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三田プレーパークプロジェクト

大学のころのボランティア活動で子どもの遊び場を作りました。

(期間:2000年4月~2001年3月)
子どもが自由に遊べる冒険遊び場「プレーパーク」。「自分の責任で自由に遊ぶ」がモットーな遊び場に感銘を受け、住民たちと一緒に作っていきました。

大学生の頃の昔話

これはちょっと昔、と思いたいだいぶ昔の話です(笑)。

子どもの頃から、どんどん開発されていく町の中、木や原っぱが残る空き地のようなところを探して遊んでいました。そんな遊び場がどんどん減っていき、こどもたちはファミコンからゲームの世界へと遊び場を移す時代です。

ゲームが全て悪だとは言いませんけど、「おりこうさん」を求められ、遊ぶのはデジタルの中だけの世界では、子どものパワーは、発散でききれない。そして高学歴優遇時代、遊びよりも勉強。この頃から子ども達が、どこかにストレスを抱えはじめたように思います。

私が高校くらいの頃、17歳の子どもがバスジャック、子どもが小動物を次々に虐殺、、、子ども達が起こす事件が一気に増えました。

彼らがどういう生活を送っていたか知りませんけど、私には、子どもの頃に思いっきりできなかったストレスや遊びのなかで学べたものを学びきれなかった事が爆発していたように見えました。

このままではおかしなことになる。 そんな気がしていました。

そこで、入学したのが、関西学院大学の総合政策学部で、今で言うところの都市政策、コミュニティデザインを勉強していました。 今からサバを読んで20年くらい前の話です。
ちょうどバブルもはじけ、高度成長の影もなくド不景気な頃です。
なんやかんや言うて、若かったですから、そこまで真面目な生徒ではなかったです。

3回生のある日、友達から、「子ども達が自由に遊べる遊び場を、住民の人たちを集めて、一緒に作ってみないか?」と誘いを受けました。
(忘れかけてた)「こどもの遊び場」への思いと合致したのもあって、即答で参加しました。

どうやって集まってくれたのか覚えてないけど、大学がある三田市に住む住民の人たち(10人弱くらいかなぁ)が協力してくれました。
学生達で、東京世田谷にある「冒険遊び場 プレーパーク」に視察に行きました。「自分の責任で自由に遊ぶ」をモットーとしたその遊び場は、木登りしたりトンカチで遊び道具を作ったり、泥んこびちゃびちゃになって子ども達が自由にのびのびと遊んでいました。

その体験を三田市の住民のみなさんとシェアし、常設でなくてもイベント的にそんな遊び場を作っていこうと毎週会議を重ねました。
どこか土地を貸してくれるところはないか?
広告はどうやってやるか(SNSのない時代ですから)?
道具は何が必要か?
ショベルとスコップはどっちがどっちだ?
PRするのに、資金集めに町のお祭りで焼きそばを焼こう!
など、毎週学校終わりに住民の人たちと会議を重ねました。

予算があるわけではないので、全部持ちよりでボランティアです。 私が学生の間に臨時プレーパークが開催できたのは、2、3回だったかなぁ~。

たぶん代表(友達)の繋がりで、後に県立有馬富士公園の遊びの王国やそらぷちキッズキャンプで一緒に活動する人達と出会ったのもこの頃。

就職とともに、活動に参加することが減ってしまって、後輩たちに引き継ぎました。
就職とは言え、若いとは言え、その後ほとんど顔を出すことができず、今となれば、ちょっと薄情だったかなぁなんて思ったりします。

検索してみると、三田プレーパークプロジェクトは、まだ継続して活動しているようです。ちゃんと発足当時の歴史も記載してくれている。そのうち遊びに行ってみようかなぁ。 歓迎されるかな?放ったらかしにして、大変だったんだよ!と怒られるかな?


三田プレーパークプロジェクト だいぶ遠回りしたけれど、結局今やってる活動の基本は「プレーパーク」です。私一人でやる工作ワークショップも、できるだけ自由に、思いのまま自分の作品が作れるようにと思いながら環境を整えます。

結局、なにも変わってないんだなぁと思う今日この頃です。
不思議なものですね。

でも、何も変わってないと思う反面、この時の経験は間違えなく自分の糧になっているんです。一生懸命やった事って、すぐに結果がでなかったり、何のためにやっていたのかわからなかったりすることは多いです。だけど、成功した事も失敗したことも、歳をとるにつれて必要な経験だったと噛みしめる日が来ます。やったらやった分だけ必ず成長するんですよ。

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ストリートライブで「投げ銭」をいただくような感じです。 画材や工作材料・研究、イベント出店費などに充てさせていただきます。間違えても、お菓子なんか買いません(笑)!