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【絵本紹介】 いのりの石: 原爆を経験した「しき石」はたくさんの国へ〜低学年の感想

もう何年も前に子供達に読んだ本ですが、久々に読んでみました。原爆の話は辛いけど、低学年にも受け入れやすい、たんたんとした口調です。戦争の恐ろしさが伝わったようです。小学校のおはなし会では、必ずこういったお話を取り入れます。

被爆した しき石 のおはなし
広島電鉄の敷石が、平和の祈りのシンボルになるまで 

「しき石」って?写真を見せて説明します。

広島電鉄の敷石に観音様を彫って世界中に配ったそうです。

「いのりの石」

1年生 ぼくは 「いのりのいし」がおもしろかった。たくさんの人がしんでしまいました。かなしくなりました。せんそうはだめだとおもいました。 1年生 せんそうで女の子がいきのこってよかったけど、川でいっぱいの人がしんでいるのがこわかったし、いるかこないかわからなかいし、こんなことになったらどうするかわからないからこわいなと思いました
1年生 ぼくは「いのりのいし」がおもしろかったです。しきいしがしゅじんこうで、ひろしまとながさきはげんしばくだんがおちました。しきいしとおんんなのこやすくない人だけがのこって、たてものや多くの人たちがいなくなってうつくしい川にもたくさんの人のしたいがういていました。げんしばくだんがおちてから「しきいし」が「いのりの石」になって、アイスランドでひろしまに人たちをいのっているおはなしでした。おしえてくれてありがとう。
2年生 「いのりのいし」がすごくなけました 3年生「いのりの石」という話は、原子ばくだんで県がなくなって悲しい話を聞いて、そんなことをなくすためにどうしたらいいのかなと考えました。
3年生 「いのりの石」は外国に持っていって日本のことをしってもらうために作ったのをはじめてしりました。「いのりの石は一番感動しました。
3年生 「いのりの石」が一番よかったと思います。理由はせんそうが起きてたくさんの人がしんでしまいますが、その後にやさしい女の人の顔を作って、「いのりの石」になるところがよい所だなと思いました。

1968年、電車の敷石の交換により、広島電鉄から石が払い下げられる。その後、世界平和を愛し祈る、延べ一万人の人々が歳月をかけて、線路の敷石200個あまりに、「観音像」と文字「From hiroshima」を彫り込む。石はたくさんの国に行き、平和への祈りを続けている。

いのりの石―ヒロシマ・平和へのいのり こやま 峰子


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