相手の裏の顔を見ないですむようにする

主張の仕方をうまくやれば、反感を買うこともなく、こちらも嫌な気持ちを引きずることなく、過ごせるかもしれないと前の日記に書いた。

それと似たようなことで、相手の裏の顔を見なくて済むようにしておくということが必要かもしれないと思った。

私はやたらと裏の顔を見せられる。

評判のいい人が、私にだけ他の人の陰口を言ったり、意地の悪いところを見せてくるのだ。

他の人の前では猫を被っているので、他の人からはそれが見えない。

そういったケースが重なり、なんでだろうと思っていたけど、自分は人の話を聞くときに、受容的に聞きすぎていたように思う。

意地悪な人にも丁寧に対応しようとしすぎて、聞き流せばいい話も本気で聞いて自分の考えをしっかり返してあげていた。真剣に考えた受け答えをすることで、好感度が上がり絡みが増えるリスクと相手の意に反する意見を言った場合は機嫌を損ねるリスクがあり、どちらにしろリスクしかない。サービス精神は大切な人にだけ旺盛にすればいいのに、何故そんなリスキーなことを警戒心ゼロでやってしまっていたのか、痛い目を見た今となっては昔の自分が理解できない。

こちらは意地悪な言葉を聞かされてだんだんと気が滅入ってくるし、向こうからしても自分の裏の顔を唯一知るやつなので、何か行き違いが起こると周りを固めて圧をかけ、潰しにかかられる。

あたりさわりなく、敵になるでもなく味方になるでもなく、相手を傷つけないような言い回しで相手の本音の部分を言わせないようにし、他人行儀に過ごせる距離感を保つのだ。相手に猫を被らせたままにするのだ。

本音や本当の顔は、大切な人だけで十分。

自分の本当の部分も、大切な人に見せるだけで十分。

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