あなたといたら 楽しいけれど不安がつのる 安心で新しい私は出てこない 違うよねこれ、違う
別々の時間と場所で流れている 私たちの日常が 月に1度か2度交差する。 時には親密に重なり合う 他愛のないお喋りや 戯れな会話や 時には手を重ねてみたり 瞳を覗いたり …
悲しさが流れてくる朝 泣いているのですね そんなにも愛して欲しいと願うのに 思い通りにならなくて 悲しくて悲しくて泣いているのですね 悲しみが溢れて ぶつけてしまっ…
今立っているところは分かれ道 この道は違う世界へのはじめの一歩 胸が潰れそう
おどけた仕草に 声を出して笑ってくれる おかえりなさい その笑顔とその笑い声 今日の雨空のような 力のない身体 少し沈んだ表情 あなたに触れちゃいけない気がして 伸ば…
たった今 死にゆく瞬間にいるとしよう 何を思うのだろう 出来なかったこと うまくいかなかったこと 後悔だろうか 恨みだろうか 怒りだろうか その瞬間 翳りゆく部屋にさ…
心理療法をするにあたって心に深く刻み込んでいたものがある。 「罪なきもののみ石持て打て」 有名なイエスの言葉だ。 姦通の罪と人々の罪は同じではないので、論点のす…
誰のせいでもないのです 全ての原因は弱さです。 そうじゃないという叫びが 届かないのも 取り違えることも 勘違いすることも あなたが責任を感じる必要はないのです。
こんな悲しい結末を 避けたかった 愛している思いだけを 残していて欲しかった それだけなのに わかっていても避けられないこと 知っていたのに それでもこんなにも胸がく…
手は心以上に語りかけてくるから 思わずそっと離して立ち尽した もう、終わりね
あの人以上にあなたを愛せる人は 山ほどいるよ。 私くらい愛せる人はいないなんて 嘘だから。 あなたは願ってるでしょ。 このままのあなたを変えようとせず、 そのままの…
静かに扉が閉じていく。 冥府への道を選んだあなたに 幸多かれと 願わずにはいられません ここからはおともはできません ぎりぎりまで削ってしまった命は これ以上持た…
お久しぶりです。 もうおしまいと言いながら あなたにこうして手紙を書いています。 ずっと考えていました。 私が何を思っていたのか、 何を感じていたのか 何をしたか…
家と会社の電話番号を教えた翌日。 会社のほうに彼から電話がかかってきた。 なにか緊急の連絡があったのかしら、と不思議に思いながら 電話をとった。 携帯がない時代の…
緑の苔のむこうに 錦に彩る山がみえる もうすぐ白い季節がくるのだ 一番好きな季節が秋のむこうに待っている
耳元でそっと囁く声がして目覚めた 窓から朝日が差し込んで 水が光る硝子の花瓶 秋桜の花びらがそっと落ちた 珈琲の香りに誘われて ベッドからふわりとすべり出ると 柔ら…
Saya
2023年2月11日 07:44
あなたといたら楽しいけれど不安がつのる安心で新しい私は出てこない違うよねこれ、違う
2022年8月21日 10:49
別々の時間と場所で流れている私たちの日常が月に1度か2度交差する。時には親密に重なり合う他愛のないお喋りや戯れな会話や時には手を重ねてみたり瞳を覗いたり笑いあったりそれだけなのにそのたった一日が残りの30日を支えている
2022年7月3日 15:56
悲しさが流れてくる朝泣いているのですねそんなにも愛して欲しいと願うのに思い通りにならなくて悲しくて悲しくて泣いているのですね悲しみが溢れてぶつけてしまったあなた大切な感情を押し込めないでくださいまったくの嘘じゃないのです
2022年7月3日 15:48
今立っているところは分かれ道この道は違う世界へのはじめの一歩胸が潰れそう
2022年6月22日 07:17
おどけた仕草に声を出して笑ってくれるおかえりなさいその笑顔とその笑い声今日の雨空のような力のない身体少し沈んだ表情あなたに触れちゃいけない気がして伸ばしかけた手を途中で止めたねえ、見えるかな空がどんよりしていても葉や苔についた雫の中に景色が映り込んでるよきらきらしてる雨粒ほどちいさくて何の力も持たない私だけれどおどけてみせることはできる大丈夫だよって祈るこ
2021年12月3日 09:22
たった今死にゆく瞬間にいるとしよう何を思うのだろう出来なかったことうまくいかなかったこと後悔だろうか恨みだろうか怒りだろうかその瞬間翳りゆく部屋にさす光光に浮かぶ埃雨音のリズム朝日夜空の月満天の星瞳に映れば全てが美しさで幕切れるのではないか人は誰もが必ず死を迎える逃れられる人はいない全ての人はこの瞬間が死にゆく時なのだ
2021年9月19日 12:41
心理療法をするにあたって心に深く刻み込んでいたものがある。「罪なきもののみ石持て打て」有名なイエスの言葉だ。姦通の罪と人々の罪は同じではないので、論点のすり替えであるということも承知の上であると断っておく。ではこれはどうだろう。「私ならそうしてほしいから、それをした」「自分がして欲しくないことはしない」の逆である。経験的に、「あなたはそうかもしれないけれど、相手は違うかもしれな
2021年9月19日 01:24
誰のせいでもないのです全ての原因は弱さです。そうじゃないという叫びが届かないのも取り違えることも勘違いすることもあなたが責任を感じる必要はないのです。
2021年9月17日 12:10
こんな悲しい結末を避けたかった愛している思いだけを残していて欲しかったそれだけなのにわかっていても避けられないこと知っていたのにそれでもこんなにも胸がくるしい
2021年8月11日 07:43
手は心以上に語りかけてくるから思わずそっと離して立ち尽したもう、終わりね
2021年4月25日 10:49
あの人以上にあなたを愛せる人は山ほどいるよ。私くらい愛せる人はいないなんて嘘だから。あなたは願ってるでしょ。このままのあなたを変えようとせず、そのままのあなたを慈しみ愛し抜いてくれる人。誰が聞いても正しいことだとしてもそれがなかったらこうなのにとかあなたの本来の姿はそうじゃないとかいう人じゃないよ。あなたに変わることを求めないの。そういう人に巡り会ってね。差し伸べ
2021年4月23日 17:16
静かに扉が閉じていく。冥府への道を選んだあなたに幸多かれと願わずにはいられませんここからはおともはできません ぎりぎりまで削ってしまった命はこれ以上持たないのです。自分で思う以上に力を使ってしまいました。もうこれ以上は祈ることしか私には残されていないのです。
2021年3月21日 15:16
お久しぶりです。もうおしまいと言いながらあなたにこうして手紙を書いています。 ずっと考えていました。私が何を思っていたのか、何を感じていたのか何をしたかったのか そう問いかけているともう終わりにしたいという言葉が浮かび上がってきてしまいます。 終わりにしたいって何だろうと考えてみました。 ずっとずっとむかし幼い頃知ってしまったことがあります。人の投
2021年2月28日 23:19
家と会社の電話番号を教えた翌日。会社のほうに彼から電話がかかってきた。 なにか緊急の連絡があったのかしら、と不思議に思いながら電話をとった。携帯がない時代の話。彼は恋人でもなく、告白されたこともなくて、みんなでお茶を飲んだり食事をしたりする友人の一人だった。 「もしもし」 聞きなれた彼の声である。 「なにかあったの?」「この番号、繋がるかどうかかけてみた」 今なら、
2020年10月30日 10:34
緑の苔のむこうに錦に彩る山がみえるもうすぐ白い季節がくるのだ一番好きな季節が秋のむこうに待っている
2020年10月21日 17:47
耳元でそっと囁く声がして目覚めた窓から朝日が差し込んで水が光る硝子の花瓶秋桜の花びらがそっと落ちた珈琲の香りに誘われてベッドからふわりとすべり出ると柔らかいまなざしが待っているそんななんでもない朝が愛おしい