託す。という感情は自然と生まれてくる感情だと初めて知った。
🌈
小錦ドッキリクラブ
konishikifestival
11月12日には、加治コーチ(バザー)のサッカースクール「LOCO STYLE F.C」(ロコスタイルフットボールクラブ)主催のKONISHIKI FESTIVALが伊勢原みのり幼稚園様の敷地を借りて行われる。
子供達がKONISHIKIに向けて発表やパフォーマンス、皆で運動会みたいな事をする予定だ。
一般には公開しないで行われる。
LOCO STYLE F.Cは、加治コーチが清藤くん(ポップ)とKONISHIKIのCDをプロモーション販売しながら日本縦断した時のCDアルバム「LOCO STYLE」から名前を取っている。現在100名くらいの生徒がいる。
日本縦断は、今から17年前の話だ。
私達の今回のKONISHIKIこと大関の40周年をお祝いしたい気持ちは、おそらく普通のイベントとは異なる。私達はイベントのプロでもないし、そこに利益を求めていない。
そもそも収益の一部を伊勢原文化会館事業協会への賛助金とコニサンタプロジェクトへの寄付金としている。
だけど自分達に出来る精一杯でお祝いしたいという事に、色んな人が力を貸してくれている。誰かのために動く街の温かさを本当に感じている。
小学校4年生の彼もそのうちの1人になる。
この日、私は1人の少年の元に出向いた。コウキ君だ。
コウキ君は今回、フェスティバルのメイン司会を担当する。
放送席の大関の横に座っての予定だ。
プログラムの説明や、競技の合間の場繋ぎトークや質問。彼の行う事はフェスティバルの核だ。
私は、コウキ君に大人達がどれだけこの企画に真面目に向き合っているのかを直接話しに会いに行った。
初めましての握手を交わし、どういった経緯でフェスティバルが開催されるのか、大関の相撲の歴史から私達の出会い、今までの交流、そして今回のコンサートへの流れを話した。
コウキ君は、しっかり大関の事を勉強していた。私が話す内容や、私が着ているパーカーのこと、大関の相撲の歴史。
調べて知っている事をハキハキと答え、私達と大関の関係や経緯をしっかり頷きながら敬意を持って話を聞いてくれた。そこには、大人と子供というような年齢の壁は存在しない。
真面目に聞いているか聞いていないかは、誰にでもわかる。真っ直ぐに目を見られた。
「本番までにもっと勉強したいです」
真っ直ぐに答えるその言葉は、ダイレクトに心に響く。真剣な好奇心だ。
それは自分のためかもしれないけれど、同時に人のために動いていることにもなる。
ああ、嬉しいな。
素直に思えた。私は、加治コーチがコウキ君を信頼して選んだのだから私もコウキ君を信じるということ。
今後のコウキ君の人生の大切な1ページになり得るかも知れないということ。だから一緒に目一杯楽しもうということ。不安な事は聞いて欲しいということ。
そして、なによりコウキ君の今の一生懸命な気持ちはしっかり大関に伝わるということ。
それから、「やる」か「やらないか」のチャンスが自分に起きた時に「やる」を選べたコウキ君は凄いということ。それは今後も大切な事になる。「やる」を選んだから現在の私達もここにいてコウキ君と繋がったことを話した。
4年生のコウキ君は、
「本当に本番が楽しみです」と笑顔で答えた。
これから加治コーチの生徒は、皆で大関への質問を考えたり、出し物を考えたりする。
改めて思うが、大関という一人の人間の大きさを感じる。それをしっかりと子供達に伝えられるものを準備したい。
そして、自分達にしか出来ないやり方で大関をお祝いしたいという方向は間違っていないと思う。
きっとこの一日は、子供達にとってたまに思い出せるとっておきの一つになると思う。
なんのはなしですか
昔、子供の時に有名人やプロ野球選手が自分の学校にも来て欲しいなと漠然と思っていて、それが結局叶わなかった事を思い出した。
そして、今子供達にそれを実現させられる側に回れた事を喜ぼうと思った。
自分がその「主役」になることを昔は描いていたが、挫折の先にあった今も悪くないと思う。
Tシャツは、前回の7年前にKONISHIKI CUPというサッカー大会を開催した時に大関が当時の生徒達にデザインしてプレゼントしてくれたもの。
家にあったからね。
それを託した。
いいですか?
これは、ノンフィクションです。
コウキ君はTシャツを貰ってさらにやる気になって相撲の勉強を始めたと連絡があった。
普段頑張れは使いませんが、君が頑張った分だけ人を震わす事が出来ると思う。「頑張れ」
結末は最高になると決まっている。
と、私が好きな今回のポスターをデザインしてくれた守門さんが言っていた。
本当にそう思う。応援してあげて。
さぁ皆さん。自分の4年生の頃なんてっていう愚痴はどうぞコメント欄へ。
私なんて、可愛い子の隣の席になりたいか給食のカレーを願ってしかいなかった。
自分に何が書けるか、何を求めているか、探している途中ですが、サポートいただいたお気持ちは、忘れずに活かしたいと思っています。