがしろ」になるか?

「それはプロセスが明確に理解できていないから」

と思っています。

今後もこういった活動を通して、より愛され続けられるサービスをお客様と創っていきたいです。

※1.「インターネット施策交流会」とはなんぞや?!
「インターネット施策交流会」とは、全国の生活協同組合様(以下、生協様)と関係会社様で主にデジタル(IT)部門を推進されているご担当者様が集まり、各生協様が実施されている施策をシェアする場です。


■おまけ:コープこうべ様の運営の素晴らしさ
今回の講演とワークショップでは「会場の作り方」も学びました^^

会場の雰囲気はコープこうべ様の素晴らしいセンスでオシャレな空間が演出されおり、「何がはじまるんだろう!」。そんなお声が出ていた会場です!

生協さんはお堅いイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、細部に遊びゴコロがあり、何より準備した物は全てコープこうべの方の手作りなのが素敵です。
こうしたこだわりも生協さんっぽいなと思いました^^


そして、今回「ええやん!!」と思ったのは、これ!!!!

その名も「えんたくん」!!

写真は半円になったダンボールに台紙を乗せています。
これが「えんたくん」です!

どうやって使うかというと、この半円ダンボールがワークショップの各グループで使うテーブルになるんです!
そして、台紙はグループディスカッションで出たアイデアを書くスケッチになります^^

ワークショップ参加者は、円状に配置された椅子にそれぞれ着席頂き、真ん中に「えんたくん」を置いてワークショップスタート!!

そうです!この「えんたくん」がテーブルになるのです!!

テーブルを支えるのは自分たちの足なので、皆さん「テーブルが傾かないように」といういつものワークショップにはない気遣いもあってか、すごく和やかなワークショップになったのは、「えんたくん」のおかげでは?!と思いました。笑
※「えんたくん」のデメリットはテーブルを支えるのが座ってる人の足なので、身長差があると傾くところです、、、笑

講演やワークショップでの学びはもちろん、イベントを主催する際のアイデアもコープこうべ様から学ばせて頂き、大変有益なひとときでした^^

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