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開拓星のガーデナー

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惑星開拓が一つのビジネスとして成立した、未来。 日本人の青年ショウマは、惑星スダースの開拓チームに参加。居住の障害となる「樹獣」の排除のため、歩行機械「ガーデナー」に乗り、戦うこ…
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記事一覧

開拓星のガーデナー(一気読み)

第一話やりやがった。 僚機のナパームが炎上させたのは、折り重なった樹獣の群れ。下には仲間…

餅辺
5年前
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開拓星のガーデナー #9(終)

前回を読む 公開マガジンを読む バキバキと、何かが砕かれる音が聞こえる。おそらく、巨大樹…

餅辺
5年前
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開拓星のガーデナー #8

前回を読む 公開マガジンを読む ミラン・カスバートは偉大な植物学者だった。常に先鋭的で向…

餅辺
5年前
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開拓星のガーデナー #7

前回を読む 公開マガジンを読む 僕はこみ上げる嘔吐感をこらえ、必死にモニターを覗く。揺れ…

餅辺
5年前
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開拓星のガーデナー #6

前回を読む 公開マガジンを読む 手のひらに乗せた破片を、ズームして検める。その質感も、断…

餅辺
5年前
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開拓星のガーデナー #5

前回を読む 公開マガジンを読む 足元の振動が伝わり、座席が揺れる。この振動に慣れるか心配…

餅辺
5年前
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開拓星のガーデナー #4

前回を読む 公開マガジンを読む 果てしなく白い雲の上。限りなく澄んだ海の底。見果てぬ冒険の夢とともに僕は……ショウマは育った。先人たちの遺した数々の発見の偉業。その末席に、自分の名を刻み込む。それが僕の夢であり、人生の目標……そう思っていた。 西暦2058年。時は流れ、僕は16歳になった。日本では法的にも社会的にも立派な成人だ。そして大人になった僕が、夢のためにまず何をしたかというと……何もしなかった。 なぜなら、僕が大人になるまでの僅かな間に、この地球に残っていた僅か

開拓星のガーデナー #3

前回を読む 公開マガジンを読む 正面モニターいっぱいに、巨大な目が映し出される。正面から…

餅辺
5年前
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開拓星のガーデナー #2

前回を読む 公開マガジンを読む 先制攻撃だ! ナパーム弾を撃ち込み、一発で片を…… (い…

餅辺
5年前
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開拓星のガーデナー #1

公開マガジンを読む やりやがった。 僚機のナパームが炎上させたのは、折り重なった樹獣の群…

餅辺
5年前
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