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子連れの見学、大歓迎です

来年度の入園に向けて
保育園の見学ラッシュが続いています。

ありがたいことに、
ConoCoにもここのところ
毎日のように見学依頼のお電話が。

そんなお電話のなかで
たまにいただくご質問が
「見学に子どもも連れて行っていいですか?」
というもの。

きっとぐずったり走り回ったりということを
ご心配されてのことかと思います。

レストランやコンサートホールなどの文化施設だと
どうしても小さい子ども連れは
気が休まらないところもありますよね。

でも、保育園の見学は
子ども連れ大歓迎です。

むしろ一緒に見学に来ていただく方が
ありがたいくらいです。

公園の親子

その理由のひとつには、
入園される(かもしれない)子どもの様子を
事前にしっかりと見ておけるということがあります。

身体や運動機能の発達の具合や、
人見知りがあったり好奇心旺盛だったりといった性質的な面など、
ちょっとした見学の時間内でも
得られる情報はたくさんあります。

それをもとに、
たとえばその子が入園してきたときに
どんな環境が必要か、どんな働きかけが必要か、
他の子どもとの兼ね合いも考えながら
なんとなくイメージをしておくことは、
次年度の計画を立てるにあたってとても重要なことなのです。

またそれ以外にも、
親の考え方や今の状態、
親子の関係性を見られる大切な機会でもあります。

育児で手いっぱいになっていないか、
孤独な育児をしていないか、
子育ての知識や周囲の助けがどのくらいありそうか、
お話していくなかで知ることができます。

そうすると保育園に来られてから
どういった支援が必要になりそうか考えておけるのです。

そういった視点から、
ご夫婦そろってや祖父母と一緒に見学に来られるのも大歓迎です。
どういった方が子育てを手伝っているのかわかりますし、
夫婦間・家族間での子育てに対する考え方や
生活のスタイルも見えやすいので、
こちらも入園していただいたあとに連携をとりやすくなります。

室内の家族

保育園側の視点ばかり述べましたが、
保護者側にも子連れ見学のメリットはあると思います。

小さな子どもにとって園見学で訪れる園は、
当然ながら見知らぬ場所で見知らぬ人だらけ。
(未就園児むけのイベントなどで訪れたことがある場合は別ですが。)

知らない環境や集団の中に入ったとき、
子どもがどういう反応をするのかを
親自身が知ることができます。

親から一歩も離れなかったり、泣いてしまったり、
反対に臆することなく保育室のなかに入っていって
おもちゃであそび始めたり…。
一人ひとり子どもによって見せてくれる表情は変わります。

そういう姿を見ておくことで、
入園までにもうすこしこういう経験をさせておこうとか、
気持ちを安定させてあげるために一緒の時間をつくっておこうとか、
うっすらとでも入園までの見通しを持つことができるのです。

実際園に入ってみたら想像していた様子と全然ちがった、
なんてこともしょっちゅうなのですが、
それでもなんとなくでいいので
そういう見通しを持っておくことが
親子にとって大切だと感じています。

もうひとつ保護者側の大きなメリットとして、
保育者の人柄や子どもへの実際の接し方、
園の方針といったものが見えやすいということがあります。

保育者の子どもへの扱いが乱暴ではないか、上からではないか、
一人ひとりの親の悩みにも丁寧に向き合ってくれそうか、
話はしやすそうか、受けとめてくれそうか…。

保育園とは長い期間のお付き合いになります。
それも大切な大切な子どもという存在を
あずけることになるのです。
信頼関係がないとやっていけません。
信用できる、安心できる印象が持てるか持てないかは
とても大事です。

子どもや家族と一緒に見学に行くことで、
色んな視点から園や保育者を見ることができると思います。

コロナで複数人での見学が
なかなか難しいという場合もあるかとは思いますが、
できれば子ども連れで、
そしてご家族一緒に、
園見学に行ってみてください。

見学するなかで、
保育園への入園を楽しみにする気持ちを
持っていただけたら、なによりです。


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